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カテゴリ:国内旅行365
こんにちは。
本日も、新刊「おもしろ歴史ウォーキング 神奈川編」からのネタです。
神奈川県は、日本史に大きな影響を与えた鎌倉や小田原があります。中でも鎌倉は、一時期武家の首都にもなっていた場所。
鎌倉には、当時の史跡が数多く残っていますが、その近くにも興味深い場所があるのですよ。
…ということで、今回、ご紹介するのは、第6章の『 横浜の涼感スポット・帷子川親水緑道と悲劇の名将・畠山重忠の旧跡 神奈川県横浜市 』
横浜というと、異人館や外人墓地などの観光スポットをイメージしがちですが、豊かな自然の中で水辺の散策が楽しめるところもあります。
本日は、歴史に触れながらハイキングをしてみようか、と。
諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。
それでも、普通のブログの記事としては多いかも。
すべての記事は、こちらですよ。
是非、本書もご覧いただければ幸いです。
1.過去と現在の景観との違いを楽しめるのもウォーキングの魅力
今回ご紹介するのは、神奈川県横浜市旭区。緑豊かな水辺と歴史をめぐるウォーキングコースが整備された地域です。都市景観大賞特別賞を受賞した美しい街並みも魅力的ですよ。
ウォーキングのスタートは相模鉄道の鶴ヶ峰駅です。横浜から相模鉄道に乗り換え、快速だと12分足らずのベッドタウン。しかし、駅から少し歩くだけで大自然の景観が味わえる穴場スポットがあるのですよ。
…と、知ったかぶりをしたくなるのは、今から20年ほど前に訪れたことがあるからなのです。
当時は、田園風景の広がるのどかな場所といったイメージでした。森の中の古いお堂と渓谷、水量の豊かな滝もあったりして、ハイキング気分で楽しめたのです。
でも、あれから横浜の郊外も急速に開発が進みましたからね。どれくらい町が変わっているだろうかという点も、最近のウォーキングの醍醐味のひとつ。
鶴が峰駅前は、あまり記憶に残っていないのですが、超高層のマンションやショッピングセンターがありました。
当然、20年前はなかったような。
駅前には、いまやどこでも見かける飲食店のチェーン店が軒を並べています。まあ、駅前は変わっても、駅から遠いエリアは20年間でそれほど変わってはいないでしょうね。10年前に出版されたガイドブックにも、コース上に食事や喫茶を楽しめる店が少ないと書かれていました。
ということで、駅前のスーパーで昼食をしこたま購入します。
おにぎりの詰め合わせ弁当と巨大おにぎりと普通のサイズのおにぎり。なぜおにぎりばっかり購入したかというと、パンよりカロリーが少ないから。しかし幾らなんでも買い過ぎたと、あとで後悔する羽目になるのですが…。
2.プチ里山ハイクの気分を味わえる帷子川親水緑道
曇って雨もパラついていましたが、それにめげることなくまず向かったのが、帷子川親水緑道。 ほんの5分ちょっと歩くだけで、駅前の繁華街から住宅街、そして緑あふれる公園の三つのおいしさが味わえるのですな。まるで、三色パンみたい。
親水緑道の近くを流れる帷子川は、かつてこの地域に多くの水害をもたらしたのだとか。
それを防ぐためにバイパスの河川を作ったらしい。そして親水公園として生まれ変わったのですな。
親水緑道を歩くと、最初は整備された公園の雰囲気だったのですが、次第に自然の渓谷の雰囲気に変わってゆきます。 小さなつり橋やバードウォッチングの施設などがあると、プチ里山ハイクの気分。
この水辺の景色は、どこかで見た美術館の油絵に、構図が似ているような気も。
3.歴史のロマンが生まれそうな白根不動尊
親水緑道を堪能したあと、帷子川を渡り、住宅街をテクテク歩いて白根不動尊へと向かいます。 小さなお堂ですが、ご本尊も小さく約5センチの不動明王の座像らしい。
しかし、この座像は、前九年の役のとき、源義家が兜に収めて大勝した由来があるとのこと。平安時代に作られたお堂は、建武の中興の際、新田義貞の兵火によって焼失したそうです。
でも、江戸時代になってから、不動明王のご本尊が近くの畑から出土し、その後再建されたのですか。
お堂の中にあったら燃えていたでしょうから、その前に誰かが埋めたのですかね。 当時の様子をイメージするといろいろな歴史のロマンが生まれそう。 お堂の裏は、中堀川という小さな川になっています。崖のところには、今でも行者修行に使われている白糸の滝の小滝や龍神を祀った岩の祠などがありました。
崖の上にあるのが白根神社。
同じ境内にお寺と神社がある形式は、明治の神仏分離によるものだそうですね。この場所には、もともとお寺があったそうですが。
お参りしようとすると、正面の階段で昼寝をしていたニャンコが大儀そうに脇へどいてくれました。
人懐っこい猫で、建物のまわりを歩き回っていると私の後ろについて移動します。わかりにくいですが、社殿の柱の下に招き猫みたいに写っているのが見えますか?
人懐っこいというより、私を不審人物として監視していたのかもしれませんが…。
4.開発が進む住宅街に聳える白糸の滝・大滝
白根神社の丘をくだると、滝の音がしてきました。
これが白糸の滝の大滝。
大滝といっても、幅7メートル、高さ3.5メートルしかありませぬ。ただ、滝の近くまで行けるので、頭から水しぶきをあびて、そこそこ滝の迫力を感じることができました。
かなり忘れた部分もありますけど、20年前に来たときは、深い森のなかに滝があったような気がします。
(以下、「おもしろ歴史ウォーキング 神奈川編」に続く)
このあと、住宅街から一歩中に入るだけで、深山幽谷気分を満喫できる公園を堪能しました。自然の森をそのまま生かしたような風景で、アップダウンもあり快適なハイキングを楽しむことができましたね。
鎌倉時代、謀略で殺された悲劇の名将・畠山重忠終焉の地の近くには、今なお語り伝えられる伝説が残っているのが印象的でした。
神奈川の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、こちらをご覧いただければ幸いです。
「おもしろ歴史ウォーキング 神奈川編」
(参考) 目次より 第1章 幕末の日本が震撼! 黒船が襲来した三浦半島・浦賀と当時の面影を残す浦賀道 神奈川県横須賀市
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最終更新日
2019年11月16日 14時05分08秒
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