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カテゴリ:フランス・フランス人
結婚式に出席しての帰り、パリまでの電車がエンジンの調子がおかしいとかで途中で何度も止まりました。
中途半端な時間に現地を出たのでお昼を食べておらず、パリに3時半に着いたらまず食べようと思っていたのに、こうして時間は過ぎていくばかり。 進行方向に向かって反対側に座っていたので、気分が悪いとは言わないまでもなんとなく胃がつかえたような感じだったため空腹感はなかったものの、こういう中途半端な時間に電車に乗っていて遅れるとイライラ感がつのります。 パリ郊外に入ってさあもうすぐパリというときにまた止まったときには、周囲のどよめきがいっそう大きくなりました。 昔はフランスの電車って必ず遅れるものだと思っていたので、多少発着にずれがあってもあまり気になりませんでしたが、最近は電車が遅れるなんてことはぐんと少なくなった気がします。 そう言えばパリの郊外電車の広告に、「時間通り」という宣伝文句が使われていました。 こんな当たり前のこと、日本じゃ宣伝にもなりませんが・・・。 さて、こうしていよいよパリに到着。 これからマルセイユなどへの電車に乗り継ぎの人は係員まで申し出るよう車内放送がありました。 フランスは非中央集権化が叫ばれているものの、まだまだ何でもパリ中心。 特に北部の人が移動するときは、いったんパリまで出なければいけないことが多く、とても不便です。 その上電車が遅れたために、乗り継ぎの電車に間に合わなかったなんて悲惨ですよね。 さて、ホームに下りて歩いていくと、係員が何かを配っていました。 それはこんな封筒。 中には遅延証明が入っていました。 封筒には連絡先を書く欄と簡単なアンケートがあり、これに電車の切符を入れて送り返すと返金されるシステムだそうです。 ただ、返金の金額等は「条件による」とだけ書いてあり、肝心の条件は載っていません。 さて、いくら何%くらい返ってくるのでしょうか? 鉄道会社SNCFからの手紙を待つしかありません。 ところで、切符は、電車に乗る前に自ら駅設置の機械に挿入して、パチンと穴をあけてもらわなければいけないシステムでしたが、この機械が変わりました。 新しい機械はちょっとつるんとした丸いフォームのかわいいヤツ。 切符を入れるとチチチと音がして乗車日時等の番号が印刷されますが、今度は穴が開かなくなりました。 こうして切符を機械に通さずに乗車すると、検札の際に引っかかって確か罰金だったと思いますが、帰りの電車はその検札すら来ませんでした。 TGVのような長距離の特急は検札は必ずありますが、ローカル電車だと長距離でもこのように検札が来ないことが多々あります。 日本のように駅の改札口に切符を通すシステムではなく、上記のように自分で駅の機械に切符を通すだけなのだから、切符がなくてもホームに入れるわけです。なのに検札があるときないときがあるっていうのは不思議ですね。 どうやらこの日記、テーマ「フランスあれこれ」1000件目みたいです! クリックよろしくお願いします! → お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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