テーマ:政治について(19785)
カテゴリ:時事
といっても組織論に詳しいわけではありませんが、あまりにおかしなことを言っている人がいたので。
憲法3条 対 憲法4条 しかしね 組織論で言えば(くまさんの自立)
指揮系統の話をする時には、「指揮の正しさ」が問題となります。上役の命令を「何も考えずに実行する」組織は非常に危険です。 企業で上司が指示した内容が、本当に会社のためなのか、それとも上司の私利私欲のための指示なのかを考え、それが会社のためでないと考えるなら、諫言しなければ、会社自体が大きな損害を被ることになります。 軍隊の部隊長が、不利な戦況でもないのに、「俺は戦争に反対だから、いますぐ武器を敵に渡して投降しろ」と命令されて、その命令を何も考えずに実行する兵士がいるでしょうか。
最近の企業ではコンプライアンスを重視していると思います。コンプライアンスは、社員個々人が「法令遵守」の意識を持っていなければ、会社自体の存続を危うくするために必要とされています。 それをボトルネックと考えるのは、危険な考え方です。
「苦言」とどうしても思えない理由がさっぱりわかりません。宮内庁長官は部局の長だと思います。ここは何が言いたいかさっぱりわかりません。 また、苦言・諫言を言えない組織は、独裁的な組織であり、必然的に腐敗していきます。 組織内で自主的に決めたルールを、組織のトップが堂々と破る。これ以上に、組織を堕落させるものはありません。 組織のリーダーは、指示の内容について意見があったとき、きちんと納得させる理由を説明できなければなりません。 逆に言えば、トップの指示が、部下を納得させられるものでなかったからこそ、部下は「トップの指示の問題」を世間に告発せざるをえなかったのでしょう。
前の記事でも書きましたが、そもそも平野官房長官が「政治的に重要だから」と言い出したのです。 羽毛田宮内庁長官は、記者に「政治利用か?」と問われて、「そういうこともできる」と答えたのであって、宮内庁長官が仮に黙っていたとしても、政治問題になっていたことは明らかです。 長官としては、「こんなことが二度とあって欲しくない」ということに尽きると思います。天皇陛下の健康問題を考えたとき、陛下の予定がくるくると変わるようなことがあってはならないのは当然です。
マスコミは、「話題になりそうなこと」しか報道しませんからね。 「天皇陛下に会う」ということが、「政治的な意味」を持たなければ、誰も騒ぎませんよ。
「国事行為なんて範疇を大きく捕らえれば、全て政治主導」 全く違います。国事行為は儀式であり、政治ではありません。 過去の戦争の反省にたって、これまでそれが守られてきました。 「儀式」に政治的な意味を持たせること、それが「政治利用」そのものです。
国事行為、行事に「優劣」をつける小沢一郎の考えこそが、「政治的」です。
日本には意見を述べる自由があります。また、「反対意見」を許さない組織は、ひとたびトップが道を誤れば、あっという間に崩壊への道をたどります。
小沢一郎は、あくまで党の幹事長にすぎませんから、政府の一員ではありません。したがって、小沢が「反対する人間は辞めるべきだ」などと言っても、組織外の人間の一意見にすぎません。 株主の一人が、「あの社員をやめさせろ」と言ったところで、会社が従うことはありません。
企業の工場では、特許技術やノウハウなど重要な営業上の秘密があることがあります。工場長が「企業秘密が漏洩するから見学させられない」と言っているのに、社長が「大丈夫大丈夫」と安請け合いして見学させ、その結果、企業秘密が相手企業に漏れて、会社が大損害を受けた、なんて事例も考えられます。 工場長は左遷させられるかもしれませんが、会社自体も残っていないかもしれませんね。 まあ、今の状況は、鳩山由紀夫という株主総会で選ばれた社長が、小沢一郎という大株主の言いなりで、自分では何も決められないという状況のようですが。
外務省が中国政府に「早く申請するように」とせかしたのに、15日の会見について申請したのがやっと23日とかそのあたりです。1日や2日なんてものじゃありません。 しかも、いったんは「無理」って言っていたのを、「やっぱりやれ」とごり押ししたのが4日前。ルールを尊重する気のこれっぽっちもないトップがいる組織に、「指揮系統を守れ」なんて言って誰が言うことを聞くんでしょうか? トップを範を示してこそ組織は成り立ちます。「俺がルールだ。俺の言うことにはなんでも従え」というのは、単なる独裁者です。 独裁者が「戦争するぞ」と言えば、それに反対するのもダメなのでしょうか? そういう組織論を振りかざす人が、日本を戦争に導いたのかもしれませんね。
まあ、マスコミは話題にさえなればなんでもいいわけですからね。 「本当にこんな時しか自民党議員がマスコミに出てこなくなってしまった。自民党の影がない」 これを何故かと考えたことはないのでしょうか。 自民党以上に、共産党の影がないように思いませんか? なぜマスコミは野党を取り上げないのでしょうか? そっちの方がよっぽど問題だと思いませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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あまりにも的外れ過ぎて笑ってしまった。
たかが一役人が国民の選挙によって選ばれた議員で組織された内閣に逆らう? めでたく民主主義崩壊である。 羽毛田に内閣の最終判断後に文句をつける権利も無ければ(職を辞した場合を除き) 政治利用だなんだと反政府的個人見解をマスコミ会見でぶち上げれば 辞任してから言えと言われるのは当たり前だ。 そもそも羽毛田に政治に口出しする権利はない。(これも職を辞した場合を除く) 省庁の内規にコンプライアンス(笑)を例に出すのも笑った。 更には戦争反対の軍部隊長の登場ときた(笑) 最後には行政内部における上司部下の関係を独裁呼ばわりである。 最後にこのブログが釣りであることを祈る(笑) あまりにも馬鹿馬鹿しくてコメントを残す事すら躊躇した。 早めに記事ごと削除した方がよろしいとアドバイスしておく。 (2009.12.18 00:07:34)
山下さん
コメントありがとうございます。 民主主義は、一部の人の意見だけを聞くことではありませんよ。そもそも小沢の言っている民主主義自体が嘘っぱちですから。 コメントをいただいてありがたいですが、全く根拠を提示できずに、強弁と嘲笑、最後には恫喝、とまさしく小沢イズムばりばりのコメントは、なんというかすさまじいステレオタイプですね。 民主党の支持者がどういう傾向を持つかよくわかるコメントでした。 (2009.12.18 22:10:44) |
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