ベルギ－永住ミステリー小僧のブログ

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ドラフト入団選手の通信簿、第６回目は日本ハムです。　　　　　　　　　
早速、2016年から2022年ドラフト入団選手の成績表（Aランク）です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


いつものように、縦の年度はドラフト年、横の年度はシーズン年、名前の赤字は高卒を表します。

『Aランク の基準: 
    ​打者​は、規定打席到達者で打率0.250以上。
　​先発投手​は、投球回数100以上で、防御率2.50以下あるいは10勝以上。
　​リリ－フ投手​は、登板50試合以上で、防御率2.50以下あるいは20セーブ以上か20ホールド以上。』

今季の日本ハムと言えば、やはりこの選手でしょう。
18年ドラ４高卒５年目にして大ブレ－クした万波中正外野手です。今季は141試合出場、規定打席にも到達し打率0.265で第10位という上々の成績でした。しかし彼の名を知らしめたのは、何といっても25本塁打というパンチ力で、本塁打王に僅か1本届かなかったものの大活躍した１年でした。来季は本塁打王への期待が高まりそうです。
同じ18年ドラ２高卒５年目の野村佑希内野手も、初の規定打席に到達し13本塁打を記録しました。打率がちょっと0.250を下回っていましたが、ギリギリAランクにしました。万波選手に続き、野村両選手も来季ブレ－クしそうな勢いです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
一方投手では、伊藤大海、北山亘基、河野竜生、玉井大翔が第一線で活躍している一方で、これから台頭しそうな若手が数多く見受けられます。
野手では、勿論清宮幸太郎（17年）や、奈良間大己（22年）、加藤豪将（22年）、上川畑大悟（21年）、俊足の五十嵐亮汰（20年）、投手では鈴木健矢（19年）と金村尚真（22年）といった具合に盛り沢山です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2022年に新庄剛志監督が指揮をとり始めてから若手を積極的に起用したことで、昨シ－ズンより若手の活躍が目立って増えてきているように見えます。まあハッキリ言えば、ベテラン選手をバッタバッタと切り捨てたので、若手選手にとっては障害物の少ない障害物競争なもので、のびのびとプレ－出来るのでしょう。　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そしてもう一つは、新庄監督のアメとムチの指導方針も、若手の起用にプラスになっていると思います。
気の抜いたプレ‐をする選手をバサッと切り捨てて起用せず、代わりの選手を２軍から引き上げるという事を何度かしているうちに、チ－ム内に張り詰めた緊張感が生まれてきたと感じています。ただその匙加減もまた難しいところではありますが…。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ではドラフト選手のまとめです。
1）ここ数年、高卒も含めて若手の台頭が目覚ましい。
2）将来の主軸になりえる、長距離砲や中距離打者予備軍の玉がそろっている。
3）投手では、MLB移籍を模索している上沢投手の穴をどうやって塞ぐのか。FA加入した山崎福也となるのだろうが、先発の駒を揃えるためには加藤、伊藤、山崎に続く若手の成長が必要。

このチ－ムには、今後芽が出てくる、あるいは大化けしそうな若手が結構いるようです。今後一斉に花開く可能性がありますが、それがチ－ムの成績に直結するかは何とも言えないところ。
その点は来季３年目となる新庄監督の指揮いかんと言えるかもしれません。　

さて、次回は他球団の実態が分かったところでもう一度、楽天のドラフト選手の成績や育成の問題点、課題などを深堀していければ、と思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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