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なまず的日常見聞録

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2024年05月18日
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カテゴリ:TV
ちょうど一週間前に放送されたものだけど、ETV特集「汚名 沖縄密約事件 ある家族の50年」を録画視聴。沖縄の本土復帰記念のタイミングに合せて放送されたもの。

西山太吉に関するドキュメンタリーというのは、これまでもいくつかあったと思う。本人も言う通り、日本一の新聞記者になりかけた西山は、外務省の女性官僚と“情を通じて”情報を入手したということで、官僚も西山も国家機密漏洩の罪に問われる。いわば、内容のすり替えであり、肝心の密約の有無は追及されることなく有耶無耶となる。しかし、その後のアメリカの公文書で密約の存在は裏付けられることになる。

番組は、西山の妻の視点に焦点を当てる。夫を支えるべき立場にある妻ではあるけれど、この顛末には複雑な思いがあっただろう。妻・啓子の日記が公開され、番組の(女性)ディレクターが紐解いていく。西山を扱った「密約」を記した澤地久枝(93歳にして健在!)は、西山と家族ぐるみの付き合いがあったが、妻・西山啓子の視点を顧みることはなかったという。

アメリカの公文書での密約の存在を顕にしたのは、琉球大学の我部政明教授だった。そして、記者としての西山の矜持を継いだのは琉球新報記者・松元剛(現在は広告事業局長)だった。新報は、“外務省機密漏洩事件”、“西山事件”の呼称をやめ、”沖縄返還密約事件”に改めた。ただ、西山自身が沖縄に思いを寄せて密約の有無を追求したとということではなさそうだ。あくまでもブンヤとして大ネタを追及したまでということか。

​密約の存在が明らかになって復権を果たした西山だったが、やはり、忸怩たる思いは変わらず、晩年は酒やギャンブルに溺れていたらしい。一方の複雑な思いを抱えた妻・啓子だったが、やはり、夫の記者としての復権は素直に喜び、最後まで支え続けたようだ。妻・啓子が病で逝ってしまい、10年後に西山も鬼籍に入った。そして、二人は同じ墓に祀られた。

日米の密約にあった、返還地の原状回復の費用をアメリカが払うように見せかけて、実は日本政府が肩代わりという、このカラクリ。これは今尚、辺野古の新基地建設を始めとする、様々な日米地位協定絡みの件で適用されている。そこを有耶無耶にして世間の目を欺いている点は現在も変わらない。これを追及するのは、確かに沖縄のマスメディアをおいて他にないだろう。





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最終更新日  2024年05月20日 23時23分40秒
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