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まみ夜

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2008/10/06
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テーマ:ニュース(100210)
カテゴリ:≡映-バングミ-
TV番組「噂の東京マガジン」で十月五日(日)に放映した『「関さんの森」分断の危機』と題したコーナーで、関氏宅に道路を通す件について、扱っていた。
なんというか、あまりに酷い関氏側の言い分、そして一方的な内容に、少なからず詳細を知っているモノとしては、大憤慨した。
ので、抗議メールを送った。
(メール内容は下部、リアクションがあり次第、お知らせしたい)

顛末の概要を述べると・・・
松戸市に、関氏という地主がいる。
約三十年前に、関氏の土地を通る道路計画があがった時、「ウチの土地に道路は通させん」と頓挫させた。
(自分の土地を迂回するように地下トンネルを通せ、という案を関氏が出した理由は、押して知るべしだろう)

代が変わり、広大な土地の半分に当たる森を管理しきれないとのことで、「埼玉県の団体」に寄付した。
これが、関さんの森だ。

そして、この隣の自宅(というには広いが)。
ここに道路が通る計画があり長年、土地買収に抵抗していたため、土地収用法の手続きが開始された。

買収に応じない理由は、
・自宅敷地を開放しているので公共の場である
・歴史的建造物などがある

これを翻案すると、「ウチはそこらの家とは格が違うんだから、壊すな」というコト。
他の立ち退きに応じた人たちの前で、同じコトが言えるのだろうか?

繰り返して言うが、自ら管理を放棄した関さんの森の「隣の個人の住宅」のコトだ。
いかにも関さんの森を「分断するかのように誤解させる」ように、関さんの森を前面に出して署名を集めるのは、詐欺とも言える。
後述の関氏案に比べて、松戸市の道路案は関氏建物の場所を通るコトで、木の伐採が非常に少ない案となっている
(関氏案の方が、森の塊を潰しているように見えませんか?)
関氏案の方が、自然破壊が大きいのだ。
自然保護を訴えて固辞しているのだから、松戸市案は歓迎すべきではないか。

歓迎するハズがない。
自宅を取り壊したくないからだ。
(番組内でも、自宅をそのまま残したい、との主張が発表されたが、サラリと流された)
そのため、歴史的建造物の移設などは、話も出ていないし、応じるハズもない。

また、関氏側は、自宅を壊さないでいい道路の代案を提示しているが、これを作成した「専門家」のインタビューを要約すると、
「クライアントの意向を最大生かすように作成したため、カーブがきつく危険」
素人目に見ても、十八メートル道路が、突然半分くらいの幅になり、ヘアピンカーブだ。
事故が起こらないハズがない。

自宅を守るためなら、事故が起ころうが関係ない、というコトなのだろうか。
叩き台に、と言っているが、このような自己中心的な案を出す時点で、人間性を疑う。
しかも、自宅を一切通させないと言っているのだ、市が代案も妥協案も出せるハズもない。
つまり、「専門家」が「カーブがきつく危険」と指摘した道路を作れとゴネているのだ。

更に、関氏側は甘言を弄する。
「我々の案を飲んでくれれば、土地は寄付してもいいと考えています」
直訳すれば、六億円の札束で頬を張りながら「ウチの言うコトを聞け」だ。
ちなみに、「寄付してもいいと考えている」のであって、寄付を明言していないのも、笑止だ。

前述したが、関さんの森の寄付を受けたのは、「埼玉県の団体」だ。
そして、今の関氏自宅の道路工事阻止を後押ししているのも、この団体が中心だ。
ちなみに、問題となっている関氏自宅は、「千葉県」松戸市である。
つまり、「埼玉県の団体」に「千葉県」の道路がどうなろうと、生活に関係ないのだ。
どうして、松戸市が道路の開通を急いでいるか、近隣市民がナニを望んでいるか、理解する理由も気もないのだ。
よそ者なのだから。
住民そっちのけだ。

住民そっちのけと言えば、関さんの森では、近所の子供は「遊べない」。
近隣からの「苦情も耐えない」。
今回の件とは、まったくの別件なので、詳細は述べないが、ぜひ「噂の現場」で取り上げていただきたい。
まあ、今回の件で対応がなければ、二度と視るコトもないだろうが。

さて、TV番組で言うトコロのお人よしの関氏。
道路の工事箇所が近づいてきたら、わざわざ「埼玉県の団体」に土地を寄付し、公共の場と言うために自宅敷地を開放してボランティアが管理作業。
思い通りにならないと、土地の寄付を提案。
果たして、本当にお人よしなのだろうか?

まあ、こないだろうが、番組からの返事を待ちたい。
松戸市も、番組に対して抗議を入れるように、メールを打つ予定だ。
(文章作成中)


なお、関さんの森応援団5日(日)の「噂の東京マガジン」をご覧下さい記事にトラックバック申請をしている。
コメントにも、「反対意見をどうされるか注目したい」という内容を書き込ませてもらっている。
許可されないと表示されないので、どのように対応するか、注目したい。


視聴者サービス部宛メッセージフォームより送信
松戸市関氏宅に道路が通る件についての抗議文
噂の東京マガジン担当さま

2008年10月5日(日)に貴番組にて取り上げた首記につきまして、あまりに一方的な取り上げ方に、抗議すべくメールいたしました。

森を守ろうとする一市民と無理に道路を通そうとする悪の市行政という図式を描きたかったのかもしれません。
また、それに近い形で放映されていたと感じました。
しかし一方で、「一市民が広大な土地の所有を背景に我を通して、三十年来道路事情の改善を邪魔している。また近隣市民の共感を得られないため他県団体を引き入れ抗議させている」、と松戸市民が認識しているのも事実です。
どちらが正しいかは別として、貴番組では、地権者側の主張しか放映しませんでした。

つきましては、一方的な番組内容に抗議すると共に、「番組内で偏った内容であったことへの謝罪」を求めます。

1.関さんの森に関係のあるような取り上げ方
コーナー題名が「関さんの森」分断の危機であり、貴番組webサイトにもその旨の内容が記載されています。
この件には、関氏が所有・管理を放棄した「関さんの森」は無関係であり、関氏所有の自宅敷地が問題となっています。
今回の件で、「関さんの森」の木は、一本も切られません。
しかし、「関さんの森」、そこで活動する小学生などの映像を多用すること、一市民の自宅でしかない関氏宅を「関さんの庭」などと「関さんの森」の一部であるかのように誤解させる名称で呼ぶことで、いかにも「関さんの森」を分断するかのような印象を与えた点に抗議します。
(なお、開放された素晴らしい森や自宅なのかどうか、テレビマンとして良心があるなら、ぜひご確認いただきたい。非常に反響を呼ぶ番組となるでしょう)

2.近隣市民の声を取り上げていない
地権者である関氏の主張のみで、近隣市民がこの件に関して、どのような意見を持っているのか、まったく無視されている点に抗議します。

3.道路開通による効果を取り上げていない
番組内で使用された地図は、関氏ならびに関さんの森の部分だけであって、開通する道路がどこを結ぶのかが説明されていません。
また、開通による混雑緩和、事故軽減などが取り上げられていない点を抗議します。

4.土地の寄付を臭わす行動を美談とするな
関氏は、道路計画を自分の意に添った変更をすれば、「土地を寄付してもいい」、と発言しています。
(寄付する、では決してない)
これは、六億円で市政に自分の言いなりになれという、金にモノを言わせて我を通すやり方です。
自宅を守るための卑劣な手段を、寄付という言葉だけで美談のように扱った点に抗議します。

番組開始当初より貴番組を興味深く見ておりましたが、他で取り上げた問題も似たような扱いだったのか、そんな番組を視ていたのか、と非常に醒めた思いです。
貴番組の姿勢を高く評価、共感して視聴していただけに、残念です。

更なる発展のためにも、ぜひ番組内での謝罪をお願いします。
そして、ぜひ「関さんの森」の真実の姿を番組内で取り上げていただきたいと願います。

なお、この抗議メールを送ったコトはインターネット上にて公開しております。
また、貴番組からの連絡、返信ナシなども公開いたしますので、ご了承ください。

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最終更新日  2008/10/21 07:58:27 PM
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