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テーマ:本のある暮らし(3217)
カテゴリ:本
私の日記のカテゴリーの中に「本」というのを設けています。
このカテゴリーを作ったのは、もちろん将来的に本のことをいろいろ書いていきたいという気持ちがあったからなのですが、なんと今気付いたらたった1回しかこのテーマで書いていませんでした。 しかも、その内容はマンガ・・・。 確かにマンガ好きの私ですが、マンガについてすらあれ以来書いていない・・・。 というわけで今日は最近読んだ本、今読んでいる本について。 どなたかへのコメントに(たぶんブックバトンか何かだったと思いますが)、私は小さいときは本の虫だったと書いたことがあります。 ほんとに本が大好きで、小学校1年生の時の担任の先生が家庭訪問にやってきたときに、「お宅の子供さんは本ばかり読んで、休み時間も外に出ないのでもう少しお友達とも遊ぶように」と言われたと母から聞きました。 正直言って、休み時間に友達と遊んだ場面はたくさん憶えていて、外に出ずに本を読んでいたという記憶はないのですが、先生がそうおっしゃったのならそうなのでしょう。 確かに読むことは大好きで、当時マンガは家で禁止されていましたから、必然的に本を読んでいたのだと思います。 小学校の頃はシャーロック・ホームズが好きでした。女の子なのに推理小説なんて変わってると言われつつ、読破しました。推理小説で、ホームズに対抗していたのはルパンでしたが(実際「ホームズ対ルパン」というのもありましたね!)、なぜかルパンは大嫌いでした。 私が大学で英語の方に進んでフランス語には見向きもしなかったのは、もしかしたらここに端を発しているのかもしれません。 中学を終える頃まではやはりよく本を読みました。 ところがなぜか、高校に入ってから突然本から離れてしまいました。 大学に入っても、大学生活の中にあまり本が入り込む隙はなく・・・。 本を再びまともに読むようになったのは、社会人になってから。通勤時間に電車で本を読むようになったからかもしれません。 以来、ちょっと活字中毒気味です。 さて前置きが長くなりましたが、いよいよ本題。 私の好きな作家の一人は宮本輝。 常に「生きるとは何か」「命とは何か」というテーマを扱っていて、友人の中にはちょっと重すぎるという人もいますが、私はこういうずしっとくるものはわりと好きです。 最近、「草原の椅子」という作品を読み返しました。 ![]() 主人公は50を過ぎた男性なのですが、不思議と共感できます。主人公と同い年の親友との友情も感動的。それぞれのキャラクターがほんとにうまく描かれていて、読後は「ああ、いい本を読んだな」って気分になります。 宮本輝の本は何冊か日本から持って来ているのですが、今読んでいる本を読み終えたら、読み直そうと思っているのは「流転の海」。 戦後を生き抜いていく男の人の話なんですが、これも読み応えがあります。どうやら知らないうちに第4部が発売になっていたようなので、3冊読み直してから新作を読む予定です。 ![]() (「流転の海」第4部、「天の夜曲」) そして今読んでいるのは、ダイ・シージエという中国人作家の「Le Complexe de Di」という作品。 フランスで10年勉強して中国初の精神科医となった人の帰国後の「冒険」を描く物語です。シリアスなストーリーなのですが、主人公が意外におっちょこちょいなのがおもしろいです。 ダイ・シージェという人は、「バルザックと小さな中国のお針子」の作者でもあります。 これは映画化もされていて、私は小説を読んだ後で映画を見ましたが、さすがに作者自身が監督をしただけあって、小説そのもの見るようでよかったです。 小説と映画のどちらもがいい作品ってあまりないので、そういう意味では貴重な作品です。 ![]() (これは日本語訳が出てました) この作家は、なんとフランス語でいきなり小説を書いているらしいです。 フランス生まれでも何でもなく、フランス語は後から勉強したそうですよ。 こんな人もいるんですね・・・。すごすぎて目標にもなりませんが。 クリックよろしくお願いします! → ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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