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カテゴリ:第8話 青年インカ
アンドレスは、ぐっと、いっそう身を乗り出した。 ベルムデスは、そんなアンドレスに、瞳で、どうか落ち着いて、と促しながら、さらに声を鎮(しず)めて続ける。 「その通りでございます。 あの時、アンドレス様は、既に、このラ・プラタ副王領に遠征に出られておられました。 あのトゥンガスカでの本陣戦の晩、トゥパク・アマル様から、ディエゴ様とわたしが呼び出され、内密で、あることを打ち明けられたのでございます」
「内密で? あること……とは?!」
とても重要な内容のお手紙を、トゥパク・アマル様がしたためられたのでございます。 そして、それを、あるお方に送られる手はずを取られたのでございます」
手紙…ですか? トゥパク・アマル様が、手紙? あの重要な本陣戦の最中(さなか)に…?!」
「そんな大事な時に、手紙なんて…。 一体、誰に、です? その内容は、何だったのですか?!」
≪トゥパク・アマル≫ ≪アンドレス≫ ≪ベルムデス≫ ≪ディエゴ≫ ◆◇◆◇◆ホームページ(本館)へのご案内◆◇◆◇◆ ◆◇◆はじめて、または、久々の読者様へ◆◇◆ 現在のストーリーの概略はこちら HPの現在連載シーンはこちら ランキングに参加しています。お気に入り頂けたら、クリックして投票して頂けると励みになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.11 18:54:20
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