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2009.11.17
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カテゴリ:シンガポール生活
11月13日~22日まで、伊勢丹スコッツ店 にて金沢能登のれん市が開催中です。

蟹やイクラや干物などの海産物や地酒の他に、九谷焼や山中漆器などの伝統工芸品なども並びます。

今回、石川県を代表する伝統工芸九谷焼山中漆器で作られたUSBメモリーが出品されているのですが、これがなかなか素敵なのです。

NotoFair


****

九谷焼(くたにやき)とは、石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産される色絵の磁器。
特徴は力強い文様と五彩(緑・黄色・群青・紫・赤)に色どられた華麗な色絵です。
江戸時代の初期、後藤才次郎によって加賀の国九谷村で焼成されたのが始まりとされます。
それから約50年後、その原因は謎に包まれたまま突如として九谷は廃窯してしまいます(その原因は諸説あり)
廃窯から100年後、加賀藩が京都から職人(青木木米)を招き、金沢の春日山に春日山窯を開かせ九谷を復興させます。
以来、九谷焼は加賀地方一帯に広がっていき、数々の作風が生まれます。
明治の頃には西洋文化も取り入れられ、その豪華絢爛さで一世を風靡、今では世界各国で愛用されている日本の伝統工芸品の一つになっています。

九谷焼の作風は実に様々で、
豪放な筆致で草花山水を見事に描いた古九谷(後に九谷は廃窯)
素地に赤色を塗り、唐人など人物を多く描き込んだ呉須赤絵写しが多い木米(もくべい)風
徳川泰平の文化文政時代を反映し、古九谷風を最も受け継ぐ作風と言われ、柔い画風が特徴の吉田屋風
白地に細い赤色の線が描き出す緻密画と金彩を施し鳳凰や龍、唐人などを描いた飯田屋風
総赤地に金で緻密な模様を描いた豪華な装飾が特徴で、金襴風とも呼ばれる永楽風
古九谷から再興九谷まで全ての技法を取り入れ、明治以降に一世を風靡(西洋文化の影響も受け、和洋折衷)した絢爛豪華な庄三(しょうざ)風
大正時代に広まり、鮫小紋の様な独特の細かい文様の青粒(あおちぶ)
など、各時代の窯によって変化に富んでいます。



そして漆器と言えば、輪島塗り・・・が有名ですが

同じ石川県の工芸品、山中漆器だって凄いんですよ。


山中漆器の始まりは安土桃山時代の天正年間、諸国山林伐採の許可書を持つ木地師(きじし)が越前(福井県東北部)の山間部より石川県山中温泉の上流20Kmにある真砂地区に移住し、「轆轤挽き物(ろくろひきもの)」の技術が伝わったのが起源とされているそうです。
その技術は山中温泉のあたりに定着し、江戸時代中期には、椀、盆等の日用品の他、温泉にやってきた人々の求めに応じ、土産用の遊び道具を作って売る等、温泉とともに漆器も発展しました。
19世紀の前半には塗りの技術や蒔絵の技術が入ってきて、現在の美しい山中高蒔絵(やまなかたかまきえ)の基礎が築かれました。
山中漆器の特徴は轆轤(ろくろ)による挽物(ひきもの)の技術です。
挽物とは材料轆轤に固定して回転させ、刃物をあてて器の形を削りだす仕事。
この仕事を行う人を木地師(きじし)といい、木からお椀などの形を作る仕事を木地といいます。

轆轤を使って削り出すのが特徴ですから、丸い物‥‥‥お椀やお盆、茶道具の棗などが主なものです。
木地の段階で他の漆器の産地(輪島など)に送られるそうで、日本で使われているお椀の実に9割がこの山中で作られているとも言われています。

****

今回、深い青に浮かぶ桜が美しい「紺地桜」という九谷焼USBメモリーと、すすき野に浮かぶ月の蒔絵が印象的で美しい「武蔵野」という山中漆器USBメモリーを買いました。(冒頭の写真↑)

蒔絵漆器のUSBメモリーは気軽に手が出ない様な高価な物でしたが、見れば見る程美しいその細工に惹かれ、私はこれを密かに夫への贈り物にしようと・・・・思いきって奮発しました。(夫にはまだ内緒です)


この山中漆器USBメモリーは、茶道具の棗(お抹茶を入れて運ぶ茶道具:棗の実に形が似ているのでそう呼ばれる)などで有名な伝統工芸師、道場宗廣(みちばそうこう:2代目の道場順一氏)の作だそうです。
ちなみにその道場漆器店はあの和の鉄人、道場六三郎の実家なのだそう。
初代宗廣はの彼の実兄で、道場六三郎は2代目宗廣の叔父にあたるそうです。

***

以前、結婚式の引き出物で江戸の伝統工芸品の一つ、江戸切り子を頂いた事があるのですが、とっても良いアイデアだな・・・って思いました。



伝統工芸品ってどれもとっても素敵ですが、なかなか自分では買う事ってないですよね。
伝統工芸品って、自分では買う機会はあまりないけれど、もらったら嬉しいもの・・・の一つではないかしら~?
それにUSBメモリーなのでいくつあってもいいし、ビデオレターじゃないけれど、動画メッセージを入れてプレゼントするのも素敵ですよね。
事前にオーダーすれば、蒔絵を施していない部分に名前を入れたりも出来るそうなので、結婚式の引き出物や会社の記念式典のプレゼントなどにも使えそうです。

山中漆器USBメモリーは45ドル~、九谷焼USBメモリーは確か100ドル~

NotoFair


22日まで伊勢丹スコッツ店 地下のスーパーマーケットのお酒コーナー前にて販売中です。


日本の伝統芸能を広く世に伝えそして盛り上げ、次の世代に?げていくのは、職人や地元の人達だけの問題ではないですよね。
伝統工芸品には、その作品が生まれるまでに幾重にも重ねられた緻密な作業と労力、そして長きに渡り受け継がれた技が込められています。

旅行で各地を訪れる前に、その地元の特産品についてや伝統工芸について調べてから行かれるときっと楽しさが増すと思います。

高いには高いだけの理由があり、その理由をさぐることはその伝統的な技を理解する事にも繋がり、品物への愛着も深まるというもの。
伝統工芸品=ちょっと高めのお土産物という今までのイメージを覆すと思います。

お土産物屋さんを覗くのが楽しみになるはず!






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最終更新日  2009.11.17 11:20:54
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