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カテゴリ:フランス・フランス人
革命記念日も終わり、そろそろ本格的なバカンスモードに入ったフランスです。
業種により、会社ごと3~4週間休業となるところもあれば、会社としては休まないが従業員がそれぞれ2~3週間休みをとるところ、いろいろです。 近くのスーパーでもこの時期はレジを学生アルバイトが担当します。 あれは去年の夏のこと。 学生らしい男の子が同じくアルバイトの向いのレジの女の子にずっと話しかけていました。 「で、どこの学校行ってるの?」 女の子、答える。 ピッ(男の子が1つ商品をレジに通す音) 「へえ、そうなんだ。いつからここで働いてるの?」 女の子、答える。 ピッ 「僕はさあ、○○で・・・」 女の子、返答せず接客。 ピッ ピッ ピッ 商品が順調にレジを通り出しました。 ピッ ピッ 「あ、でさあ、XXだけど知ってる?僕はさあ・・・」 女の子返答する。 「へええ、そうなんだ。」 ピッ 「合計○○ユーロ△サンチームです」 私、お金を出す。 男の子、レシートを取り、お釣りをレジからだす。 「ああ、それでさあ、思い出したけど・・・」 ペラペラペラペラ・・・ 女の子返答する。 ペラペラペラペラ・・・ ペラペラぺラぺラ・・・ この間私のレシートとお釣りを握り締めたまま。 ペラペラペラペラ・・・ 頭がくらくらしてきて、「さっさとお釣り出さんかいっっ!!!」と私が叫びそうになったとき、 ようやく男の子、「XXユーロのお返しです」 ふぅ・・・。 数日後、またこのスーパーに行ったとき、同じ場面に遭遇しました。 私はこの男の子をわざと避けたので隣のレジでしたが、相変わらず客のつり銭握りしめてしゃべってました・・・。 学生の頃、私は百貨店の商品券売り場でアルバイトをしていました。 商品券売り場とは百貨店の顔。 そりゃあ1日立っていたら売り場の人とちょこっと話をすることはありますが、お客様がいらっしゃったときは私語厳禁でした。 だから私のこういう店員を見る目は多少厳しいところがあるかもしれませんが・・・。 先日、会社にて。 取引先に電話して担当者をお願いしたところ、電話中とのこと。 「お待ちになりますか?」と言われたので「ハイ」と言ったのが運の尽き。 先方は保留にもせず受話器をそのまま机に置いたらしい。 で、聞こえるのがその電話に出たおばちゃんの声。 「でさぁ、その子に言っちゃったわけ。そしたら、その子ったらねえ・・・」 すぐ近くの同僚に話しているようなのですが、会話全部丸聞こえ。しかもやはり同僚らしい誰かの悪口・・・。 電話のカウンターを見るとすでに2分経過。おばちゃん途切れることなく話しつづけています。 5分経った頃に、明らかに担当者と思われる声が遠くで聞こえ、電話が終わった様子。 さあ、つないでくれるかと思ったけれど、聞こえるのはただおばちゃんの話。 「ちょっとぉ~、どう思うぅ?」 すっかり私の電話のことなど忘れてるんですね・・・。 こちらから「おーい」と怒鳴ったところで、机の上にポンとおいた受話器から、そのおばちゃんに私の声が届くわけもなく・・・。 しかたないので掛け直したら、やっぱり同じおばちゃんが出てきて何事もなかったかのように「少々お待ちください」とつないでくれた。 やっぱり私がさっき電話したことなど完璧に忘れていたのね・・・。 さらに昔の話ですが、求職中に登録したリクルート会社からある日留守電が入っていました。 なにやら隣の人としゃべりながら電話をしたようで、半分以上笑ってしまって何を言っているのかはっきり言ってわかりませんでした。 おしゃべり中に電話をかけて、しかも意味不明の留守電を残すっていったい・・・。 もちろん完全にプロフェッショナルな方もいらっしゃって、仕事と私語をきちんと切り替える方もいらっしゃるでしょう。 でも、どこに行っても私語が多すぎるように思えてしかたがない。 ちなみに隣に座っている私の同僚ですが、仕事の合間にちょっと私とおしゃべりしていて自分の電話が鳴った場合、おしゃべりを止めてから電話を取るということができません。 おしゃべりをしながら受話器を取るので、相手はまずおしゃべりの声を聞くことになります。 ひどい時は、受話器を口のところに持っていってからもおしゃべりがつづくので、相手の人が聞くのは「あ~なるほど、だけどそれはひどいわよねぇ。(ここまで私に向って)あ、ボンジュール(ここからは相手の人に向って)」って感じになります。 相手は気にしていないかもしれませんが、私は非常に気になります、こういうの。 いいんでしょうかこの国は、こんなにダラダラしていて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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