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Headline News

2022.01.23
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カテゴリ:社会・政治・時事
​ 私が、本著タイトルから最初にイメージした内容とは、随分異なる一冊でした。
 私は、苦境に喘ぐテレビ業界について論考した内容のものをイメージしたのですが、
 本著は、『さよならテレビ』というドキュメンタリー作品を担当した
 東海テレビのプロデューサーが、ドキュメンタリーについて記したものです。

 著者が関わった数多くのドキュメンタリー作品について、その制作過程が描かれ、
 ひとつひとつの作品を作るために、どれほどの苦労があったかがしっかりと伝わってきます。
 なかでも、樹木希林さんが関わった作品の記述については、とても興味深い内容で、
 それぞれのエピソードに、希林さんの人柄がよく表れていると思いました。

  「この番組で、何を言いたいですか」
  番組をモニターした後、記者にそう質問されることが多い。
  最初は丁寧に答えていたのだが、だんだん馬鹿らしくなってきた。
  「いま観たでしょ。それを書いてください。
   小説を読んで、作家にそんな質問しますか。
   画家に絵の意味を解説させないでしょ」
  作品を観てもなお、作者の意図を聞くというのは、どういうものだろうか。
  ただの番組宣伝の場だと思ってしまうと、そんなやりとりでいいのかもしれないが、
  記者との真剣勝負を求めているというのに、あまりの残念さに、
  つい辛辣なことを言ってしまう。(p.324)

本著においても、著者のこの考えが貫かれているように感じました。
決して「この本で、何を言いたいですか」などと、質問してはいけないのです。





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Last updated  2022.01.23 10:19:06
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