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2023/05/14
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★忘備忘却録/きょうの過去帳・
碁石の日。だがサブカル大辞典のウィキペディア5月14日には、フィクションでの出来事には詳しくても碁石の日については触れられていない。碁石が砂浜一面に敷き詰められている海岸を擁する岩手県大船渡市がこの日の存在を知らしめようと躍起なのに。 ◆  4歳のガキがフランスの国王に。分別が解る年頃になるまでローマ教皇から派遣されたお守り役が実務を担うことに (1610年) 。 ◆   パレスチナに居座っていたユダ ヤ人が勝手に国を創ったので、周りのアラブ諸国がタコ殴りするものの逆に返り討ちの目に遭うばかりか土地を余計に奪われる破目に (1948年=イスラエルが建国を宣言) 。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年05月14日

途上国を停電と飢えに追いやる先進国の脱化石燃料 =前節=​
=Wedge_Onliune 【World Energy Watch】 2023年04月28日/ 


 ロシアと欧州連合(EU)諸国との間で、化石燃料を巡る力比べが続いている。EU諸国は、ロシアからの化石燃料輸入量を削減することにより、ロシアに対する制裁を強め戦費になるロシアへの代金支払額削減を狙っている。

 今月からEU諸国はロシア産石炭の輸入禁止を開始し、さらに、今月から来年3月まで、天然ガス消費量を過去5年間平均使用量から15%削減することも実行する。

 ロシアは、EUのロシア産化石燃料輸入量の削減に先んじてEU向け供給量を削減し、化石燃料不足に苦しむEU諸国が音を上げるのを待っている。「ロシアとEUの腕相撲」とドイツ・ハーベック経済・気候保護大臣が述べる状況だが、今のところ供給量の減少にもかかわらず化石燃料価格の上昇により収入を維持しているロシアが優勢だ。

 EUとロシアの腕相撲もあり、天然ガス、石炭価格はロシアのウクライナ侵略後大きく上昇しているが、ウクライナ侵略以前から、原油も含め化石燃料価格は上昇を始めていた(図1)。需給バランスが崩れたためだ。

 コロナ禍による経済活動の低迷により2020年化石燃料需要量は大きく減少した。需要減により米国では原油価格がマイナスになるほどだった。つまり、原油を貯蔵する場所がなくなり、購入してもらえるのであればお金を付ける状態になった。

化石燃料価格上昇が招く食料と途上国へのあおり
 2021年コロナ禍からの経済回復に合わせ燃料需要は回復したが、供給量は回復せず価格の上昇が始まった。価格上昇の原因の一つは、機関投資家を中心に温暖化対策のためとして石炭を筆頭に化石燃料企業への投資から撤退する動きが続き、化石燃料価格下落と相まって、エネルギー資源開発への投資が減少し供給不足を招いたことだった。

 昨年からのエネルギー価格上昇は、多くの国で電気・ガス料金の上昇を引き起こしたが、途上国での影響は価格上昇には留まらない。燃料を買うことができず停電を招く事態まで生じている。
 さらに大きな問題はエネルギー価格上昇が肥料原料、アンモニアの価格上昇を引き起こしていることだ。途上国では、高騰する肥料の購入ができない農家が今後出てくるとみられている。

 依然として化石燃料に依存している途上国は、化石燃料価格の上昇により大きな影響を受けた。途上国(非OECD)諸国の一次エネルギーに占める化石燃料の比率は86%あり、石炭が最大シェア36%を持つ。世界でも石油、石炭、天然ガスのシェアは80%を超えている(図-2)。だが、石炭を初め化石燃料への投資削減を主導した国際機関、金融機関には、途上国を停電に追い込み食糧価格を上昇させたとの思いは全くないようだ。



 アントニオ・グテーレス国連事務総長は、6月15日「化石燃料への新規投融資は危険だ。戦争、汚染、気候変動の災難を拡大するだけだ」とツイートした。温暖化問題が頭にあるようだが、化石燃料不足により停電と食糧危機に追い込まれる途上国のことは頭にないのだろうか。

価格上昇が引き起こす燃料不足と停電
 ロシアからの天然ガス供給量が減少しているEU諸国は、米国からの液化天然ガス(LNG)輸入量を増加させている。今年と昨年の4月以降のLNGとロシアからの天然ガスの供給量の推移は図-3の通りであり、ロシアの供給量の落ち込み分をLNGが埋める形になっている。ノルウェーからの供給量増加もあり、EUの輸入量は前年とほぼ同じレベルで維持されている。

 ロシアからの供給を代替するため他供給国への需要量が増加し、大きな価格上昇が引き起こされている。7月月間平均価格では、日本向けLNG価格の3倍を超えている欧州向け天然ガス価格は、8月に入ってからも上昇を続け、8月中旬時点では、日本向けのほぼ4倍に達している。

 この天然ガス価格上昇により、天然ガスの購入ができなくなった途上国も出てきた。パキスタンは欧州のトレーダー2社とLNGの長期契約を17年に締結したが、昨年10月以降今年6月までの間に売り手は12船以上の積み荷をキャンセルしたと、ブルームバークは伝えている。キャンセルの理由は価格にあるとも報じられた。

 パキスタンの長期契約価格は百万BTU(英国熱量単位)当たり12ドルと伝えられており、現状の欧州向け価格50ドルの4分の1程度だ。一方、契約価格を抑えるため、売り手が一方的に船積みをキャンセルした場合に支払うペナルティー額を価格の30%と通常の契約との比較では低く設定している。

 売り手は、長期契約の船積みをキャンセルし欧州市場で売却すると利益が大きくなるので、長期契約を履行せずスポット市場で売却をしている可能性もありそうだ。LNGの不足に見舞われたパキスタンでは計画停電が実施されることになった。LNGの入手が難しくなったのはパキスタンだけではない。

停電に追い込まれる途上国
 今年3月21日、バングラデシュのハシナ首相は首都ダッカの南200キロメートルに完工した132万キロワット(kW)の石炭火力発電所の開所式に出席していた。この完工によりバングラデシュは、南西アジアではインド、パキスタンに先駆け電化率100%を達成した。首都ではお祝いの花火も打ち上げられた。

 7月上旬、バングラデシュでは停電が各地で発生した。地域によっては酷暑の中、1日の内5、6時間しか電力供給されない事態となり、抗議のデモも行われた。発電設備はあるが、燃料が不足し停電が引き起こされたのだ。天然ガス生産国バングラデシュでは発電量の51%を天然ガス火力が供給しているが、国内天然ガス生産量の落ち込みに伴い輸入LNGが需要量の20%を供給するようになった。
・・・・・・・・明日に続く・・・・・



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。  
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Last updated  2023/05/14 02:10:18 PM
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