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カテゴリ:カナダ語学留学
日本に受験産業が成立するのは、大學入試と言う奇妙な1年1回の一発勝負のギャンブル市場が立つからだ。高校で並みの成績の学生が、高額を支払う受験塾で「傾向と対策」を教えてもらって、ギャンブルに成功すれば、有名大学に入れると言うカナダ米国ではありえないシステムを、日本国が明治以来温存しているからだ。
カナダでは高校の普段の成績のみが、大学入試での評価になる。 高校1年生と2年生の評価が60%、3年生の成績の評価が40%を占める。優がAで, 良がB,可がCである。Aが多ければ州立大学や有名私立に入れる。センター試験などは無い。 片や、日本の場合は高校の成績は関係なく、ただ単位を修得しているか、否かのみが評価されている。つまりAを取ろうがCを取ろうが、関係ないと言う事だ。普段の高校の優等生、劣等性は大學入試の際の評価には全く対称外。これは、驚くべき非常識だと思う。そのシステムが日本で動いている。その馬鹿馬鹿しさが、受験産業が成立する唯一の基盤である。 カトリックの本山のバチカンが、世界の10億の信者さん相手に宗教産業を行っている。その根拠は、キリストさんからお弟子さんのペテロことシモンさんに「ペトロさんよ、僕は君の上に僕の教会を建ててね」と新約聖書の中で語った一言のみによって成り立っているのと同じだ。 カナダの様に普段の高校の成績を基礎に大學入学を決めるべきだ。日本の常識、世界の非常識である一回の試験で合格、不合格を決するのは、日本の正規高校の教育否定と受験塾のいらぬ繁栄を促進するだけだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月06日 15時29分47秒
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