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柳居子徒然

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2021.07.29
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 小学校時代の同級生の女性で、公立の幼稚園の園長をしていたのが居て、同窓会の席上で、近頃の園児の保護者の気質とか無軌道ぶりを 憤慨とか諦めの話をしてくれた。

 ある日 園児の男の子が、眼も鮮やかな茶色に髪を染めて登園して来た。子供が自分の意志で染めた事では無い事は言うまでもない。毛染めは肌に対するリスクも大きいから親を読んで注意しなければと、保護者が来るようにと連絡を入れた
平日の午前中にも関わらず けたたましいぎ装をこらした車で夫婦揃ってやってきた。自分達の子供よりもっと鮮やかな茶髪と言うより金髪。一応呼びつけた理由を説明し始めた。『お子さんの髪の毛の色ねえ』と、一声かけると『エー色やろ。』と返って来た。 もう後に言う言葉が見つからない。『毛染めの薬は劇薬し言って体によく無い物が入っているから 充分気をつけて下さいね。』と言うのが精一杯だったという。

 親が持っていると思われる 子供の髪の毛の色に対する介入権 髪の毛染められる子供は迷惑な事かも知れないが 両親がそう云う髪色をしていると 何の違和感も持たないのかも知れない。


昔はそう云う事は無かった。 我々の子供の頃や一・二代前まで 男の子は丸刈りが普通だった。 しかしもう少し前 江戸時代やそれ以前の子供の髪型は『童髪(わらべがみ)と言って、一切束ねをせず ほぼ伸び放題の髪型だった。若衆髷と言うのはもう少し長じてからの話。 三歳位から 元服の十七歳位までは「わらわ髪」散らし髪とも言った様だ。尤も成人に迄育つか如何か判らない時代 子供は出来るだけ沢山作っておかねばという生物学的本能に悖る子沢山 数多い子供の髪の毛に手を掛ける時間など無かったのだろう。

 古い時代の子供の髪型に付いて記載の有る文軒は見つからない様だが 『童髪』だけは「わらわ」という言葉で残っている。武士が戦場で、髪型等気にする余裕も無く必死の思いで戦っていると 元結が切れて 何の手入れもせぬ髪型 童髪になる。大人の童だから 「おおわらわ」 という言葉がうまれた様だ 『夢中になる』とか『一生懸命』 髪振り乱して頑張る という意味の言葉として生きている。
『大童』と書くと読解出来ない人が続出すると思われるので、今は「おおわらわ」平仮名表記が殆どだが 髪振り乱して頑張る子供の髪型をした大人と言う本来の意味が有るのだそうだ。  









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Last updated  2021.07.29 10:22:49
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