僕が僕らしくあるために

僕が子供の頃、「新幹線」といえば
東海道・山陽新幹線であり、その車両といえば
所謂「０系」車両でした。

その０系が東海道新幹線から引退したのが
確か平成１１年。
その後、山陽新幹線区間で「こだま」として
運行されてきましたが、今月を持って山陽新幹線区間からも
姿を消すことになりました。

山陽新幹線ならば近いし、一度乗りに行こうかなぁ。。。
などと、夏ごろから思っていたのですが、
なかなか日程の都合やら踏ん切りやらが付かず、
実現しなかったのですが、まぁ３連休であるし
特にしなければならないこともないし・・・と
今日（22日）乗りに行って来ました。

とは言うものの、新大阪駅を発着する０系は、
早朝と深夜に限られていますので、色々と考えた結果、
朝6時12分発の「こだま629号」に乗車して西進、
ちょうど姫路駅で上りの「こだま620号」と行き違いますので、
その620号に乗車して帰阪するスケジュールとしました。

朝５時半に最寄り駅から新大阪駅に向いまして、
新大阪に到着したのが６時過ぎ。
普段でしたら閑散としています「こだま号」発着ホームは、
かなりの人だかりとなっていまして、「０系フィーバー」の
様相を呈しています。

３連休を利用して旅行に出かけるついでに
０系に乗車しようとされる家族連れの姿が
チラホラと見える中、熱い空気を漂わせていますのは、
御存知「鉄道ファン」の方々です。。。

まぁ、僕のような「にわか鉄道ファン」までもが
出かけてくるぐらいなのですから、「本職」の
ファンの方々が多いのは分からないでもないのですが、
写真機材やらを詰め込んでいらっしゃる巨大なリュックサックを
背に、子供が新幹線を見ている目前のスペースに
突っ込んでくるのは如何なものかなぁ。。。などと思いつつ、
なんとか間隙を付きまして、僕もパチリと。





勇躍車内に乗り込みますと、ホームの喧騒程には
車内は混み合っていません。
これならば、そこそこノンビリと新幹線の旅を
満喫できそうな感じです。(^^ゞ

僕が社会人になった頃は、東京などに向う際に、
100系や300系でなく０系に当たりますと
「うわっ！ハズレや。。。」と思ったりしていたものですが、
わざわざその０系に乗りに来ることになろうとは・・・

ただ、車内に入りますと、懐かしさが込み上げて
来るのですよね。
あぁ、そう言えば、昔の新幹線はこんなだったなぁ。。。





ちなみに車内の様子を写しております上掲の写真左上で
なにやら荷物棚の上に手を伸ばしていらっしゃる御仁が
見受けられますが、この方、ずっとこのような姿勢を
とり続けていらっしゃるのですよね。

ハテ？何してるのだろう？？と思っていましたら、
どうやら車内放送を録音されているようで、
スピーカー部に録音機を近づけていらっしゃる
お姿なのでした。

ちなみにこの方、乗車まもなくから、新大阪出発後の
到着時間案内が終わるまで、およそ10～15分余り
同じ恰好を保持されていらっしゃいました。
鉄道ファンの方も大変なのですね。。。^^;

新大阪を発車しました「こだま号」ですが、
車内は少ないとは言え、それなりに「鉄分の多い方々」が
乗車されていますので、普段の新幹線とは異なる
喧騒が車内から発せられています。

まぁ、わからないではないのですが、
正に「巡礼者」の如く車内を行きかう鉄道ファンの方々。。。
結構異様な光景ではありました。^^;

新神戸・西明石を過ぎ、列車は姫路駅に到着しました。
ちなみに「こだま629号」が姫路駅に到着したのは
６時４９分。

そして。上りの「こだま620号」が姫路駅を発車しますのが
７時０８分ですので、そこそこ余裕があります。

一旦改札を出まして切符を買いなおし、
その際に売店などを覗きまして、姫路駅名物
「えきそば」を買いまして、帰宅後の食糧と致します。(^^ゞ

ちなみに、姫路駅で下車された「鉄道ファン」の方々は
それなりに見受けられたのですが、そのまま「620号」に
乗り換える酔狂な方は、あまり見受けられませんでした。(^^ゞ

ただ、620号で大阪に向う途中の西明石
新神戸の駅は、０系を撮影される方々で
大変な騒ぎになっていました。

当然、新大阪駅に到着の際は、620号が折り返し
博多行「こだま639号」になることもあって、
乗車される方や撮影される方で、かなりの混雑に
なっていました。

もし、お子様連れでお出かけの御予定の方は、
639号の撮影を行なわれるのは避け、少し早いですが
629号のダイヤに合わせてお出かけになられた方が
快適なのではないかな？と思えます。