東禅寺(とうぜんじ) 三原
正式名称は、蟇沼(ひきぬま)山 補陀落院 東禅寺といい、真言宗御室派のお寺です。この周辺は、小早川氏の氏寺が多く、ここもそうであり、一時は隆盛を極めたが、雷火等で焼かれ、衰退し、現在は小さな本堂のみがある。今は、決まった住職も居られないようである。本堂本尊は、秘仏 十一面観音(行基が立ち木に彫ったとされる?)で、33年に一度開帳される。こちらは、御前立ちもそれなりに風格があります。四天王の間に、小さな地蔵菩薩四天王 1300年に寄進との文書が残っているという。確かに、鎌倉時代らしい玉眼の入った素晴らしいお姿である。持国天・多聞天・広目天・増長天の各仏像をアップしてみた。御前立ち天井画 龍の彫刻護摩壇不動明王こちらは、高野山 金剛峯寺にある快慶作 広目天立像 比較しては失礼かもしれないが、その時代でも作品の幅は広かったのでしょう。 以上