カテゴリ:読書・つぶやき等々
「現代名刀展」を見て来ました。初期の刀は斬るよりも突く事が目的であったと言います。だから刀の形も時代と共に移り変わっていくわけですが。最高と言われるものは室町時代の作に多いとか。しかし現代の刀も素晴らしいものは、独特の気迫に満ちていますね。
火消しシリーズの朱雀は、愛刀を二本持っています。父譲りの愛刀”焔丸(ほむらまる)”は異人や悪鬼との戦いで使用しています。もう片方は『奴等』との戦闘用。己の血を『奴等』の体内に入れる為に突き刺す事が多くなる為のものですが、これはサギリの保管していたイサクの剣を拵えだけ直したもの。 三峰の愛刀は”冴枝丸(さえだまる)”。これは寒露に一時譲られましたが、村の守護者となり、その証の”黎明”を手にした寒露は三峰に返上します。そして父から竹生に譲られた”兼定”は、竹生が人でなくなった時に三峰に譲られましたが、風の家の宝であるその刀は、唯一の風の家の長の直系の男子である鵲(かささぎ)の元にあります。余命幾ばくもないと悟った三峰が、我が子との今生の別れに置いて行った刀でした。 霧の家に伝わる名刀”琴祐”は、霧の家の長の息子である忍野が所有しています。この刀が村の森の中で血まみれで発見されるのが、次の物語です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/09/08 07:43:50 PM
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