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なまず的日常見聞録

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2023年07月19日
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カテゴリ:映画
録画ストックの中から、ザ・シネマで放送の「血まみれギャングママ」'70を。ロジャー・コーマン監督作、いやあ、すごい映画だよね。

1930年代に実在したケイト・バーカー一家の物語を忠実に描いたというのは大嘘らしい。「俺たちに明日はない」同様の、カントリー・ジャズ系の音楽をバックに、アメリカには実在しそうな超保守的な一家のサヴァイヴァルの様が綴られる。のっけに父と兄弟にレイプされるヒロインという、もうカタルシスはカケラもなさそうな展開を想起させる。

敬虔なクリスチャンで、ママ・バーカーは、事あるごとにピアノで讃美歌を奏で、子供たちに唱和を強要する。でも、彼らの信仰には、“汝、殺すなかれ”は含まれていないようだ。自分達が生き残るためには殺すことも是なのかと。特に長男のドン・ストラウドは簡単に殺人を犯し、弟たちからもドン引きされる。

他の兄弟たちも曲者ばかり。ドラッグにハマって命を落とすロバート・デニーロ、人はいいけれど、マゾヒストでゲイの3男。その、お相手のブルース・ダーンと、長男ドンの情夫の娼婦がファミリーに加わる。ママも正直者で、ダーンに加えて、人質に取った富豪のパット・ヒングルにも体を求める。このヒングルの存在が、家族の内紛を招くのだったが・・・

​大恐慌時代、誰もが生きることに精一杯だった時代の赤裸々な感覚を見事に描いているのは、低予算でカツカツの撮影現場の感覚ならではだろうか。貧しい人間だって弱小プロダクションだって生き残っていかねばならない、どんな手を使ってでも。公序良俗なんて知ったことか。決して後味は良くない映画だけれど、単純な金儲け映画というのを超えて、コーマンならではの主張はさりげなく感じられる。それにしても、ママに扮するシェリー・ウィンタースの怪演、よくぞここまで演ったよなあ。

続編的企画の「ビッグ・バッド・ママ」や「クレイジー・ママ」も見てみたいな。97歳のコーマン、健在なうちに何か特集企画を期待したいところだな。





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最終更新日  2023年07月21日 09時18分01秒
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