僕が僕らしくあるために

トリノ五輪も終盤に差し掛かってきましたが、
日本の獲得メダル・ゼロ！　という「非常事態」も
射程に入ってきてしまいました。

「参加することに意義がある」とも言いませんが、
別にメダル獲得に拘る気持ちもそれほどありません。
ただ、出場選手の内、どれぐらいの選手が「普段の力」を
発揮できたのかなぁ？という気はします。

４年に１回、そこまで行かなくても、今シーズンの競技日程の内の
たった１日に、ベストパフォーマンスを出せと言っても
なかなか難しいものだとは思います。
しかし「普段の力」というものは、出せてもおかしくは無いと
思うのですが、そうもいかないみたいですね。(^_^;)

ただ、ひと昔前の日本選手と比べると、国際経験も豊富になり、
それに伴って試合経験も格段と上昇しているせいなのか、
「大失速」という選手は、かなり減ってきているようには
感じます。

このように考えますと、普段何気なく耳にしています
各競技の「Ｗ杯」や、世界選手権シリーズに参加すると言うことは
それなりの「競技力の強化」になっているのだなぁ。と
改めて感じたりしています。

ただ、今回の結果が「不調」だからなのでしょうが、
「強化の方法」について、様々な意見が噴出してきつつ
あるような報道も、いくつか目に付くようになってきました。

競技団体のお偉いサン方の「政治力」や「学閥」などには
全く興味はありませんが、それでも各競技の「強化方法」に
ついては、興味がそそられます。

細かいところは、各競技毎に千差万別なのでしょうが、
共通点としては「スポンサーからの援助」というものが
挙げられるように思います。

現実的な話になってしまいますが、用具を整備することから
各大会への参戦費用、スタッフの人件費など、やはり何らかの
資金援助がないと、各選手の「強化」など望むべくもありません。

そういう意味では、今回の代表選手たちを支えてきた
これまでの４年間というものは、ある種日本経済が
どん底状態での４年間ということもあり、
スポンサードを受ける方も行う方も、
かなり厳しい状況の下で、行なわれてきたのでは
ないのかなぁ？と推測しています。

まだ今五輪が終わったわけでもありませんので、
次回２０１０年バンクーバー大会の話しをしても
「鬼が笑う」ような話だとは思います。
それでも昨今の日本経済の状況を鑑みますと、
スポンサーの状況、そして今五輪の結果を踏まえての
真摯な姿勢での競技力の向上が計られると仮定するのであれば、
次回大会へは「明るい未来」が期待出来るのではないのかな？と
いう気がしないでもありません。

選挙でも「次点バネ」といって、次点に泣いた候補者を
多く抱えている政党は、その次の選挙では大勝することが
多々あります。
今回の日本選手団も、「あと一歩」でメダルに手が届かなかった
選手たちが多いことを考えれば、あながち次回大会での
「次点バネ」が効かないこともないように思われます。

トリノの敵をバンクーバーで！(^_-)-☆
と言う前に、ノルディック複合とスキーの回転
フィギアの女子を応援しなくっちゃ！(^^ゞ