肩こりと低代謝症
寒い季節になってきましたこの季節になると「肩こり」を訴える方が数多くいらっしゃいます「肩こりは暖めると楽になる」ということは多くの方が理解し実践されているとは思いますが、皆様その理論をわかっていますか?人は「恒温動物:体温が一定の動物」ですその温度は36.55~36.77℃というとても狭い範囲で設定されていますこの温度は「細胞が最も活発に活動できる温度」なのです人は「熱産生と熱放散」というシステムによって体温を一定に保っています熱産生側は主に「筋肉と肝臓」です寒いところへ行くと「身体をすくめる」ということをするはずですが、これは筋肉を収縮させて熱を産生しようとするシステムです逆に暑くなると筋肉をゆるめ、熱を作らないようにしようとするのですですから、表面的にカラダを暖めると、身体が「自身の機能で熱を作る必要がなくなる=筋肉を緩める」となり筋肉がゆるんで肩こりが楽になるのです低体温症の人は筋肉や肝臓の「熱産生システム」の以上ですそのため「必要以上の筋肉収縮」を必要とするために*肩こり*こわばり*腰痛*筋肉痛という「筋緊張状態」が続くことになるのです「低体温症/低代謝症」の治療目的で来院される方の多くに「そういえば肩こりがなくなった」という改善を喜ばれる方が多いのですが、わたしからすれば当然の結果なのです