テーマ:詩&物語の或る風景(1048)
カテゴリ:読書・つぶやき等々
「Peltier」のダコワーズをいただいた。メレンゲのさっくりした生地の中に、プラリネクリームの香ばしさとカラメルの苦味がアクセントになっていて美味しい。 カモミールにミントを加えたお茶と相性が良かった。思いがけない発見でうれしくなった。珈琲だと中のクリームの微かな苦味が分からないし、ナッツの風味も消えてしまうので、紅茶にしようと思ったが、何となくハーブティが飲みたくなって。 同種類の焼き菓子は幾つもあって、ダックワーズだのダッコワーズだのと呼ばれている。元祖はどこだと主張も色々あるらしい。「ペルティエ」もパリで有名なふりをしているが、元を辿ればユーハイムなのだけれど、日本の他の海外ブランドも後ろには日本のお菓子屋がいるのだから、それも言い始めると仕方ない。 問題は味なのだ。 とりあえず、今日のお茶の時間は満足だった。 それで良しとしよう。 そう言えば、ユーハイムの展開している店で「ローゼンハイム」というのがある。森茉莉の小説「恋人たちの森」に登場する美少年パウロが勤めていた洋菓子店の名前が「ロオゼンシュタイン」と言う。これはユーハイムをモデルにしたのだと聞いた覚えがある。何となく、本家の方が小説の真似をしたような気がした。 あの小説の内容は、お菓子の様に甘く、そして中に隠されたクリームの様に、最後に苦味がやって来る内容だった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/26 12:33:05 AM
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