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テーマ:ニュース(100209)
カテゴリ:†言-ドクゼツ-
テレビを見ていたら、ヤミ金被害者を救う会、といった活動をしている人が、誇らしげにヤミ金と戦いましょう、と語っていた。
ヤミ金と戦って、潰して、その後はどうするつもりなのだろう? そもそも、今更のように、ヤミ金が話題になるのは、消費者金融のグレーゾーン金利の撤廃によって、金利が下がるためだ。 消費者金融の利益が落ちるので、貸し倒れのリスクを避けるために、融資条件を厳しくしている。 つまり、金利が下がり、利用しやすくなったハズの消費者金融で借りられなくなった人が、ヤミ金に流れているのだ。 ヤミ金が潰れて、一番被害が出るのは、中小企業だろう。 運用資金がショートした場合など、短期でまとまったお金がいる場合がある。 あと三日で三百万円入ってくるが、今日中に五十万円払わないと不渡りを出す、というヤツだ。 もちろん、銀行でその日のウチなんて無理。 消費者金融も、審査が厳しくなって、借りられるのは申込者の二割程度。 となると、ヤミ金しかない。 しかし、十日で二割の高金利だとしても、五十万円を借り、たった十万円の利子で、会社が潰れるのを防げるのだ。 そもそも、こういうのが本業であって、遊ぶお金欲しさや生活費が足りなくなった、などという小口は、オマケにすぎない。 それが、一万円借りて、一年ほっといて、返せなくなったと騒ぐのだ。 そして、泣きついた先の被害者を救う会の手口は、ヤ○ザも真っ青だ。 お金を借りたのを棚に上げて、金利が違法だから刑事告訴するぞ、それがいやだったら無かったコトにしろ。 恐喝と、どこが違うんでしょう。 このままでは、ヤミ金は潰れるだろう。 そうしたら、どうなるか? 銀行、消費者金融、ヤミ金、どれからもお金を借りられなくなった人は、どうするだろう? 更に、危ないトコロで借りるしかない。 例えば、臓器摘出、チャイルドポルノと通じた業者。 お金を返せなかった翌日には、子供を人質にとられ近所に笑顔で引越しするコトになりましたと挨拶させられた上で、家族もろとも船に乗せられているカモしれない。 ヤミ金の被害者を救うのは、赤ちゃんポストの設置に似ている。 場当たり的で、問題を先送りしているだけなのに、解決した気になってしまう。 被害者がこの先どうするか、児童施設の問題をこの先どうするか。 考えている様子が感じられない。 消費者金融の利子上限を50%くらいまで上げて、合法の中で、取立てができるようにするのが、一番の解決策だと考える。 遊ぶためのお金でなければ、自己破産だってできるのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/05/24 06:22:47 PM
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