健康・美・老化を考える辻クリニック院長のブログ

[ダイエット/部分痩身治療] カテゴリの記事

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• イライラが過食を生む

  「イライラ状態」という状態の定義を理解できますか？「イライラしている」という状態は「正常な判断が出来ない状態」と言えます当院が「ダイエットは心と身体の治療である」と言い切るのは、肥満状態を起こしている人のほとんどが精神的なトラブル（とはいっても精神科の受診を必要とするベレルではない）を抱えていることを理解しているからです食行動には＊空腹（生理的空腹）＊異常空腹）＊一般食欲（単純食欲）＊異常食欲がありますその人が食べてしまう（食べるのを止められない）理由を見誤ると、治療法を誤り、食行動を止めることができません一般に言われる「食欲抑制剤」というものでは「異常食欲」を止めることはできませんし、食欲抑制剤で「空腹」を止めることもできないからです肥満の一番の原因である「異常食欲」の多くは「ストレス性食欲」「イライラ性食欲」というものですイライラは「正常な判断が出来ない状態」な訳ですから、その人にいくらダイエットの理論を説いても「馬耳東風」ということがわかるでしょう＊冷静な判断ができない＊止めたくてもやめられない＊一度浮かんだ考えが頭から離れないこのような状態で発生した「異常食欲」を止めるためにはそれに見合った治療を行わなくてはならないのです

  2009.01.29

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• ダイエット医療をやっていて思うこと

  当院もここ麹町に移転してはや２年の歳月が流れました延べ人数にして数えきれない人のダイエット治療をやってきて思うことそれは「心の医療を伴わない医療の崩壊」ということですダイエットと聞くと多くの方が＊食べる量を少なくする＊消費量を多くすると単純に考えがちですが、正確には＊食べる量を少なくすることが出来ない精神状態を治療する＊消費量に関わる代謝の治療＊運動という消費に向かえない精神状態を治療するということだと実感するのです今の医療は「患者が出来そうもないことを正論のように『こうしなさい！』という医療」です肥満は病気ではありませんが、その先には糖尿病や高血圧、ガン等が確実に存在します糖尿病専門医という人達が患者達に＊腹八分目にしなさい！＊適度な運動をしなさい！と正論を述べたところで、その人にとっては「馬耳東風」「出来るものならやってるよ！」という感じでしょうそうではなく＊なぜ出来ないのか？＊その気持ちはどんなものなのか？＊どのような悩みを抱えているのか？＊改善したときの夢をもっているか？＊人生についてともに考えましょうといった「心の一体感」なしではこのような病気の治療は不可能でしょう当院は「一人１時間　１日８人」という体勢をかたくなに崩さない理由はそこにありますそのために「残念ながら治療費が高くなってしまう」という答えでしかありません

  2009.01.28

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• ストレスと過食

  ダイエットを行ううえで「食事量／質のコントロール」は大変重要となります摂食によって体内に入ってくるエネルギー量をコントロールするうえでの「最も基本的なコントロール」だからですとはいいつつ、摂食コントロールが難しいのは「わかっちゃいるけど止められない」という部分。ダイエットとは医学的には「一種のストレス」と言えます「ダイエットするぞ！」という高い目的とモチベーションを持っている場合はそのストレスに十分絶えることができますが、＊他のストレスが高い場合＊ダイエットが長期化し、慢性のストレスとなった場合＊目的（体脂肪／体重／サイズ等）を達成し、モチベーションを保てなくなった場合等では、リバウンド的な過食になりやすいものです医学の中で「ストレス研究」が始まったのはごく最近の話ですストレスは多くの疾患を発生させますが、最もわかりやすいのは「精神疾患」でしょうストレスによって発生する＊うつ＊不安は食に大きな影響を与えますうつはほとんどの場合「食欲低下」を起こします鬱病の大多数の患者は「食欲低下：摂食障害」が問題となりますしかし＊うつのない不安（不安障害）＊うつ病に不安障害が合併している場合等は「過食」が発生する場合があります（特に夜間過食）このような問題で過食が発生している場合、その人の「根性／モチベーション／目的意識」で食を制御することはほぼ不可能と言えるでしょうクリニックでカウンセリングを重ね、進行中の精神状態を聞きながら治療を進める（それに伴って薬剤の変更を行う）のはこのストレスコントロールのためだといっても過言ではありません加えて、ダイエットは全国民の課題といってもいい程「病気の発生源」です過剰な体脂肪が「健康と美」の大敵であることは「ほぼ全員」がわかっているはずなのですそれがわかっていながら「わかっちゃいるけど止められない」というのは、治療を始める以前からなんらかの「精神的トラブルがある」と考えても良いかもしれません＊根性がない＊根気がない＊やる気（ダイエットを）がない＊続かないと「自分自身を攻める」必要はないのではないでしょうか？

  2009.01.13

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• ダイエットは「何学」か？

  メタボリックシンドロームの治療を初めて長い年月が過ぎようとしています述べにすると数えきれない人数の治療を行ってきましたそこで思うことがあります「ダイエットって何の学問（専門分野）なのか」という問題です＊ダイエットは栄養学？＊運動学？一般的なダイエットが「摂取カロリーを減らし（栄養学）、消費カロリーを増やす（運動）」と考えられている以上、「栄養学と運動学」と考えがちですしかし、専門の治療をやっているとそうではない部分の治療が一番大変なのです＊摂取カロリーを減らしたいがそれが出来ない（わかっちゃいるけどやめられない）＊運動はやりたくない（めんどくさい）ダイエットの治療は＊栄養学：カロリー栄養学ではなく分子栄養学＊代謝学：ホルモンや脂質／糖質の代謝学とならんで大切なのは＊心理学＊精神学だと私は感じています「わかってるけどできない」は＊モチベーション＊ストレス＊うつ＊不安＊依存症等、精神心理学に関わる問題によるものです実際、当院を受診する方には＊うつ病＊不安障害（パニック障害含む）等の問題を本人が気づかずに持っている場合がとても多いのです正直、この問題をクリアし、高いモチベーションとともに治療をスタートすれば、ダイエット自体はそれほど難しいものではありません「ダイエットはどうすればよいのか？」よりも「なぜできないのか？」にアプローチするのも医療の行うダイエットにはとても重要なことなのです

  2008.12.24

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• ◯◯ダイエットで痩せない！！

  当院には「いろいろなダイエットをやったけどまったく痩せない」とい人の相談が「来院」「メール」の形で沢山きますそのほとんどの原因が低代謝症だと私は考えています肥満（過脂肪）の原因は「体内吸収エネルギー量と消費エネルギー量バランス」ですこのバランスが正になれば太り、負になれば痩せることは「エネルギー保存の法則」からみて明らかですただし、これらのことはしっかりとした知識がなければ成功しません＊エネルギーとカロリーの違い＊摂取エネルギー量と体内吸収エネルギー量の違い＊消費エネルギー量の種類等、沢山の知識の元に行わなければ成功しないのです「◯◯ダイエットでは私は全く痩せなかった」という人々へほとんどのダイエット法は「食べる量を少なくして体内吸収エネルギー量を減らす」という方法に尽きると思います先に述べたように、ダイエットは「インとアウトのバランス」ですから、いくらインを少なくしても、それと同時に代謝が低下してしまう減量性低代謝症の人であれば、痩せなくて当然なのですダイエットの治療には＊インの治療＊アウトの治療がありますと当院では「インの治療は自分でやります」という人も数多くいらっしゃいますインを減らすには＊根性だして絶食＊バ◯ナダイエット等沢山あります当然、と当院で行う『食事指導＋食欲抑制＋吸収抑制』という治療もありますが、それはどれでもよいのです治療の本質は「アウトの治療：代謝のコントロール」にあるのです

  2008.11.12

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• 減量性低代謝症の治療について

  もう一つ「減量性低代謝症の治療だけやってもらえるのですか？」という質問にたいしてもちろんそれだけでも結構ですダイエットの治療は＊体内吸収エネルギー量の削減治療：いわゆるダイエット＊低代謝症／減量性低代謝症の治療の二つの組み合わせで行いますこのうち「体内吸収エネルギー量の削減」は＊食欲抑制＊吸収抑制＊排泄促進等の治療ですが、これは絶対に必要な治療ではありませんなぜならこれは「本人の努力」でどうにでもなるからです（そしてこちらの方の治療のほうがお金がかかるのです）真の治療とは「本人の努力＋医療のサポート」です体内吸収エネルギーを削減するには＊食事量の削減＊質の改革（食べるもの／食べてはならないものを理解して実践する）＊腸内細菌を育てるということによって成り立ちますから「努力＋知識」が一番ものを言うのです問題は低代謝の方で、これは本人の努力ではどうしようもありません「この部分だけサポートしてもらえれば、その他は自分で頑張る」という人このような人を当院は大歓迎です価格もそれであれば＜５万／月＞程度ですお気軽にご相談下さい辻クリニック＊病気のこと＊体のこと＊ダイエットのこと＊老化のこと＊サプリメントのこと（考え方や飲み方情報など）その他来院されない方でも自宅で実践できて役立つ情報をHP内「ウィキエンジン」で書きためていますぜひクリニックHPを覗いてみて下さい東京都千代田区麹町６－６－１麹町長尾ビル８階０３－３２２１－２５５１診療時間：11:00~19:00　（土曜・日曜・祭日休診）完全予約制＊詳細に関するお問い合わせはこちら まで

  2008.11.05

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• 減量性低代謝症の補足

  前回の「減量性低代謝症」について多くのご質問を頂いたのでここでまとめて書きますそもそも人は「恒温動物」といって体温（正確には細胞温度）が生涯にわたって一定の動物ですそれは「細胞」という名のエンジンが「36.55~36.77℃」でもっとも効率的に作動するからです代謝には＊活動＊成長／修復＊熱産生があります代謝の低下は「３つのうちのひとつだけが低下する」ということがなく、代謝の低下＝すべての代謝が低下するということです代謝が低いということは＊活動性が低い＊成長／修復能力が遅い＊熱産生が低いということになりますから、その分エネルギー消費が低いわけです問題はこの「低代謝」元来代謝が低い人はわかりやすいのですが「摂取エネルギーを少なくした時だけ代謝が低下する人」がいるわけですこのような人は一見そうは見えないところに問題があります「一見代謝が良さそうに見えて、ダイエットを始めると全く痩せない人」このような症状の人を減量性低代謝症と呼んでいます辻クリニック＊病気のこと＊体のこと＊ダイエットのこと＊老化のこと＊サプリメントのこと（考え方や飲み方情報など）その他来院されない方でも自宅で実践できて役立つ情報をHP内「ウィキエンジン」で書きためていますぜひクリニックHPを覗いてみて下さい東京都千代田区麹町６－６－１麹町長尾ビル８階０３－３２２１－２５５１診療時間：11:00~19:00　（土曜・日曜・祭日休診）完全予約制＊詳細に関するお問い合わせはこちら まで

  2008.11.05

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• 減量性低代謝症

  「一生懸命ダイエット（食事制限）したのにまったく痩せない」となげく人も多いかと思います当院にはそのような方が数多く来院されますが、当院ではこのような現象を減量性低代謝と呼んでいますこの現象は想像以上の多く、特に中高年の肥満者に多く見られますいざ減量をしようと「食事制限」をしても、この減量性低代謝の改善なしに試みても、それは全くの無意味となってしまう場合が多いのですどうせダイエットをするのであれば、この代謝機能をチェックしてから始めるのが最良だと私は思います辻クリニック＊病気のこと＊体のこと＊ダイエットのこと＊老化のこと＊サプリメントのこと（考え方や飲み方情報など）その他来院されない方でも自宅で実践できて役立つ情報をHP内「ウィキエンジン」で書きためていますぜひクリニックHPを覗いてみて下さい東京都千代田区麹町６－６－１麹町長尾ビル８階０３－３２２１－２５５１診療時間：11:00~19:00　（土曜・日曜・祭日休診）完全予約制＊詳細に関するお問い合わせはこちら まで

  2008.11.04

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• ダイエットに最適な季節がやってきた！

  以前、人間のエネルギー消費は主に＊活動エネルギー＊成長／修復エネルギー＊熱産生エネルギーがあると書いたことがあります活動エネルギーはその人の生活や運動量に大きく影響されます成長／修復は年齢はホルモン作用、細胞機能等に影響されますでは熱産生はどうでしょう？人の細胞は「36.55~36.77℃」で最も機能するようになっていますよって人は「体温を36.55~36.77℃の範囲内に保つ」というシステムを持っていますこれを車に例えると＊エンジン：熱を作る＊ラジエター：熱を放出する＊サーモスタット：熱を一定に保つ司令塔となり、これと同じシステムが体内にも存在するのですただ、車と体の大きな違いは＊車はエンジンだけの温度であるが、体は全身の温度を調節する必要があるという部分でしょうエンジンを「深部体温」とする仮定します車はエンジンの温度が一定であればよく、ボディ表面やタイアの温度はどうでもよいのですが、人は全身に細胞が存在するため＊皮膚表面温度＊末梢温度（手足等）なども重要なのです「熱産生／放熱システム」によって調節されている「体温安定システム」は、外気温の低下による放熱量の上昇により「熱産生量の増加」を余儀なくされますその分「熱産生エネルギー消費」は上昇するのです本来であればダイエットしやすいこの季節ですが＊末梢への体温運搬機能：末梢循環（血流）＊熱産生組織機能：肝臓、筋肉、褐色脂肪細胞の機能の低下によって「冷え性／低体温症」となり痩せないのです「本来であれば痩せやすい」この季節この季節のダイエットは上記の２点をコントロールすることで夏場以上に痩せやすくなるのです辻クリニック＊病気のこと＊体のこと＊ダイエットのこと＊老化のこと＊サプリメントのこと（考え方や飲み方情報など）その他来院されない方でも自宅で実践できて役立つ情報をHP内「ウィキエンジン」で書きためていますぜひクリニックHPを覗いてみて下さい東京都千代田区麹町６－６－１麹町長尾ビル８階０３－３２２１－２５５１診療時間：11:00~19:00　（土曜・日曜・祭日休診）完全予約制＊詳細に関するお問い合わせはこちら まで

  2008.10.31

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• 肥満と下痢の関係

  腸という臓器の機能は＊体が必要とする栄養素を吸収する＊不必要な摂取物を排泄する＊脳との間でホルモン伝達を行う等といった機能を持ちますここで重要なポイントは「体が必要とする栄養素」という言葉ですね「体が必要とする」という意味は＊成分として必要とする＊量的に必要とするという２つの意味があります当院で腸管の治療やダイエットの治療をされた後「よく下痢をするようになった」という方がいらっしゃいます実は私自身、過去にダイエットを行いました（現在も維持しております）が、それ以降「よく下痢をする」という体質になったように思います「体調が悪くなったの？」というとそういうわけではありませんただし「どのような時に下痢をするのか？」というと＊過剰な精製炭水化物を摂取したとき＊パーティや会合で遅い時間に食事をしたとき＊過食になったとき＊早食いになったとき等です本来消化管というものは「体に必要な成分の量と吸収スピード」を調節しようとしますどんなに必要な栄養素であろうとも＊体にとって過剰であるとき＊体にとって早く血中濃度が上がりすぎるときは「排泄作用」が働きますよく「普段から質素な食事をしている人が、急に豪華な食事をするとお腹を壊す」ということがありますが、これは正常は作用と言えるのです現代社会の食事は「過度な精製と過剰量」が問題となっています＊精製された小麦、米、砂糖は急激な血糖上昇を起こし、体に害を及ぼします＊ビタミンと言えども大量であれば「過ぎたるは及ばざるがごとし」ですそのような食事をとった後に下痢になるのはむしろ正常で、過剰な食事の後に「下痢もすることなく完全吸収してしまう腸」のほうが問題なのかもしれません肥満は体内に過剰なエネルギーが取り込まれた結果です人の体が持つ＊摂食中枢：食欲をコントロール＊腸管吸収：食べた物の吸収スピードと吸収量をコントロールという２つの制御システムがうまく働いているならば、その人の体が肥満に陥ることはないはずです「精製食品の摂取や過剰な摂取を行っているのに下痢にもならない消化管」そちらを問題視すべきだと私は思います過食で下痢になる人とても正常な腸管を持っていると思われますが、下痢自体は「細胞外脱水」を起こし、アシドーシス（体が酸性に傾く）をおこしますので、それに対する処置は必要です

  2008.10.23

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• 「美食」の続き

  「美食という麻薬（前回のブログです）」がカラダを蝕むことは明らかです医療の世界では＊糖尿病センター＊糖尿病専門医というものが増え続けているにも関わらず、糖尿病の患者はどんどん増え、今では１９００万人にも達しています以前にも書きましたが、医療は「糖尿病の進行を遅らせることはできても、その患者数を減らしたり、予防したりする機能はない」ということですこのことからも麻薬とよく似ていますアメリカでは「麻薬からの離脱センター」は数多くありますが、麻薬患者は増加しているのです過度の美食（正確には食欲という欲をむさぼる行為）による弊害は「誰の責任か？」と考えると＊美味しさだけを追求し、食する人の健康を無視して食を提供する側？＊提供されているものを我慢できない側需要側（食べる人）と供給側（食品産業）との間で「責任のなすり合い」が起きているようですこのままいくと、食においてもタバコと同じように「あなたの健康を害する恐れがあります」という表示をしなければならなくなるでしょうこれからの外食産業は「売る側と買う側」の両方に「人の健康を考えるという理念と道徳心」が必要になってくるでしょうそうしなければ、人のカラダはどんどん蝕まれて行くでしょう

  2008.10.15

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• 「美食」という麻薬

  メディアを見ていると「おいしいお店」の情報があふれています外食産業というものは「いかにおいしいものを提供するか」が重要である以上仕方のないことですいつから「食」というものが「レジャー」になったのでしょうか？「食べる楽しみ」「味覚の欲求」この追求がもたらしたものは「現在最も人を苦しめる病気＝糖尿病、メタボリックシンドローム」ですもし「料理」というものはそれほどおいしいものでなかったとするなら、人はここまで食べることにこだわったでしょうか？野生動物が「空腹が満たされればそれ以上食べない」というのも、もしかすると「あまりおいしくないから」なのかもしれません事実、人と同じように食事をするペットは肥満に悩んでいます「食べる＝快楽　その結果病気になる」とすると、それは「麻薬」によく似ています「麻薬　＝快楽　その結果体をむしばむ」麻薬を避ける最もよい方法は「麻薬に手を出さない」ということですしかし人は「おいしい食べ物」を追求し続けています（手を出さないどころではない）麻薬中毒者に対し「適度な量（腹八分目）を守りましょう」といっても不可能です美食にあふれた現代社会人に対し「腹八分目」というのはそういうことなのかもしれません「美食という麻薬」が氾濫した世の中で、私たちはどのようにして食と付き合っていけばよいのでしょうか？＊１回量を減らす＝おいしい物を少しだけ（毎回の量を少なく：どのような方法を使っても）＊回数を減らす＝「おいしい」を基準にして食べる食事を減らし「健康」を基準にした食事を増やすという以外にその方法を思いつきませんどの方法がよいかはその人によるでしょうどちらにしても「食が麻薬と化した現代人」にとって、食をコントロールすることは並大抵のことではないことを治療を通じて実感せざるを得ません

  2008.10.14

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• 肥満と最も関係の深いのは・・・

  肥満の原因にはいろいろあります特に中年太りの原因は食べ過ぎや運動不足だけでなく、体内代謝の問題が大きく関わってきます＊摂取カロリー＊摂取エネルギー量＊運動量＊基礎代謝量＊ホルモンバランス＊基礎体温＊仕事内容＊睡眠時間そのた幾つもの「原因と考えられるもの」と体脂肪率との相関関係を調べてみましたそれらの中で「最も相関関係の高いもの」は何だと思いますか？当院でのデータでは以外にも「肺活量」でしたこれは酸素と脂肪の関係性によるものだと考えられます体脂肪の蓄積にはいろいろな要素が複雑に絡み合っています「えっ！こんなことが」という小さな要素であっても強い相関関係があるのです「何か一つの魔法」によってダイエットが可能になるとは到底思えないことがこのことからわかるでしょう

  2008.10.07

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  食べる量（摂取量）と体に入る量（吸収量）の違い

  世の中には数多くのダイエット法がありますが、そのほとんどが「痩せるまでの方法」です私は常々「痩せる方法はどんな方法であってもよい　しかしそれが維持できるかどうかが重要」と言い続けています当院は「当院でダイエットから行う人」だけでなく「他社（もしくは他の商品、自力）でダイエットを行った人」も来院しますその目的は「ダイエットされた体の維持」です間違ってしまいがちなのは「ダイエット（除脂肪）のシステムと維持のシステムの違い」ですダイエット（除脂肪）は蓄積した不要な体脂肪を落とす治療です維持は今後不要な脂肪が蓄積しない治療なのです当院のダイエット法は「痩せるために行う治療」ではなく「痩せる体質を作った結果、体脂肪が減少して行く」という結果論ですその中で重要なものが「摂取量を落とす以上に吸収量を落とす」という行為です痩せの大食いの人を見てみればわかります「食べる量が極端に多いのに痩せている人」について「摂取量を減らす」という治療方法が最良と思えないでしょうあのような人達を研究していくと「摂取された量と吸収される量が極端に違う」という体質が浮き彫りになってきます摂取された量（食べた量）から搾取されるものは＊腸内細菌によって消費される量＊DIT（食後熱産生）＊便排泄量ですいくら食べる量が多くても「腸内細菌消費量／DIT／便排泄量」が多ければ、結果的に体内吸収量は少なくなるわけですこれが「痩せの大食い」の答えですリバウンドを防止するためには「痩せの大食いの体質／システム」を皆さんの体に導入することですこの習慣導入をダイエット期間（除脂肪期）から行うことにより、ダイエット終了後においても「太りにくい体質」を手に入れることができます辻クリニック（オリジナルサイト）東京都千代田区麹町６－６－１麹町長尾ビル８階０３－３２２１－２５５１診療時間：11:00~19:00　（土曜・日曜・祭日休診）完全予約制＊詳細に関するお問い合わせは info@tsuji-c.jp まで人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.09.08

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  アメリカでファーストフード店への締め付け開始

  アメリカロサンゼルス市内での「ファーストフード店の新規出店禁止」という条例が市議会で可決されたらしいアメリカに行ったことがある人であればわかると思うが、アメリカは＊炭水化物天国＊肥満天国であるなんとなく「肉食」「ダイエット先進国」というイメージが先攻しているが、まったく違うのが実情であるファーストフードが古来からあったそれは「フルーツ」「野菜」「水」であるフルーツ、野菜、水は＊手軽に＊そのまま＊手早く摂取することができる「天然のファーストフード」であるこの天然ファーストフードを「人工ファーストフード（固形／液体含め）」に移行させたアメリカ文化の罪悪は大きいアメリカが世界に広げた「人工ファーストフード」それによって自国民の健康が脅かされていることに気づいたアメリカは、「自国のみ」ファーストフード店の新規出店を禁止しようとしているCO2削減や牛肉問題と同じように、アメリカ以外の国は「アメリカ国内でどのような動きが始まっているのか？」にたえず眼を配っている必要があるようだ「ファーストフードってそんなに悪いの？」と思っている方々一度アメリカ本土に出向き「アメリカ人の体型」をじっくり眺めてきてはいかがでしょうか人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.08.21

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  「ダイエット先進国」に学ぶ？

  メタボリックシンドローム検診のスタート後、日本に再度「ダイエットブーム」が巻き起こっている様子大手メーカーもこぞって「ダイエット商戦」に名乗りを上げているようですダイエット商戦には「ダイエット広告」がつきものそこによく見られるのが「ダイエット先進国アメリカの～」という台詞以前も書いたことがありますが、ダイエット先進国は「ダイエットを必要とする人が多い国」という意味でもありますん？ダイエットを必要とする人が多いからダイエット法が発展したという考え方もありますダイエットを必要とする人が多いということはダイエット法が間違っているという考え方もありますどちらの考えが正しいのかふたを開けてみると「アメリカの肥満人口はうなぎ上りに増えている」ということ日本においても「糖尿病人口が４年で２５０万人の増加」という脅威の数字大病院の糖尿病外来糖尿病センター糖尿病専門医はどんどん増えているのに「なぜか患者は増加の一途」何か「物事の本質」を見誤っているような気がします人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.08.07

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• メタボリックシンドロームのジレンマ

  当院はエイジマネージメント治療の入り口として「メタボリックシンドローム対策」に力を入れていますその中で「肥満対策」に悩む起業家の方の声が聞こえてきますメタボリックシンドロームに対する「検診制度」には「ペナルティ」があります国の定めた基準を満たさない場合には、保険組合に対する「企業負担金」が大きく跳ね上がるのですこの負担増は企業経営を大きく圧迫する程の額です確かにメタボリックシンドロームは将来の生活習慣病を増やし、人々の健康を脅かす問題ではありますそれ以上に国が問題としているのは「医療費の増大」です糖尿病予備軍は１９００万人に達し（４年で２５０万人増）、それによる医療費の増大はこのままでは天文学的数字になってゆくでしょうこの制度は平たく言えば「企業さん、メタボ対策しなさいよ　さもなくば大量の『医療費増大の素』を抱える御社にその増大分を負担してもらいますよ」という制度ですしかし考えても見て下さいメタボリックシンドローム（肥満）の『根本的治療法』はいまだに見つかってはおらず、原因を一つに限定するのは不可能なのです多くの肥満治療を行ってきた当院ではありますが、その治療には「マンツーマン治療／テーラーメイド治療」が必要です一人一人に時間をかけ（当院では１回の診療に一人１時間）、カウンセリングと相談を繰り返すことによってのみ成功があります「こうやりなさい」という「指導／命令」や「これを飲んでいれば大丈夫」という「一般治療」では『時間的にも金銭的にも』到底対応できないのです（少なからずともいままでの経験では）私にはこの制度はメタボリックシンドロームによる医療費増大を『国家の負担』から『企業の負担』に移行するための制度にしか思えません皆さんはどのようにお考えでしょうか？

  2008.07.10

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  脂肪を消費する酸素のジレンマ

  人体はグルコースと脂肪酸をエネルギーに変換して活動していますが、脂肪酸を利用するためには「酸素」が必要ですこれは脂肪酸からエネルギーを作り出す「TCA回路：クエン酸回路」が大量の酸素を消費するからですこれが「脂肪消費＝有酸素運動」の考え方です有酸素運動というからには「酸素」が必要です酸素は肺から取り込まれ、血液中の「赤血球」によって運搬されます赤血球は当然「血管」を通って運ばれ、各細胞の「ミトコンドリア」に取り込まれて脂肪からエネルギー（ATP）を作り出すのですよって脂肪からのエネルギー産生には＊酸素量＊赤血球量（運搬するためのトラック）＊血管（量／太さ／流量）：物流でいうなら「道路の広さ」が関係しますここで問題が一つあります脂肪分解のために「大量の酸素」を取り込みたいのですが、実は酸素は「血管を収縮させる物質（道幅を細くする）」のです「酸素を取り込めば道幅は狭くなる」「酸素が少ないと道幅は太くなる」これは細胞に到達する酸素量を安定させるための機能なのでしょうダイエットのためには大量の酸素を必要とするが、同時に道幅を広くし、取り込まれた酸素を「いかにして現場（各細胞）にとどけるか」が重要なのですこの「酸素のジレンマ」の解消はメディカルダイエットのポイントとも言えます人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.07.04

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  「体重」と「体型」の関係

  以前にも書きましたが、ダイエットには＊ヘルスダイエット＊コスメティックダイエットが存在し、それぞれ目的が違いますヘルスダイエットとは、現在世間で騒がれている「メタボリックシンドローム」「糖尿病」といった生活習慣病のリスクを最小限にすることが目的です目標は＊血糖値＊中性脂肪＊コレステロールを正常化することですそのためには＊体脂肪率＊総体脂肪量の減少が必要となりますコスメティックダイエットとは＊目的のサイズの洋服を着る＊ウェストサイズを落とす＊見た目を細く＊きれいにといった「数値化しにくいもの」を求めているではここでダイエットの目的を整理していましょう＊ヘルスダイエット＝体脂肪量＝キログラム＊コスメティックダイエット＝サイズ＝立方センチ、センチメートルとなりますが、問題ですキログラムとセンチメートルは比例関係にありますか？答えはNOですそれには「同じ成分である」という条件がつきます身体は＊骨＊臓器＊筋肉＊脂肪で出来ていますので、その量／バランスによって「体重を落とせばサイズが減る」という理論は成り立ちません例えば「１kgの鉛と１kgの綿のどちらも同じ大きさですか？」という質問です当然、１キロの鉛は手のひらサイズ、１キロの綿は俵サイズです「洋服のサイズを落としたいから体重を落とす」というのは、ある程度の体脂肪率（３０％程度）までは比例しますが、それ以降は全く比例しませんこの理解が悪いと、ほとんどの人がリバウンドをしているという統計が出ています小さな感じがいが大きなトラブルを起こすという典型例と言えるでしょう人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.06.13

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• 体脂肪率２５％の壁

  男性がダイエットを行う際、ある一定の体脂肪率で「フリーズ」することがとてもいいのですその壁が「２５％」ですある一定の体脂肪率でなぜ停滞してしまうのか？それには諸説あるようです体は「糖」と「脂肪」という２つのエネルギー物質を利用しています「えっ、アミノ酸（タンパク質）は？」とお思いですか？アミノ酸は「糖新生」というシステムで糖に変換して利用されるため、実質「糖」と考えるべきです糖は体の中にほんの少ししか蓄えることができません（肝臓と筋肉の中のグリコーゲンとして）それ以外（その貯蔵庫量を超えた量）はすべて「脂肪」に変換されて貯蓄されますダイエットを行うと、確かに体脂肪を徐々に使用し痩せてきますが、体は脂肪だけで活動することができません「糖：脂肪エネルギーバランス」というものが存在するため、糖が枯渇してしまうと脂肪まで分解しなくなってしまうのですそのセットポイントが２５％くらいの体脂肪率に多いのです例えるなら「脂肪：まき」「糖：わら」と考えてください皆さんが、体から除去したいのは脂肪（まき）です「まき」を燃やしたいなら、火をつけなくてはなりません暖炉を思い出してください　どのように火をつけますか？＊新聞紙に火をつける＊オイルに火をつける＊わらに火をつけるそうです「燃えやすいものに火をつけ、その火でまきに火をつける」という方法をとるのです体も全く同じです脂肪を燃やすために必要な「わら」「新聞紙」「オイル」がなくなると「火自体をつけられなくなる＝脂肪が燃えなくなる」ということですそのために必要なことは？「必要最小限のわらを摂取する」ということです過剰にとったわらは「まきを必要としない＝脂肪がへらない」ということになりますが、「まきに火をつける最小限のわらが必要」という大変難しい量です「どのくらい？」私の経験上「人によってずいぶん違う」というのが現実でしょうか・・・

  2008.06.02

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  ダイエットと消化性について追加

  前回のブログで「消化と食物」について書いたところ、いろいろな質問を受けたので、こちらでまとめて書こうと思いますまず「体に良いのは消化の良い食べ物か悪い食べ物か？」という質問について「消化に悪い」という表現をするのが間違いでしょう正確には「難消化性」というほうが良いと思います現代人の多くは「甘い／軟らかい／消化に良い」を「美味しいものの三種の神器」のように捉えていますグルメ番組を見ても「軟らかくておいし～」「甘くておいし～」という言葉の連発固かったり、味が薄かったりすると「固い・・・」「噛み切れない・・・」といった具合漢字を見て下さい美味しい　と　甘い　軟らかいまったく違うでしょ？美味しいとは「うつくしい味」なのですよ消化が悪い（難消化性）食べ物を列挙してみましょう＊玄米＊葉野菜＊ごぼう＊おから＊全粒粉小麦＊黒糖どうです？「体に悪そう」ですか？消化の良い（易消化性）食べ物は＊精製砂糖＊精製小麦＊白米どうです？「体に良さそう」ですか？消化吸収を行う「胃／小腸」の役割を「食品工場」が奪い去っている現代社会その中で生きる我々の胃腸は、確実に本来の役割を忘れた「過保護」の状態ですそこに＊保存食品＊時間超過食品（作られてから時間がたった食品）が入ってくるとどうなるか？あまくなった国境警備を突破するのはそれ程大変なことではありませんあなたの体の「胃腸という国境警備」は充分に機能しているでしょうか？じっくり考えてみる必要があります人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.05.27

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  「消化に良い食べ物」が良い？？

  皆さん「消化が悪い食べ物」と「消化が良い食べ物」のどちらが健康的だと思いますか？普通に考えれば「消化が良いもの」と思いがちですよね人は「口腔→胃→十二指腸→小腸→大腸」という消化排泄器官を持っています口から入った食物を＊咀嚼＊消化液＊消化管運動を使って分解し、粘膜から吸収していますこの「消化吸収」というものは「運動」です消化管はそのほとんどを筋肉で構成しています消化管運動のエネルギーは「DIT：食事誘発性体熱産生」というして感じることができますこのエネルギー消費は＊体質＊ホルモン＊食物種等によって「５～１５％」で変化しますこの％を馬鹿にする事なかれ！ちょっとした運動（フィットネス等）でのエネルギー消費は１０％にも満たないのですよ５％の人と１５％の人で違う１０％の差は大きいですではこのDIT　　どうしたら高くなるのか？一番は「消化管に運動させること」です消化管に運動させる＝消化管に苦労させる意味が分かりますか？「消化が悪いもの」というチョイスです消化の良いものが体に良いという考えは「病人にとって」という意味です病気でないなら、消化が悪い（聞こえが悪いので【なかなか消化できない／消化に時間のかかる】にしましょう）食べ物に体を慣らしてゆくべきです難消化性の食品を食べていると、胃腸はトレーニングによって強化され、丈夫になるのですそれ以上に、難消化性の食品を消化するために、胃腸は「強い運動」を強いられ、エネルギーを消費しますそれがDITなのです食べながらエネルギーを消費する人と食べたものがそのままエネルギーになる人その差は歴然と言えます人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.05.23

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• ダイエットとインスリンの重要な関係

  昨日のニュースで日本の糖尿病予備軍の人数が１７００万人以上であるという衝撃的なニュース１７００万人というと、東京都民が全員糖尿病といっても過言ではない数です「恐ろしいことになってきた」というのが医者としての感想です「糖尿病なんて自分に関係ない」というなかれ糖尿病患者のほとんどがそういっていた人です糖尿病とは「血液中に糖が溢れ、尿に糖が漏れる病気」と思われがちです真の糖尿病とは「血液中の大量の糖によって身体を作るタンパク質が劣化してゆく病気」というのが正解でしょう言い換えれば「糖によって身体が老化（早期老化）する病気」ともいえます糖はエネルギーでありながら、身体を劣化させる「諸刃の件」です「ガソリンタンクから正しくエンジンに供給されているガソリンはありがたいが、タンクから漏れたガソリンは恐ろしい」という感じでしょうかそのありがたくも恐ろしい糖を細胞内に入れるホルモンが「インスリン」というホルモンです血糖を唯一下げることの出来るインスリンは「膵臓：すいぞう」という臓器から分泌されますこのインスリンがなくなったらどうなると思います？細胞に糖を入れられなくなるわけですから１：細胞がエネルギー不足に陥る２：血液中に糖が余る→糖による身体の劣化となりますよね「街に食べ物が溢れているのに食べることの出来ない（買えない）人」のようです「なるなる訳ないでしょ？」とお思いですか？インスリンは「有限資源である」と考えておいた方が無難です若いころに大量に使えば、年を取ったときにインスリンは尽きてしまいます遺伝的に少ない人（糖尿病家系）の人は普通の人よりデリケートに「インスリン消費量」を考えるべきです特に、現代にはびこる「高GI食品」は「インスリン消費食品」という意味と思ってよいでしょうインスリンに頼って太るかインスリンがなくなって糖尿病になり、細胞餓死になるか結末はどちらも悲惨であることは間違いありません

  2008.05.02

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• 「どうでもいいとき」の食事が鍵

  ダイエットの大敵は何なのか？多くの場合「豪華な食事」「パーティ」「イベント」と考えがちですしかし、メタボリックの治療を長くやっていると、そうではないことに気づきますほとんどの場合、パーティやイベントはそんなに多いものではありません食事のほとんどは「日常生活」にとけ込んだ形で存在しているものです例えば１日３回の食事をする場合、年間1095回の食事をすることになるのですが、このうち「パーティ」「イベント」と呼ばれるものは何回あるでしょうわかりますか？ダイエットにとって必要なことは「イベントやパーティの時の食事を徹底的に控えること」ではなく「何の変哲もない日常の食事をいかにコントロールするか？」なのです多くの場合、日常の食事は＊面倒＊何を食べてよいかわからない（『あー、今日なに食べよう』）＊手軽＊簡単にという場合はありませんか？そのときの「種類」「量」「質」が問題なのですリバウンドを繰り返す人の多くは「何でも良い」といいつつ「あれは嫌、これは嫌」という場合が多いのです（『なんでもよい』と言ったのに・・・）このような場合は逆に積極的にイベントに参加するほうが良い場合があります「そのかわり、それ以外の時は！！」というやつです「自分への飴と鞭」ぜひお試しあれ！

  2008.04.24

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  「食べたくなるもの」を見てみよう

  多くのダイエッターが「食事制限：食事の我慢」を行います以前にも話しましたが、食事の依存性には＊量的依存＊質的依存＊時間的依存があります今回は「質的依存」についてです「食べたい」と思うものが「依存」なのか「欠乏による欲求」なのかは判断が付きにくいところです欠乏による欲求であるならば、早急に摂取しなければホメオスターシスが崩れますしかし、単なる「依存性」によるものであれば、それからは離脱せねばなりません「◯◯が食べたい」と感じたときそのものを分析してみましょう何を食べたいのか？なぜ食べたいのか？例えば「脂っこいものが食べたい」と感じたとき身体はその中の「なに」を欲しているのでしょうか？例えば「野菜が食べたい」と感じたとき例えば「お肉が食べたい」と感じたとき身体が欲したものは食べてもさほどは太りません＊同時に入ってくる過剰なエネルギー成分＊細胞が欲する成分と違ったものが入ってきたときに太るのです「空腹」という信号を単純に考えないほうが良いのです「空腹の中身」が重要なのです「何で空腹になっているのか？」これが重要です肥満となり、身体に「大量の貯蔵エネルギー」を溜め込んでいる人が、それほど多くの「エネルギー物質」を必要とするとは思えませんよね人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.04.17

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  メタボ検診スタート

  とうとう「メタボ検診」がスタートしましたね当院にもそれに関わる人の来院が急に増えました本来「検診がスタートするから」という理由ではなく「自身の健康のため」という理由が正しいのですが、どのような理由であれ「結果、健康になる」というのは良いことでしょうとはいいつつ「自分の健康について国からあれこれ言われる筋合いはない」という意見もあります「病気になればそれは自己責任　つけは自分に帰ってくるからいいのでは？」という考えでしょう国がなぜ「メタボ検診」を始めたのか？それは必ずしも「国民の健康のため」とは言えないのでは？一番の問題は「医療費の増加」にあると思うのです先に出た「自己責任だから」「つけは自分に～」とい人であっても、ひとたび病気になれば病院にかかりますその治療費は「自己責任：自己負担」ではありません責任の７０％を公共がまかなっているのですもし「自己責任論者」が「医療費のすべてを自己負担でまかなう」と言うのであれば、国家は何の文句もなく「どうぞ勝手に病気になって下さい」という言うでしょうようするに「あまり病気になられては、我々（国）の財布がもたない」というのが正直な意見でしょう人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.04.16

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  共生菌とダイエット

  共生菌というものをご存知か？理想的なな共生菌は「腸内善玉菌」のことです腸内を酸性に保ち、悪玉菌を寄せ付けないようにしたり、ビタミンを産生して体内に送ったりしています「そのくらい知ってるよ」とおっしゃる方も多いでしょうでは、それらは腸内に何匹ほどいるか？約１００兆匹「そのくらいしってるよ」とおっしゃる方もおおいでしょうでは質問それらの菌は「どうやって」生きていると思いますか？菌といえども生命体当然「栄養」が必要です考えたことありますか？腸内細菌の栄養のこと人の身体が６０兆の細胞でできていることは以前話しましたということは人のエネルギー消費量とは「６０兆の細胞が一日に消費するエネルギー量」のことですでは１００兆の腸内細菌が消費するエネルギー量を計算したことがありますか？そうなんですよ口から入れたものが「体内に摂取されたエネルギー量」というのは嘘なのです口から入れたものは＊腸内細菌の栄養として消費される量＊腸管粘膜で吸収をコントロールされる量を差し引いたものが「体内吸収エネルギー量」なのですダイエット後にリバウンドを繰り返す人、ダイエット自体がうまくいかない人これらのことを忘れてはなりません当院のダイエットが＊リバウンドしにくい＊確実に体脂肪量が減る＊筋肉量を維持する＊微量栄養素を維持する＊他の臓器（皮膚、骨、筋肉等）は増加する（エイジマネージメント）理由はこれらすべての要素をコントロールしているからなのです今年は「メタボリック元年」と言えます国家が本格的に「国民の健康」に介入し始めた年です一時のダイエットではなく「根本解決」が求められる時代には、イメージではなく確実な、医学的な治療が必要となってくるでしょう人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.04.07

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  ダイエット治療はいつまで続くのか？

  ダイエット治療を行っていると多くの人に「この治療はいつまで続けるのでしょうか？」という質問を頂きますこれには「ダイエットの治療目的と成功」を定義する必要があります皆さんは「ダイエットの成功」について考えたことがありますか？「目的の体重になる」「目的の体脂肪量になる」こうお考えでしょうしかし、私はこれを「間違い」としています「え？」と思われるでしょうでは質問です目的の体重（体脂肪量／体脂肪率）になった後、皆さんはどうされますか？これはリバウンドの原因です「目的」を達成してしまうのです「達成」までは気力が持ちますしかし、その後は「維持：まもり」に入り、気力が持ちません私のクリニックではダイエットの目的と成功（ゴール）を依存性からの離脱と代謝障害治療と考えています詳しくはまたの機会としますが、「依存性と代謝障害」を治療した「結果論として」体重（体脂肪）が落ちるのですよって＊体重（体脂肪）が落ちたかどうかより、依存性と代謝障害が治ったかどうかがポイント＊体重（体脂肪）がおちていても、依存性と代謝障害が治ってなければ意味がない＊依存性と代謝障害が治癒していなければ、必ずリバウンドする＊依存性の治癒には長期間必要＊一度依存症になった人はいつも「再依存」の可能性を秘めているということが言えるのですそして＊依存性と代謝障害が治癒すれば、その結果として必ず体重（体脂肪）は適正化し、リバウンドしないということなのです人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.03.31

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  「栄養」に殺される

  水をやりすぎた鉢植えはどうなりますか？草木が必要とする水によって「根腐れ」を起こし死んでしまいます栄養の基本は「過ぎたれば及ばざるがごとし」身体に必要な「塩」も過ぎれば高血圧身体に必要な「糖」も過ぎれば糖尿病「身体に必要なもの＝副作用なし」「栄養＝安全／安心」という神話が人を苦しめる時代なのです今年４月より始める「メタボ検診」この根本目的は「過剰栄養の抑制」です「過剰栄養という毒」をいかにして人々に教えてゆくかこの壁が最も高い壁であることを、ダイエットを中心とした治療を行う私は絶えず感じていることです人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.03.19

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  ダイエットってなんの治療２？

  言葉足らずでしたので少々追加です＊チョコレートは太りますか？＊ケーキは太りますか？＊白米は太るのでしょうか？＊脂肪をとると太りますか？このような質問が数多く寄せられますが、とてもナンセンスな質問なのです逆に質問です上記のような食べ物は「生涯に１度だけ食べても太りますか？」答えはNOですよね「どのような食べ物が太るか？」も重要なのですが、それ以上に「どの程度食べると太るか？」のほうがもっと重要ですダイエットとは「依存性」と「習慣化」によって発生する「慢性疾患」なのです依存性には＊量的依存＊質的依存＊タイミング依存がありますそしてその依存性が「習慣化」することによって「肥満という慢性疾患」が発生しますわかりやすく言うなら＊１度の【どか食い】では太らない＊１度ケーキを食べたからといって太らない＊１度くらい【夜食】を食べても太らないということです何を持って習慣化というかは難しいのですが、習慣化しているかどうかの境目は＊それをしなくてもかまわない＊べつになくてもかまわないという感覚的な問題になるのでしょう人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.03.10

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• ダイエットって何の治療？

  同様の質問が多いので、再度アップ「ダイエットって何の治療でしょうか？」この質問に多くの人が＊体重の治療＊体脂肪量の治療＊メタボリックの治療とお答えになるでしょうもし、ダイエット治療がそうであるならば、それは「対症療法」ということになります＊対症療法：その症状を取り去ること（結果を解決する）を目的とし、原因治療を目的としていない肥満とは「何らかの原因」によって発生した病気（症状）という【結果】であり、その「結果を解決すること（結果のみを解決すること）」を目的としたものであるあらば、その治療は対症療法でしょうでは肥満の「原因治療」をするには？そのためには「原因」を知らねばなりません私は多くの人の治療を行って来ました結論から言いますと「原因は多彩」としか言いようがありませんしかし、原因を大きく分類すると＊エネルギー物質摂取の問題：体内に入るまでの問題：食欲、食事＊消化吸収の問題：エネルギー物質吸収量、栄養素吸収量＊体内代謝の問題：組織合成、エネルギー合成、脂肪合成、脂肪分解＊エネルギー消費の問題：代謝消費、熱産生消費、活動消費となりますこれらが深く絡み合い、幾つかの問題が複合して発生しているのが肥満という病気（症状）と言えるでしょう

  2008.03.07

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  「霜降り脂肪」をご存知か！

  「筋肉が太くなるから運動したくないんです・・・」こういう理由で運動しない女性が大変多くいらっしゃいます当院でも女性が「レジスタンストレーニング：筋トレ」をしない理由のほとんどがこれですしかし、実際は「運動不足の人の筋肉は筋トレによって初期には細くなる」が正解ですなぜか？それは「筋肉内脂肪」が減少するからです筋肉内脂肪？見たことあるでしょう高級和牛のあれです霜降り牛だけだと思ってました？人もしっかり「霜降り」は完成しますよ松坂牛の作り方しっかり食べて（それも穀類を）運動をさせずゆっくりとマッザージを繰り返す・・・世の女性陣　なんだか見たことありませんか？「癒し」という名の下にどんどん太っていませんか？「運動したくない理由」を「筋肉太り」にしておられる方々心配する必要はありません筋肉量で太ってゆくには並大抵の運動量では不可能なのです霜降り肉を持った「大多数の現代人」にとって、運動は＊筋肉を細く＊筋肉をしなやかに＊筋肉にはりをもたらすものです人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.02.26

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  脂肪分解部位（部分痩身）を妨げるもの

  脂肪細胞は皆さんが考えるほど「単純」な細胞ではありません多くのホルモン、神経伝達物質が関わり、自らもホルモンを分泌する機能細胞です太るときの脂肪の付き方に＊男女差＊個体差があるのは実感されるでしょうこれは全身の脂肪細胞が全く同じ細胞なのではなく「反応性の違い」がある証拠です特にホルモンの影響が大きいと言えます特に思春期を迎えた男女の脂肪分布は大きく違います男性は全身まばら、肥満時は腹部周辺に沈着するのに対し女性はバスト、ヒップ、大腿部に沈着します男女の差　それはホルモンの差でもありますエストロゲンとテストステロンという「女性ホルモン」「男性ホルモン」が脂肪細胞に「何らかの変化」を与えます当院の治療に「ホルモンコントロール」があるのはこのためです加齢とともにホルモンレベルが大きく変化し＊太りやすくなる＊腹部周囲に脂肪がつくといった「中年太り」はホルモンバランスをとることで解消することが多いのです（逆にホルモンバランスを無視したダイエットでは全く痩せません）人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.02.26

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  ダイエットと糖尿病／メタボリック

  当院には「肥満＋α」の方が大勢いらっしゃいます一般的な病院では「α」の方を中心に治療が行われていますαとは＊糖尿病＊高脂血症＊高コレステロール血症＊高血圧といったいわゆる「メタボ」です私も以前は「一般保険診療医」でしたからいろいろ思うのです「メタボと肥満を切り離して治療することは不可能」ということを「高血圧／高脂血症／高コレステロール血症／糖尿病」というものは、一般病院に行けば「高いですね～　お薬飲みましょう」で終わりですでも、医者は皆知っているのです「薬を飲むことはすべて先送り　根本は食事コントロールである」ということをいつでもどこでも好きな物を食べ、好きな物を飲み、血液中に溢れ出した「栄養」を薬で脂肪細胞に押し込んでいるだけでは何の解決にもなっていませんとはいいつつ、肥満の治療というものは「机上の空論」を患者さんに押し付けても意味がないのです【わかっちゃいるけどやめられない】これが肥満原因の一つですですから肥満治療というものは＊代謝（脂肪／糖）の治療＊インプット（食事）の治療＊アウトプット（消費）の治療＊心理／精神（食欲／習慣／癖／ストレス／その他）の治療をすべて兼ね備えてなくてはなりませんこの治療を「一般診察料」の中で行おうとすること自体、不可能なことだと私は思います厚生労働省関係の方などいらっしゃいましたらご意見くださいな人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.02.25

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• ダイエットと食事制限の見解

  当院はエイジマネージメント／予防治療の見地からダイエット治療を行っていますが、その治療法については賛否両論あります「ダイエットは治療ではない　よって健康的でない方法（極端な食事法や薬剤）によって痩せるのは賛成できない」というのが反対派の意見ですその一つに「食品中の炭水化物：脂質：タンパク質比率」があります「健康派」は「６：３：１」「６：２：２」という比率を推奨し、それ以外の方法（アトキンス法など）は「不健康」とい理由で拒絶しますしかし考えてみて下さいダイエットといものを「治療」と捉えるならば、「治療法が健康的であるかどうか？」を問うのはおかしいのでは？＊外科手術＊内服薬＊外用薬どのような治療であっても「その治療（治療薬）が健康的かどうか？」は問わないでしょう問われるのは＊効果は？＊副作用は？（あるかないかではなく、どれだけ少ないか？）です治療というものは「リスクがあることを承知で行う行為」ですそうしなければ治らないのですそれに比べれば、ダイエット中の食事法など大変リスクの少ない「治療」と言えますさらにダイエットを＊体重（体脂肪）を落とす期間：当院では除脂肪期と呼ぶ＊体重（体脂肪）を維持する期間：当院では維持期と呼ぶに分けて考えればよいのです健康派の言う「健康的な栄養バランス」は「除脂肪期」に語られるものではなく「維持期」に語られるものです＊除脂肪期は「どんな手段を使ってでも落とす：なぜなら治療であるから」＊維持期は「もっとも健康的な栄養バランスで維持する：なぜなら生活であるから」という考えが最も重要であると考えています

  2008.02.01

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• ダイエットと食事制限の見解

  当院はエイジマネージメント／予防治療の見地からダイエット治療を行っていますが、その治療法については賛否両論あります「ダイエットは治療ではない　よって健康的でない方法（極端な食事法や薬剤）によって痩せるのは賛成できない」というのが反対派の意見ですその一つに「食品中の炭水化物：脂質：タンパク質比率」があります「健康派」は「６：３：１」「６：２：２」という比率を推奨し、それ以外の方法（アトキンス法など）は「不健康」とい理由で拒絶しますしかし考えてみて下さいダイエットといものを「治療」と捉えるならば、「治療法が健康的であるかどうか？」を問うのはおかしいのでは？＊外科手術＊内服薬＊外用薬どのような治療であっても「その治療（治療薬）が健康的かどうか？」は問わないでしょう問われるのは＊効果は？＊副作用は？（あるかないかではなく、どれだけ少ないか？）です治療というものは「リスクがあることを承知で行う行為」ですそうしなければ治らないのですそれに比べれば、ダイエット中の食事法など大変リスクの少ない「治療」と言えますさらにダイエットを＊体重（体脂肪）を落とす期間：当院では除脂肪期と呼ぶ＊体重（体脂肪）を維持する期間：当院では維持期と呼ぶに分けて考えればよいのです健康派の言う「健康的な栄養バランス」は「除脂肪期」に語られるものではなく「維持期」に語られるものです＊除脂肪期は「どんな手段を使ってでも落とす：なぜなら治療であるから」＊維持期は「もっとも健康的な栄養バランスで維持する：なぜなら生活であるから」という考えが最も重要であると考えています

  2008.02.01

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  ダイエットの目的設定

  おかげさまで、当院でのダイエット成功者（正確にはダイエットを成功し続けている人）はどんどん増加しています本年度よりメタボリックシンドローム対策の義務化がスタートし、ますます「自身の健康管理」というものが問われる時代に入ってくると思われます当院は「ダイエットクリニック」ではありません（なんども言いますが）あくまでも「エイジマネージメント」を行うクリニックですエイジマネージメントの一環としてダイエット（ウェイトコントロール）を行っているのです年の初めですのでしつこいくらいに言わせて頂きますダイエットの目的は「コスメティック」ではありません（性格には【コスメティックだけ】ではありません）肥満／過体重／過剰エネルギー状態によって発生する「疾患／早期老化リスク」＊高血圧／狭心症／心筋梗塞／動脈硬化＊脳梗塞／脳出血／くも膜下出血＊糖尿病／高脂血症等の代謝性疾患＊ガン（特に食堂ガン／大腸がん／直腸がん／乳がん／子宮がん）＊関節炎／骨粗鬆症これらのリスクを「数倍～数十倍」低下させることが目的ですコスメティックな効果＊スタイルの改善＊皮膚老化の遅延＊歩行スタイルの改善は「おまけ」みたいなものです（その「おまけ」を皆さん一番に求めるのですが・・・）ダイエット（体脂肪減少＋その継続）は「健康と美容の両方」に効果のあるもっとも優れた治療であるために、当院のメインの治療となっているのです人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2008.01.18

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  「ダイエット法」の続き

  前回の続きです「どういうダイエット法が優れているか？」この議論をするときに＊こういう方法が健康的だ＊その方法は体に良くないという議論は果たして意味があるのか？ということを考えてみましょう前回も書いたように、ダイエットは＊体脂肪を減少させるべき時期＊その体を維持する時期に分けて考える必要があるということです一般的な治療と同じですある病気を治すときに「その治療は健康的であるかどうか」を問わないでしょう重要なことは＊その治療法は有効であるか？＊その治療法の副作用は？＊いつまで続けるか？（いつ離脱するか）に重点をおきます「その治療（内科的でも外科的でも）は健康的か？」という議論はなされないでしょうダイエットを「生活改善」ととらえるか「治療」ととらえるか私のクリニックでは「前半は治療　後半は生活改善」と考えています治療中はとにかく「体脂肪を減少させる」ということに終始し、治療が終了した後に「健康的な習慣を身につける」ということを行うべきだと考えているからです皆さんはどうお考えでしょうか？人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.12.10

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  メタボリックシンドロームと企業対策

  当院に来院される方のほとんどは企業経営者もしくは経営に関わる方でいらっしゃいます最近、ご来院の方々より「メタボリックシンドロームの企業対策」について深刻な質問を受けることが多いのです問題は、平成２０年度実施の「企業に対する生活習慣病予防採択の義務化」です詳しくは他に譲りますが、要は企業は社員（とその家族）の生活習慣病予防に力を注がなければならないということ加えて、それにはペナルティがあり、社員（とその家族）が改善されていない場合は、企業に経済的負担が強くのしかかるというものですふくれあがる医療費（毎年１兆円の伸び）その大きな原因として「生活習慣病」があります生活習慣病はその名の通り「生活習慣が起因となって発生する病気群」のことです＊高脂血症＊高コレステロール血症＊高血糖（糖尿病）＊高血圧で、これに起因するのが「メタボリックシンドローム」というわけです私はメタボリックシンドロームの改善に長く携わってきました肥満の原因は「生活習慣と体質の組合せ」ですということは「生活習慣の改善と体質の改善の両方が必要」という訳です国家の目的は「メタボリックシンドロームによる医療費を２５％削減すること」ですから、体質改善だけその目的は十分に達成できると踏んだのでしょう会社を経営する方も、雇用される側も「肥満とメタボリックシンドローム」が収入に大きく影響する時代が到来するという訳です人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.12.10

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  もっとも良いダイエット法の議論

  エステ、サプリメントから医療まで、どこもいまだに「最も良いダイエット法は～」という議論がなされていますダイエット法の善し悪しを「体に良いかどうか」という判断基準で語っているからかもしれませんしかし良く考えてみましょうダイエットとは「治療」ですその治療法が「体に良いかどうか」を語るのは＊その薬は体によいかどうか？＊その手術は体によいかどうか？と言っているのと同じです治療法は「体に良いかどうか？」よりも「治療効果が上がっているかどうか？」のほうが重要です（当然、副作用も問題も重要です）効果も上がらないダイエット法で「このダイエット法が体によく有効である」という机上の空論を繰り返している間は、メタボリック大国になりつつある日本の未来は明るくはないでしょうダイエットは＊除脂肪：実際に体脂肪を減少させる＊維持　：その体を維持するを別に考え、＊除脂肪のための治療：どの治療法が効果的か？＊維持のための治療　：どの治療法が健康的か？に分けて議論すべきであると思います当院の治療が＊除脂肪プログラム＊維持プログラムにわかれているのはそのためなのです人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.12.07

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  モチベーションとダイエット

  継続を必要とするどのような事柄であっても、そのモチベーションを維持することの大変さは皆さんご存知だと思いますダイエットにおいても、最も大変であり難しいことは「その継続」にあります継続にも＊体脂肪が落ちるまでの期間（当院では【除脂肪期】と呼びます）＊落ちた体脂肪率を維持する期間（当院では【維持期】と呼びます）：これは障害続きますがありますどちらの期間でも「離脱／脱落」するのは「モチベーションの低下」によるものです当院は「一人１時間」という診療を行っていますが、それは最初から「そうしよう」と思った訳でなく「そうなってしまった」というのが正しいのでしょうダイエットと聞くと＊どのようなやり方で＊そのようなシステムで＊どのようなお薬で＊どれだけシンプルになどと考えがちですしかし、これまで沢山の方々の診察をさせて頂き思うことは「モチベーション維持のためのカウンセリングに勝るものはない」ということです人は弱い生き物です「自分は意思が弱い」と思っている人　　それは皆同じです　　正確には「人は意思が弱い」と思った方が良いでしょう重要なことは「意思の弱い自分が、いかにしてモチベーションを維持するか？」なのですおかげさまで、当院の成功率、維持率は高い値をキープしていますそれは特殊な治療法でも、特殊なお薬でもなく「クライアントとクリニックをつなぐカウンセリング」であると信じて疑いません＊当然、他の治療クライアント（ガン治療、心筋梗塞治療、代謝疾患治療など）の場合も同じです人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.11.20

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  リバウンドを防止するにはどこまで落とすか？

  当院では多くの「メタボリックシンドローム／肥満」の方を治療して参りました当院で治療を行ったわけでない人でも「リバウンド」には悩むようです「リバウンドのメンタリティ」という項目でも書いたことはありますが、リバウンドするかどうかをコントロールしているものに「メンタリティ」がありますリバウンドのメンタリティは「達成した身体を失っても良い」と思ってしまう（というよりはそれ以上に食べたいと思ってしまう）からでしょうか過食化してしまうのは＊達成したもの（体／体調）に満足を得ていない＊その体によって得られた＜満足／トク＞をいまいち感じられないという方に多いようです逆に＊大変満足＊良いことがいっぱいあると感じる方は「絶対にこの状態を維持したい」と思うようです以前程はリバウンドしていなくても、少々のリバウンドで＊体がだるい、重い、疲れる＊シルエットが悪い、かっこわるいと感じているようなのです過激な目的（痩せ過ぎ思考など）はけして良いものではありませんしかし、自身が満足が得られる程度に肉体を改造し、それを一定期間維持する（当院では約３ヶ月と考えています）ことがリバウンドの防止に役立っていることは確かです人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.11.05

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  パーティ後のフードコントロール

  先々日の誕生日から数日、各種友人達が「パーティ」を開いてくれた「どうせ普段はストイックな食生活なんでしょ？　という訳で今日は『ジャンクパーティ』だ！」というとんでもない企画皆さんも経験ありませんか？＊ダイエットしたいけど、周りが「まーいいじゃない」と邪魔する＊「気持ちは分かるが今日ぐらい・・・」という悪魔のささやき以前にも書きましたリバウンドを防止するためのメンタリティは「目標は大雑把に　目的は明確に」です逆に「目標を明確　目的が大雑把」という人のほとんどはリバウンドしてしまいます数値目標（体重、体脂肪など）は大雑把で良いのです＊どうせ１日の体重変動は数キロある＊検査自体があくまでも予測値でしかないという理解を持ち、自分の設定した数値の「前後数キロ（数％）」の遊びを持つのですそして＊自分は何のためにダイエットしたのか？＊ダイエットした体で何をするのか？（何が得られたのか？）＊それを維持することでどのようなすばらしいことがあるのか？という目的を明確にするのですダイエットには成功はありません成功し続けるしかないのです（それも一生涯）数値目標にこだわりすぎると、必ず「この数字になんの意味があるのか・・・」というもう一人の自分が問いかけてくるでしょう数百グラムの変動に怯え、せっかくのおいしい食事も台無しこんな生活が続くはずもありませんいいですか！リバウンドは「パーティ食」で起こるのではありませんパーティ食で切れた精神が＊どうせ食べちゃったから＊止めてたものを食べちゃったから＊満腹にしてしまったからという「絶対条件を犯したから」という罪悪感の裏返しが「日常食」を狂わせる結果です＊何の気なしに食べるもの＊食べたいものが分からず、とりあえず適当にチョイスする食品＊食を意識しないで食べる食物そちらにこそ「脂肪化食」が多いのですよ「で先生はどうしたの？」と聞かれますお答えしましょう！たっぷりと食べさせて頂きましたよ、メタボリックフードの山を！という訳で昨日から「ヘルスオーガニックフード」です当然おいしく頂いております人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.11.02

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  食欲の発生源をコントロールしよう

  「食欲」と「空腹」の違いについて以前に書きましたでは「食欲」をコントロールする方法はなんなのか？食欲とは心理学でいう「欲求」のうちの「生理的欲求」のひとつです欲求は「要求」と「欠乏」の総和であると言われています要求とは「必要：例）生きるためには◯◯が必要」のことで欠乏とは「習慣的に行ってきたものがなくなるとき」に出現するものです以前に書いた「空腹と食欲」は空腹＝要求食欲＝欠乏と言い換えることができるかもしれません空腹は「生命活動を維持するために必要な成分」を満たすために発せられる命令であるのに反し、食欲は「習慣的に行ってきた食事行動がなくなる、もしくは強制的に止められる」ために発生しますダイエットのためには「空腹（必須栄養素補充命令）」は満たす必要があります止めなくてはならないのは「食欲（習慣的に行ってきた過剰なエネルギー摂取）」のほうです＊味覚的習慣：「◯◯が好き」「◯◯がないと食べるものがない」＊時間的習慣：「◯時になったから食べないと」「夜食習慣」＊ストレス回避習慣：ストレスを「食べる」ということで解消するなどです習慣が改善するのには時間がかかりますまた、本人に「習慣をやめるんだ」という意思がない限り治りません（タバコをやめるとき『いつか吸おう』と思って禁煙する人はいないでしょう）ダイエットで間違ってはならないのは「目標体重を達成したら『元の食事、食べたいもの』をまた食べよう」としないことです自身の体を壊す、太らせる食品から「離脱する」が目的であることを忘れないようにすることですですから、当院では「単純にカロリーを制限する」というダイエット法をとらないのです＊どの食品が『その人を』太らせるのか？＊どの食べ方が『その人を』太らせるのか？を見つけることがもっとも重要なことなのです人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.10.29

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• 「食欲」と「空腹」についての追加

  ダイエット後の維持において、フードコントロールはとても重要なことですこれを理解していないと「リバウンド」「ストレス」という事態に陥るのですですから、ここで再度「食欲と空腹」についてのおさらいです漢字をみれば一目稜線「食欲」とは「食に対する欲」のこと「空腹」とは「腹がへる」ということ『？』って感じですか？微妙な解釈ではありますが、似て非なるものです「空腹は満たせるが食欲を満たせない食べ物」ってなんだか分かりますか？もっとも分かりやすいものは「嫌いな食べ物」ですどんなに嫌いな食べ物でも、食べれば「空腹感」はなくなりますしかし「◯◯が食べたい」という『欲』を満たすことはできません逆に「大好きな食べ物」は「食欲」も「空腹」も満たすことができますダイエットを継続する上で大切なことは「食欲も空腹も絶えず満たしたい」と考えないことです食欲を満たす食品は得てして「太りやすいもの」です大体、人の味覚を麻痺させる「食」というものは「いかにして癖にし、何度も、いくらでも食べられるようにするか？」を研究し尽くして作ったものです「欲を毎日満たそう」と思うこと自体間違いなのです旅行も遊びも「毎日する」となれば、楽しみを失い惰性になります日々の仕事をし、たまの休みに行く旅行が楽しいのです食事も同じ毎日「欲」を満たさず、空腹は満たす「食欲を満たすのは月◯回」これが基本的な考え方です

  2007.10.05

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  肥満と「睡眠時代謝」

  肥満解消が「摂取エネルギー量」と「消費エネルギー量」の関係であることは皆さん知っておられるでしょう摂取エネルギー量は＊総摂取量：口から入れる量＊吸収率　：口から入れたもののうち、腸管から吸収される量によって定められています消費エネルギー量に関しては少々面倒ですが、他人だけでなく、自分自身ですら判断しにくいものがありますそれは「睡眠時代謝量」です起きているときは、自身の行動をある程度理解することができますしかし、睡眠時は「自分がどのように寝ているのか？」についてははっきりわかりません特に変化に気づきにくいのは「基礎代謝量」です基礎代謝を判断するにはいまのところ「体温」が最も比例関係にある検査と言えますが、特に睡眠時体温についてはほとんどわかりません（起きているときであれば『他人は暑がっているのに、自分だけ寒い』という場合で判断できたりします）当院ではこの『睡眠時基礎代謝』を重要視しています平均すると「７時間」の睡眠時間この時間の代謝に違いがあるだけで、その人の消費エネルギー量は全く違ってきます睡眠時代謝はエネルギー消費というダイエットに直結する問題だけでなく、体の「自己修復」にとって重要ですきちんとした睡眠時代謝を保っているということは、睡眠時に『自己修復が正常になされている』ということに他なりません「ダイエットもできて老化を制御できる」睡眠時代謝コントロールアンチエジングダイエットにとっては欠かせない問題です人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.09.25

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  腸は第３の貯蔵庫

  人の体は、摂取したエネルギー（食事）を貯蔵し、草食動物のように「絶え間なく」食べ続けなくて良い状態になっていますエネルギー貯蔵庫と聞くと「脂肪細胞」「肝臓」などが思い浮かびますが、それだけではありません現代の肥満人口増加には「腸管貯蔵」が減少している可能性もあります腸管は食物を消化し、吸収できる状態にして体内に吸収する器官です「消化→吸収」という行程のうち「消化」という行為は「短期貯蔵」というプロセスともとらえることができます現代食は「易吸収性食品：消化が楽で吸収が速い」が中心ですエネルギー効率ということを考えれば「消化しやすい食品は良いことではないか？」と考えがちですが、人の体は「消化に時間がかかり、効率が悪いものである」という前提のもと動いています消化管が吸収した後、内蔵脂肪→肝臓→脂肪細胞（一部筋肉内）という貯蔵庫を持つことにより、血液中の「中性脂肪、血糖」を安定させています「消化管→内蔵脂肪→肝臓→脂肪細胞（一部筋肉内）」という「貯蔵システム」のうち、糖質を貯蔵できるのは「消化管」と「肝臓」「一部筋肉」です消化管貯蔵というものが全く機能していない状態は、いわば「糖質貯蔵庫」が足りなくなっているということです加えて「糖質過多」の現代食は、貯蔵庫を失った体にとっては「糖毒」を回避するために「脂肪同化：糖を脂肪に変える」という作業で対応します糖質をすべて脂肪化してしまうと、糖をエネルギーとしている「神経細胞」「赤血球」は事実上「エネルギー不足」となりますこれが空腹原因の一つと言えます食事においても「糖質の消化管貯蔵」を維持するような食生活を送ることは、肥満／メタボリックシンドロームの改善においてとても重要なことであると認識しています人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.09.19

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  ダイエット治療のポジション

  はじめに、最近忙しくなかなか更新できないことをお詫びいたします（次の更新はいつですか？というメールがよく届くもので）なるべく暇を見つけて更新してゆこうと思いますこの更新は＊来院されるクライアントさんからの質問＊ブログへの質問を基本に書き込んでおりますので、ぜひ質問などお寄せくださいさて、その質問から「ダイエットって何のためにやるの？私は太っていますが必要ないと思っています」という方その考えは正しいと思います私はあまり「メディア露出」をしていませんお話は沢山頂くのですが、今の所お断りしていますその理由として「あおりたくない」と考えているからですいままでの経験上、ダイエットや健康、予防という立場の治療は「その人の意思があってこそ」と思うからです＊周りから言われたから＊周りと比べてといった「自分の意志のようで意思ではない」という方の治療は、なかなかうまくゆきません以前より「医療というものは本人のサポート」と私は考えています「ダイエットの目標と目的」にも書いたとは思いますが、重要なことは「◯キロ」という数値目標よりも「痩せた自分が何をするのか？」という「達成した目標によって得られる目的」のほうが重要なのです「目標」は他人でも決めることができますしかし「目的」は本人のものなのです「目的を生涯にわたって続けるための目標」そうです「目標：数字」は「目的のための『黒子』でしかない」ということを忘れてはなりませんダイエット治療によって得られるもの＊健康（より快適に）＊美容＊ポジティブ感＊病気予防＊リスクヘッジ＊ファッションへの興味＊新しい出会い／付き合い＊新しい仕事への意欲／取り組みこれらら、当院で治療を行った方々の「一意見」です皆さんも「それをすることによって可能となる目的」を考えてみられると良いのではないでしょうか？すべてはそこから始まります人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.09.18

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  「もろ刃の剣」のアドレナリン

  最近問題となっている「中国産痩せ薬」について少々コメントを！（ちょっと難しいかな？）中国産痩せ薬で問題となった成分の中心は「アドレナリン」を刺激する成分ですアドレナリンは運動時に上昇するホルモンでありますそのため「アドレナリンを投与すればダイエットになる」という理論で製品化されているわけですダイエットにとって重要な成分かどうかと言われれば、確かに重要な成分ですしかし、重要なことは「どのような場合に投与すべきか？」ということですアドレナリンには「血中ホルモン」「神経伝達物質」という２つの顔があります神経では「運動する」という脳の刺激によって神経伝達されます血液中では、運動によるエネルギー需要に対し、エネルギー物質を供給するために「副腎」から分泌されます重要なことは「アドレナリンは代謝を上昇させるか？」です私は「アドレナリン（血中に分泌される）は直接代謝を上昇させない」と考えます血液中に副腎から分泌されるアドレナリンの主たる作用（代謝に絡む）は＊心拍数を上昇させ、拍出する血液量を増やす＊末梢血管を拡張させ、体の隅々まで血液を送る＊気管を拡張させ、酸素の取り込み量を増やすという作用です要するに「消費」ではなく「供給」に関わるホルモンでしょう車で言うならば「エンジン」ではなく「ターボチャージャー」のようなものなのです加えて、アドレナリンには「脂肪細胞の分解制御ホルモン」という一面もあります脂肪細胞には「脂肪分解を進めるスイッチ」と「脂肪分解を抑えるスイッチ」がありますアドレナリンは「どちらのスイッチも」ONにすることができます細胞表面の「どちらのスイッチを増やすか？」は「ステロール系ホルモン」に依存していると言われていますアドレナリンを上昇させる簡単な方法は「運動」ですが、運動によって痩せない人がいる理由がこれですその人の脂肪細胞表面に「脂肪分解を抑えるスイッチ」が多かったとするならば、その人は運動によって上昇したアドレナリンが「ダイエットを妨げる」となってしまいますこれが「運動しても痩せないのよね・・・」という悲しい結末の原因と言われています脂肪代謝システムは「ホルモン」「神経」が複雑に絡み合っています単純に「このホルモンを足せば」「この物質を飲めば」というものではありませんまず「なぜ私は（私の脂肪は）？」という「原因」を探らなければ治療はできないのです当院がまず始めに「血液検査」を行う理由はここにあるのです　ご理解のほど人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.09.04

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  肥満／糖尿病の増加とカロリー神話

  日本人の糖尿病患者が１６００万人を超えたという事実をご存知ですか？この数字は徐々に増加したというものではなく、近年爆発的に増加してきた結果です肥満、糖尿病といった患者数がものすごいスピードで増加した背景を「高カロリー食」としていることに少し問題があると思います「日本人の摂取カロリーは以前に比べて増加しているからだ」とお思いですか？実は日本人の「総摂取カロリー」は１９７３年より徐々に低下しているということです（現在確認中）これは皆さん以外だと思いませんか？これだけ病気が増え、肥満が蔓延しているのに総摂取カロリーが減少してきているということは、一概には言えませんが「肥満／糖尿病／メタボリックシンドロームと摂取カロリーの間に相関がない」という可能性が高いのです以前からウェブ上で書いているように、カロリー神話は崩れています肥満を含めた病気の増加にはカロリーより大切なこと＊食品の質＊食事法（食べ方）＊成分バランス＊時間帯といった食習慣の問題や＊運動習慣＊生活習慣といった行動＊体内代謝システム＊ホルモンバランス＊神経伝達＊ストレスといった問題まで深く切り込む必要があるのです「神が作りし生命」この見事なシステムがそんなに簡単なはずがないということ踏まえておくことが重要でしょう人気blogランキングへブログランキング参加中！

  2007.08.29

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