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2005.11.26
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カテゴリ:茶木の音楽紀行
「私の所にも戦争への招待状と言うやつが来て、私も親も内心悲愴だった。
それでもお互いにそれがこの上ない名誉な事だと思い込もうとして出兵の日まで死を
受け入れる準備をしようとしたが、到底無理だった。
その時私は22か23ぐらいでお国のために死んで参りますというような顔をしなが
らも心の何処かで生き延びて帰って来てやると思っていた。
いざ出兵の日近所の人たちも手に日の丸を持って家の前に集まって見送ってくれた。
母親はなんとも言えない顔をして立っていたよ。
でもその時の私には戦争に行くと言うことがどういうことか全く分かっていなかった
んだね。
まず兵学校と言う所は恐ろしいいじめが公然と行われていて、たてつけば容赦なく半
殺しの目に有った。
そんな中で身の縮まるような思いをして毎日を過ごしていたが、そんな苦労が別に未
来を切り開く訳でもない、どうして僕はこんな人生を送らなくてはならないのか!そ
んな空しい思いの毎日だった。
実際の兵隊としてフィリピンの軍隊に配属された時には私は大学を出ているという事
だけで一等兵だった。
一等兵と二等兵ではまったく扱いが違っていて、辛くきつい仕事は全部若い二等兵の
子らがやらされた。
戦闘の際に向けて長い長い溝を掘り、いざと言う時はその中を敵に見つからないよう
に進んで行くんだが、その穴掘りがとてもきつい作業で皆疲労困憊していたが、それ
が毎日続くんだ。
夜は其々が一人分だけが入れる蛸壺と呼ばれている穴を掘り、その中で眠るのだが、
私たちの分もやはり疲れ果てた二等兵が掘らされた。
そして実際戦闘になれば、その子たちが一番前の矢面に行かされ、人間の楯のように
扱われ、無残にまるで消費物のように殺されて行く。
最初私もそんなひどい差別に大変な憤を感じていたが、人間とは恐ろしい物でそう言
った事にも少しずつ慣れてきてしまうんだよ。  つづく





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最終更新日  2005.11.27 08:44:02
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