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2011.09.24
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フランスではブリーダー及びペットショップが犬を販売する場合、
マイクロチップの導入が義務付けられています。
犬にマイクロチップを埋めない限り、
犬を「売る」ことはできません。
そして、犬を購入した飼い主には犬の登録会社へ
犬のマイクロチップのナンバー登録が義務付けられています。
その後、犬の身分証明書が送られてきます。
(フランスの犬には人間のように顔写真付きの
身分証明書があるんですよ。かわいいー!スマイル
このマイクロチップがある限り、
たとえ犬が迷子になったとしても、
すぐに飼い主が判明します。
それは「捨てる」という行為を防ぐこともできるのです。
もし犬を捨てた場合、その飼い主には3万ユーロ(360万円)の罰金、
及び、最高2年間の禁固刑が下されます。
要するに、犬を捨てるという行為は犯罪者になるということです。

ただし、フランスでも犬を捨てる人はいます。
捨てられている犬の大半は、譲ってもらったことが多いようです。
飼い主にマイクロチップの導入が義務付けられているわけではないので、
譲られた犬にはマイクロチップが導入されていないことが多いのです。

また創業約二百年の歴史を持つ動物愛護団体のSPAは
警察と連携して虐待を受けている犬の救出を行っています。
捨てられていた犬と虐待を受けていた犬たちは、
SPAの元で新しい里親探しをしたり、またはフランス全土にある
SPAの施設で終生を過ごすことになります。

友人の話ではフランスの行政で犬猫の殺処分は行っていないとのことです。
(行政に確認したわけではないので正しいことは不明ですが)
殺していいのは、犬猫が病気になって、本人も苦しく、
そして飼い主もこれ以上は面倒を見ることができない場合、
やむを得ず、病院で注射で安楽死をさせることができます。
もう一つ、産まれたその日に殺すことは認められています。
袋に薬品を入れて、その中で中毒死させるのが一般的な方法です。
(これも残酷な気がしますけどね。しょんぼり

このようにフランスは犬にやさしい国なのですが、
最初からそうだったわけではありません。
76年度の調査によると捨て犬猫の数は年間40万匹。
現在は6万匹に減少しています。
これはやはり法の力が大きいようです。

日本では年間30万匹の健康な犬猫に苦痛を与えて
殺処分が行われています。
私たちの税金で行われているのです。
だから、その処分には私自身も加担していることになります。
明日も健康でかわいい犬猫が1000匹も殺処分されるのかと思うと、
こうしている今も、胸がギュンギュン苦しくなります。
一人でも多くの人に、その事実に気付いてもらいたい。

そんなことを思いながら悶々とするだけの日々でしたが、
もうやめることにしました。
それだけでは不幸な犬猫を救うことはできないから。
法だって人々の力で変えることはできるはず。
時間はかかるかもしれないけど、
私にできる小さなことでも、継続して行っていこうと思います。
日本もフランスやイギリス、殺処分ゼロのドイツのように
犬にやさしい国になってもらいたい。









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Last updated  2011.09.25 01:23:50
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