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2024年05月17日
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カテゴリ:映画
ボブ・マーリーの伝記映画「ワン・ラヴ」を結構期待して初日鑑賞@新都心シネマQ。しかし、んんん・・・

結論から言うと、この映画は、「ボヘミアン・ラプソディ」のようなライヴ場面で見せる映画なのかと思うと期待を外される。あくまでもボブの伝記ドラマという作りなのだ。冒頭にジギー・マーリーの挨拶があったりして、マーリー家が全面的に関わった家族公認の映画なのだ。しかし、家族が公認した映画が必ずしも面白いとは限らない。きれいごとに始終することに陥りがちだからだ。

描かれるのは1977年のアルバム「エクソダス」が発表される近辺に絞られている。76年の、ジャマイカでのスマイル・コンサートの開催時、映画では、その前日に銃撃に遭い、妻のリタ・マーリー​​が重傷、そして、ボブも腕に傷を負う。一旦、山奥に逃れるもののコンサートは決行。実際は90分演奏したのだけど、この映画での描き方は、銃撃のトラウマでボブはすぐにステージを降りてしまったような印象を受ける。ここらの描き方が、どうも首を捻らせる。

政争に巻き込まれぬようにとロンドンへ逃れたボブたち。アイランドレコードのクリス・ブラックウェルの庇護下で、ボブたちは新譜の録音を進める。アストン・バレットが何気無くかけていた「栄光への脱出」のサントラレコード。アーネスト・ゴールドによるテーマ曲をバレットは好んでいたようだけど、ボブは、映画の原題「エクソダス」に惹かれる。「ナヴァロンの要塞」のスカ・ヴァージョンもあるし、レゲエ系のミュージシャンが映画音楽をよく聞いていたのは事実のようだ。

「エクソダス」は持っていないのだけど、これでもってボブは一皮剥けたというか、世界への本格進出の足がかりとなった1枚になる。そして、ボブはジャマイカへ凱旋、ワン・ラブ・ピース・コンサートへ出演となるわけだけど、そのコンサートの模様は描かれない。家族と再会したボブが、子供たちを前に“リデンプション・ソング”を弾き語るというのが最後の場面となる。あの歌は、ボブの中でも最も好きな曲ではあるのだけど・・・

冒頭に書いた通り、ライヴシーンでの高揚を期待すると外される。一方で、ボブの生涯が赤裸々に描かれているというわけではない。まさに、“知ってるつもり?”ではあるけど、ボブがアメリカンの混血であることは知らなかった。思わせぶりに何度か登場する、炎に包まれた実父との場面も、結局、意味は明かされぬまま。よく知られてるエピソードなの?でもって、女癖が悪かったらしいボブの側面は、ほんのちらりと。あくまでも妻リタとの絆の深さを描くあたりは、家族公認ならではだろう。

ラスタファライの信仰に忠実であったボブについては、よく描かれてはいると思う。しかし、何より、この映画、盛り上がるところがないのだ。お馴染みの曲は、ほぼバックで流れるだけ。ライヴシーンではなくとも、もう少し音楽映画としての高揚が欲しい。対立政党の党首二人をステージ上で握手させたという政治的な場面がクライマックスになるのかと思いきや、記録画像で伝えるだけ。後は、ボブが如何に偉かったという賛辞の映像と字幕がタラタラと。おいおい、家族賛美の映画ってこと?

アメリカで1億ドル超えのヒットになったのは、ボブの知名度だけで?ちょっと解せない作りであった。もっと清濁合せたボブの生涯をキッチリ描けていたら、もう少し面白くなっていたのではないか。ジャマイカのヤバさみたいなのも、一向に伝わって来なかったし。「ハーダー・ゼイ・カム」みたいにジャマイカで作られないと、ボブの真実は描けないのかも知れない。誰かいつか、そういうのを作ってね。





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最終更新日  2024年05月19日 23時46分17秒
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