カテゴリ:霊魂論
内的霊的衝動の写しとしての美術史 第1講 ドルナハ 1916年10月8日-XXXIV 第34 ジョット-晩餐 記:ジョットの「最後の晩餐」は、1303年から1305年頃にパドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂に描かれたものです。「最後の晩餐」は、キリスト教の新約聖書に記述されているキリストの事跡の一つで、イエス・キリストが処刑される前夜に12人の弟子たちと共に摂った夕食のことをいいます。また、その夕食の席で起こったことも意味します。キリスト教の新約聖書に記されているイエス・キリストが処刑される前夜に12人の弟子たちと共に摂った最後の食事この晩餐の後、イエスは磔刑となり一度死ぬことを意味しています。最後の晩餐でイエスは、パンをとって「これがわたしの体である」と言い、ワインの入った杯をとって「これがわたしの血である」と言って弟子たちに与えました。パンはキリストの肉体、葡萄酒はキリストの血を喩えられています。このシンボリズムは、これから十字架刑を通して演じられる「犠牲」を暗示しています。また、自分の死によってもたらされる贖罪と救済に弟子たちを与らせ、神との交わりに参せよという意図も読み取ることができます。それ故、キリスト教の聖体拝領の儀式(聖餐式)では、種無しパンと赤ワインが供されます。新約聖書にはイエスの弟子を含めよくワインが登場しますイエスの批判者は其れ故にイエスを「あの酔いどれ」と非難しています。 第34:ジョット-晩餐 ![]() ![]() 哲学・思想ランキング
最終更新日
2023年12月11日 06時10分06秒
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