特別支援教育
小学校の教師をしています。「特別支援教育」以下のような文面があります。特別支援教育は2007年4月から正式に実施されることとなった。学校教育法でいう特殊学級が対象の障害は、言語障害児や情緒障害児はもとより、LD、ADHDの子どもたちは含まれていなかった。2006年6月に成立した改正学校教育法では、「その他心身に故障のある者で、特殊学級において教育を行うことが適当なもの」が「その他教育上特別の支援を必要とする児童・生徒及び幼児」という文言に変わった。単に障害児をどう教えるか、どう学ばせるかではなく、障害をひとつの個性としてもった子、つまり「支援を必要としている子(children with special needs)」が、どう年齢とともに成長、発達していくか、そのすべてにわたり、本人の主体性を尊重しつつ、できる援助のかたちとは何か考えていこうとする取り組みである。 私の学校にも自閉症などの子どもは以前からいて、自閉症の子のための別の学校に週4~8時間通級しながらこちらの学校にも来るというシステムをとっています。こちらの学校では、勉強を覚えるというより、他の子どもたちや教師にかかわることで「社会性を身につける」ということに主眼が置かれています。私も受け持ったことがあるのですが、新しいことを行うには、事前に説明をしておかないと、パニックを起こすこともあります。(ただし、「レインマン」という映画でもあったように 高機能自閉症の場合、 ある種の才能に特別に長けているという子も 少なくありません。)現在、学校で何度も接し方が検討される子どもは、学習障害(がくしゅうしょうがい(Learning Disorders,Learning Disabilities, LD)「学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。 注意欠陥・多動性障害 (AD/HD: Attention Deficit / Hyperactivity Disorder) 注意力を維持しにくい、時間感覚がずれている、様々な情報をまとめることが苦手などの特徴がある。(楽しいことをしている時でもミスが多い。独自の時間感覚)日常生活に大きな支障をもたらすが適切な治療と環境を整えることよって症状を緩和することも可能である。脳障害の側面が強いためしつけや本人の努力だけで対処するのは困難と言われている。しかし一般に認められる生物学的マーカーも、ADHDを診断できる決定的な検査法も存在しない。という子どもたちが多いです。「学習障害」計算は得意だけれども、漢字のように覚えるものは、全くできない。とか、人の話を聴くのがとても苦手である。とかです。この場合は、それを知っていればある程度対処できると思います。「注意欠陥・多動性障害」この子たちは対応が難しいです。叱りつけてみんなと同じようにしようとしても無理があり、逆にますますうまくいかなくなる危険性もあります。校内の教職員がその子のことを共通理解し状況に応じた対応をしなければなりません。もちろん、ちょっとした言動で以上の2つの子たちではないか?と判断するのは、とてもいけないことだと思います。また、普通の子と変わりはないが、「社会性が欠如している」「すぐ切れる」「少しのこともすぐにあきらめる」などの子への配慮も検討されています。現実の社会は、どういうものであるのか。そしてうまくいかないことよりうまくいく時はどういう時か考えてみる。また、怒りがこみ上げてきた時は、どのように表現したらいいのかを道徳や学級活動の中でみんなで考えていく。そんなことが学校でも展開されています。支援教育であるのですから、どうやったら学習や生活に上手に取り組めるのかを考えてあげなければいけないと思います。現場に導入されるにあたって、教職員の増員はありません。お金や人は出さないけれど、現場は、がんばれという全く悲しい現実があります。 *がんばり過ぎているお母さんと子どもたちのために 妻がこんな癒しの仕事をしています。 ぜひ、一度アクセスしてみてください。 楽天ブログ http://plaza.rakuten.co.jp/takatsu/