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ベルギ-永住ミステリー小僧のブログ

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2023.05.07
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カテゴリ:未知との遭遇



今は午後の3時。

ザイ-ル(現コンゴ民主共和国)の首都キンシャサから空路2時間のLubumbashi(ルブンバシ)でランドクル‐ザ-に乗り、銅鉱山Kolweziに向けて悪路をすっ飛ばしているところです。あと2時間ほど掛かるらしい。

私はイヤホンで大瀧詠一の曲を聞いています。聞きながら
Lubumbashiの街並みを思い浮かべていました。
植民地時代の建物が結構残っている町並みには、今は盛りの赤紫色のブーゲンビリアが咲き誇っていました。暑くてむしむしする薄汚れた首都キンシャサとは対照的な、乾燥した気候で明るい空気に満ち満ちていたのです。

今回の西アフリカの旅の中では最も好感の持てる街かなあ。

しかしそこの街にいたのは僅か2時間で、我々は車で出発しました。
​Kolweziまでは数百キロなのですが、悪路続きなので4-5時間はかかるとのことです。

ふわぁぁぁ、退屈で欠伸が出ちゃうよ

いや、退屈ばかりではない、というのは分かっているんです。
昨日から体調がイマイチというか、体が怠い。

日本を出てから2か月近くか。結構疲れてるんだよなぁ

Kolweziには10日間ほど滞在した後キンシャサに戻り、後はヨーロッパに帰れるので最後の力を振り絞って頑張らなくちゃ-、と思ってはいるものの力が入りません。

西アフリカの旅は肉体的にも精神的にもきつい。微妙なところで保たれていたバランスが、ちょっと体調を崩すや否や、精神力までもがガラガラと音を立てて崩れそうな嫌な予感がします。

今晩は美味しいものを食べて直ぐに寝よう。どんな料理が食べられるか分からんけど。

その後私は車の中でウトウトと寝てしまい、現地に到着するまで車の中で米突きバッタのように、頭を前後左右に振りながら寝ていたようです。


ここはKolwezi市内のあるレストラン。Iさんによれば、この店の料理は結構美味い、とのことですが、私は、そうですか、と素っ気なく答えます。
ここ2か月ほど一緒に旅をして分かったことですが、Iさんと私は食べ物の好みがかなり違う事が分かりましたから、ここは美味しいよ、と言われても素直には喜べません。

フランス語で書かれたメニュ-を見るのはセネガル以来でしょうか。でもあの時は、たった1枚のメニュ-でしたけど。いわゆる「本日のメニュ-/Plat de jour」ですね。

しかしこのレストランのメニュ-は分厚いし結構な品数です。しかし写真が付いていないのでイメ-ジが全く湧きません。仕方ないのでIさんに一任することにしました。
取り敢えずオードブルのようなものをいくつか頼んで、様子を見ることにしました。

最初に来た皿を見ての第一印象は、小さい骨付きの鶏のから揚げでした。
食べてみると鶏肉にしてはさっぱりしていますが、味は唐揚げそのものでした。

「これ、結構いけますね」
「そうか、それは良かったな。まあ、日本じゃ食べないだろうから」
「小型の鶏かな」私はそう想像していました。
「明日山に行ったら見せてやるよ。結構どこにでもいるからな」
山とは銅鉱山のことです。

メインは体を元気付けるためにぺパ-ステ-キにしました。


Kolweziの銅鉱山は想像を絶する大きさ広さで、まるで富士山の山頂の火口を想わせる露天の採掘穴が、らせん状に下へ下へと掘られている景色は、単に雄大という言葉がチャチに思えるほど壮大で幻想的なものでした。

直径は数百メートル、いやもっとあるかな。穴の深さも同じくらいかな。

遥か下に見える車高が5m以上ある200トンダンプが、米粒のように小さく見えます。

来てよかったな。

体がそして頭の中が芯まで洗われるような壮大な景色でした。


「それじゃあ行こうか。もう一つ忘れないうちに見せておきたいものがある」
と言って、車で巨大な廃タイヤ置き場のような人気のないところに連れていかれました。
周りを見渡してもそれらしい家畜場らしいとこはありません。
すると、
「ほら、あそこを見てみろよ、ぴょんぴょん跳ねているだろう。あれが昨日食べたものの正体だ」
そう言って指さした方に見えるのは、丸々と太った大きなカエルでした。

ヒキガエルかな…

「食べたのはCuisse(もも)のところだ。ちゃんと骨付きだっただろう? Grenouillehはそこの部分しか食べないらしい」
「今晩もあそこで食べられるぞ」

こういう事ってありません? 料理自体は美味しいけれど、料理前の姿、特に生きているのを見るともう食べたくない気持ち。特に蛙となると…だめです!

もう絶対に食べません!!

でも、こんなのは序の口だったのです。

             

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最終更新日  2024.03.08 17:59:21
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