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カテゴリ:映画
「インディ・ジョーンズ」の新作ねえ、正直、観るつもりはなかった。何せ、前作がつまらな過ぎた。てか、覚えてないんだよな、あの、冷蔵庫に入っていて核爆弾から逃れましたってのが、おバカ過ぎて。あれでもう、スティーヴン・スピルバーグを見放しかけたからね。
しかし、週末どうにも暇だったもんで、今更ながら、やっぱり観ようかと。最早、ドルビーアトモスの上映は「ミッション・インポシブル」に譲ってはいたが、新都心シネマQでの上映は、ほぼ満席の盛況でありました。ということで、「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」(以下、ネタバレあり)。 前作で登場のシャイア・ラブーフは、インディとマリオン(カレン・アレン)の息子だったんだね、それすら忘れていた。その息子のマットは、戦争に行って死んでしまったらしい。それが原因で、インディとマリオンは離婚寸前らしい(いや、結婚したのも忘れていたが)。さすがに歳食って、冴えないジジイと化したインディは、授業もまともに聞いてもらえない大学を定年リタイア。そこに現れる大柄なフィービー・ウォーラー=ブリッジ、何に出ていたか忘れたけど、結構強烈な顔立ちで印象に残っている。どちらかというと脚本肌の才女らしいけど。 007風に前段の冒険エピソードが、1944年第二次対戦中のもの。ここでのハリソン・フォードはCG若返り?そのままだったら嫌だなあと思ったけど、本筋は1969年の設定で、ジジイになったインディが“マジカル・ミステリー・ツアー”で叩き起こされる。この曲の使用料に1億ってマジ? このシリーズならではの洞窟みたいな場所での謎解きやアクションも展開するのだけど、ビール2杯飲んでいて少しうつらうつら来てしまったり・・・それはいんだけど、インディの旧友役で登場のアントニオ・バンデラス、後で復活したりするかと思いきや、結構、かわいそうな扱いだった。むしろ、1作目から出ているジョン・リス・デイヴィスとかの方が厚遇に思えた。エジプシャン役だけど、イギリスの役者なんだね。 クライマックスは、いきなりSFになってしまう。アルキメデスが登場?う〜ん、まあ、それもありかね。冷蔵庫で生き残るよりはマシかな(しつこい)。妻にも見捨てられかけている孤独な老人のインディは、古代ギリシア時代のシラクサにとどまることを望むが、ブリッジのパンチで、それは果たせず・・・ キー・ホイ・クアンのように印象には残らないけれど、エスニック子役が活躍したり、黒人女性捜査官が登場したり、色々配慮はされているなという感じ。でも、今回の主役は何よりもブリッジかな。それに、旧ナチス役のマッツ・ミケルセンだね。そして、最後に再びアレンが登場。さすがにおばあちゃんだし太ってはいたけど、1作目の「レイダース」を彷彿させる終わり方に感無量という人もいたかも知れない。これでシリーズ終わりなら、いっそキー・ホイやスピルバーグ夫人のケイト・キャプショーも出せばよかったのに。 しかし、ハリソンは、ハン・ソロを再演し、デッカードも再演し、インディまでとなれば、もうこれ以上演れる役が無さそうだ。でも、引退はしないそうだ。この後は何の役を演るのかね、ジョン・ブックか?それとも「アメ・グラ」の役とか。ともあれ、「インディ」は観たけど、例のトリさんは間違っても観ないからね、あしからず。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年07月23日 19時40分45秒
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