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カテゴリ:†言-ドクゼツ-
臨界事故を覚えているだろうか?
納豆で有名な茨城県、その東海村で起きた日本最大、最悪の放射線事故だ。 本来であれば、分厚く遮蔽された原子炉の中で起こす臨界状態を、住友金属鉱山の子会社の建物で起こしたというモノ。 これにより、中性子をはじめとする大量の放射線が発生して、半径10kmに避難勧告や換気装置停止の呼びかけがあった。 中性子は、非常に強い物質を貫通する能力と毒性を持っている。 中性子爆弾は、綺麗な原爆と呼ばれ、建物を貫通して、生物だけを殺すというモノだ。 つまり、中性子は、屋内にいても壁を突きぬけ、非常に遠くまで、生物、細菌に影響を及ぼす。 放射線の怖いトコロは、DNAにダメージを与えるコトだ。 DNAは、生物の設計図であり、放射線により突然変異を起こすと、どうなるか分からない。 一見、影響がないように見えても、内部は変わってしまっているのだ。 例えば、本来ならまったく無害な菌が、致死性の有害物質を作りだすコトも考えらえる。 とはいえ、放射線は、怖い側面だけではない。 例えば、放射線は、納豆菌を突然変異させるのにも使われている。 某社の匂いの少ない納豆の納豆菌は、放射線を浴びせて突然変異を起こして、匂い物質の生産量が少なくなっている。 納豆は、昔から作り方が変わっていない、なんてコトはなくて、バイオテクノロジーを駆使した、DNAを変異させた納豆菌でもつくられている。 もちろん、小規模な製造業は大手から、こういう納豆菌を購入しているのだけど、例えば先に書いたような放射線の事故などで、納豆菌が更に突然変異をしていても、チェックする施設は持っていないだろう。 だから、アナタが口にしている納豆の納豆菌が、どんな突然変異を起こしているかは、誰も知らない。 最近の企業の不祥事を考えると、少々不安だ。 しかも、納豆菌というのは、簡単に死なない。 つまり、変異体が、いつまでも生き残る可能性があるのだ。 そうそう、遺伝子組み換え大豆というのをご存知だろうか? これは、ある除草剤で枯れないようにDNAを突然変異させたモノだ。 (遺伝子はDNAの一部分) これにより、強力だが小量の除草剤で済むので、農薬の使用量が激減する。 つまり、大豆は、そういう改良が必要なくらい、大量の農薬を使用しているのだ。 その根や葉から農薬が吸収されて、どこに溜まるのかは知らない。 ただ、種というのは、根から吸収して葉で合成した栄養を貯蔵する部位であるのは、間違いない。 よく、国産大豆で残留農薬が基準値以下だから安心安全、という文章を目にする。 本当にそうだろうか? まず、その基準を決めたのは、お役人だ。 不祥事や自己保身の言い訳ばかりのお役人が、どこまで信用できるのか? 実際、企業によっては、より厳密な基準を社内で決める動きも出ている。 それに、基準値以下、というコトは結局、農薬が残っているのだ。 某番組のせいで、大量発注の後、ぱったりと売れ行きが落ちた納豆。 製品そのものから、材料まで、賞味期限のあるモノや不良在庫が、どう処分されるか。 例えば、リパック(製品をパックから出して、新しいパックに入れなおす)による製造年月日の更新。 経営の危うくなった製造元が、どのような離れ業を見せるか、想像もつかない。 まあ、どういう根拠でかは分からないが、健康食品らしいので、気にせず、どんどん食べてはいかがだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/01/22 01:23:58 PM
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