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Twist@ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
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2024.03.29
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​ 著者は、松永クリニック小児科・小児外科の医師・松永正訓さん。
 千葉大学医学部付属病院小児外科に教室員(医局員)として19年間在籍するも、
 40歳時に解離性脳動脈瘤を発症、大学病院の勤務継続が困難になってしまいます。
 その後の新たな職場探しは困難を極め、最終的に開業医を目指すことに。

 解離性脳動脈瘤に対する医療的対応や、新たな職場探しに奔走する姿、
 さらには、開業に至るまでの詳細な道のりに関する記述はリアリティーに満ち溢れ、
 強く胸に迫ってくるものがあります。
 著者自身もかなり自信を持っておられるようですが、相当な筆力の持ち主です。

開業後のエピソードや裏話も興味深いものばかりで、頁を捲る手が止まりません。
また、著者の思いや考え、人となりがしっかりと伝わってきて、感動すら覚えます。

  ぼくは、受診した子どもが人生で初めての風邪だった場合、
  「風邪とはなにか」「風邪薬の役割は何か」「自宅でできるケアは何か」
  「どういうものが再診した方がいい危険なサインか」をみっちり説明している。
  これは結構時間がかかるが、
  一般の人に対する教育という意味でも大事だと思っている。(p.166)

  最終的には医師の実力で、そのクリニックのレベルは決まる。
  立派な医療機器に惹かれてクリニックを受診しても、
  やがて患者はその医師の真の力を自然と知ることになるだろう。
  はっきり言って、小児科は聴診器一本あれば、
  ほとんど100%の医療を行うことができる。(p.168)

  患者を「見て」「触る」ことは医者にとって基本であり、
  必須のことだと若い医師には口を酸っぱくして言いたい。(p.211)

読んでいて、気持ちがスキっとするような一冊でした。
ぜひ、一読を!





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Last updated  2024.03.29 11:41:40
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