カテゴリ:シェフの雑記帳
先日大きな段ボールいっぱいのパンが届きました。美味そうなパンでしょ?!実際美味いです!!日本ではなかなか出合えないレベルでしょうね、、、。 このパンを焼いたのは、神戸のサマーシュのシェフ西川氏。本も出しているし、NHKの今日の料理に出演しているほどの有名なパン職人です。 実は先日、幕張メッセでお菓子とパンのイベントがあり、それに参加していた西川さんがスタッフの方やパン焼きのオーブンの会社ベーカーズ・プロダクションの社長や小麦粉の会社の方などと偶然サンク・オ・ピエに食事に来てくれたのでした。 うちのマダムが、「会話の感じから、同業者系の方かもよ」なんて言ってたんですが、まあ私は誰だろうといつもと同じようにやるだけですけど、みなさんものすごく喜んでくれて、少しお話させていただきました。 パン屋さんということで、私が「よくレストランで自家製パンなんて言って自慢しているところがあるけど、料理用のオーブンでは美味しいパンを焼くのは原理的に無理だから、私は絶対パン屋さんのパンにはかなわないと思ってます。ただ、まだまだ日本のパン屋さんは美味しいフランスパンを作れる人が少ないですよね。」というと、オーブン屋の社長も西川さんもその通りということで、、、、。社長が「この西川さんのパンは全然違いますよ!ほんものですから!」と言ってました。 その後、オーブンの話などで盛り上がり、デジタル制御のコンベクションオーブンなんて最低だ!と、私が言うとみなさん、その通り!と盛り上がり、帰り際に西川シェフが、私のパンを送るからぜひ食べてみてほしい。と言っていたのでした。 そうして、本当に送ってきてくれたのです。 さっそく、パン・ド・カンパーニュをスライスして軽く焼き、フランス産のクルミオイルを少しかけフォアグラの薄切りをのせたタルティーヌを作って、クリヤマコトたちに出した。みんな目を丸くして、フォアグラも美味しいけど、このパン美味いねぇー!と喜んでました。翌日西川シェフにお礼の電話をして、この料理のことを話すと、あー、それは美味そうだ!うちのパンの一番幸せな食べ方ですよ!と言ってくれました。また、月末に東京方面に来るのでサンク・オ・ピエに食事に来てくれるそうです。 一流のパン職人に、私の料理が美味しくて感動したといわれて、素直にうれしいですね。 コスト的にこのパンに全面的に切り替えるのは難しいけど、それにこんな美味しいパン出したらどれだけお替りされてしまうか!(笑)できれば、取り寄せてたまには使わせてもらいたいパンです。噛みしめると、唾液がジューっと出てくるパンです。
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Last updated
Mar 4, 2011 10:53:22 AM
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