カテゴリ:行き帰りにスケッチ
![]() 富士橋の理解を深めるために、あやしく概念図を作成してみました。上流側から架 橋状況を説明するもので、各径間に付した番号を任意です。 富士橋は、主要地方道(県道4号)市川三郷鰍沢線が、富士川町の駅前通(右岸) と明神町(左岸)を結んで、富士川を渡河するところの橋りょうです。 この場所は、江戸時代から長らく黒沢の渡と呼ばれ、通行はもっぱら渡し船によっ ていました。1927年(昭和2)12月、富士身延鉄道の鰍沢口駅ができると、対岸の 鰍沢の中心部を結ぶ橋の必要性が高まり、初めは木橋で開通されました。 1950年(昭和25)、上図の①が桁橋(プレートガーダー)、②と③が下路ワーレ ントラス鋼製橋となり、後の④から⑦までの間は木橋を改修して供用されるようにな りました。 1959年(昭和34)に④の部分が洪水により流失する事態となり、翌1960年(昭和 35)に④が下路ワーレントラス、⑤から⑦がプレートガーダーという構成で、永久橋 として完成し、現在に至っているものです。 しかし、幅員が5.5mで、近年大型化した車両の通行が困難な状況もまま見られ、 新たな動きが見られてきています。 なお、作図も含め、今回の記事の作成に当たっては、『角川地名大辞典 19山梨県』、 webの『歴史的鋼橋集覧』、『ウィキペディア』の関係記事を参考にしています。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.11.30 08:58:34
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