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カテゴリ:社会・政治・時事
今期の朝ドラはSNS上で叩かれっぱなしのようだけれど、
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の方は、随分と評判がイイらしい。 私も、朝ドラは夏本番になる前にリタイアしてしまい、 代わって、大河の方を本腰を入れて見るようになりました。 しかしながら、途中まで、PCに向かいつつ、時々画面を眺める程度だったため、 登場人物やこれまでの事の経緯が、十分には分かっていない……。 そこで、本著を読んで、頭の中を整理することに。 副題は「闘争と粛清で読む『承久の乱』前史」です。 中学校や高校で、時代の大まかな流れについては勉強したはずだけれど、 源平合戦や鎌倉幕府の成立、承久の乱といったところは、ピンポイントで覚えていても、 それらを繋ぐ時期の諸々、特に鎌倉幕府成立から承久の乱の期間については、 「ややこしそう」という印象しか残っていませんでした。 しかし、本著を読むと、予想以上の殺伐としたドロドロ展開。 昔々、吉川英治氏の『私本太平記』を読んだ際に、 ころころと敵味方が入れ替わる展開に、大いに驚かされたものですが、 やはり、その時代に繋がるものが、既にこの時代にあったことに気付かされました。 *** 長刀の制作者は三条小鍛冶宗近。 刀工三条一派の開祖であり、天下五剣の一つ三日月を鍛えたことで知られる。 そんな彼が祇園社(八坂神社)に寄進した薙刀を 「欲しい」と求めたのが親衡である。(p.138) 泉親衡は、千手丸(源頼家の遺児)を擁し、義時打倒を画策した御家人ですが、 この文は、京都の祇園祭に立つ山鉾の一つ、長刀鉾に立てられる長刀を、 親衡が、一時期所有していたというエピソードを紹介したものです。 しかし、この文の中で私の目に留まったのは、三条小鍛冶宗近の方。 「そうか、長刀鉾の長刀を、あの宗近が……」 「刀剣乱舞」をご存知の方なら、納得していただけるかと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.09.04 12:58:27
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