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カテゴリ:ひとりごと
今から27年前。
1995年10月のことでした。 その日、親父とオカンを連れて車で福井方面へ行っておりました。 用事を済ませ、その帰り道。 鯖江市内の国道8号線の交差点で信号待ち。 何気に隣を見ると、右折レーンに観光バスが1台。 乗っていたのは幼さも残る金色の髪の毛をした女の子たち。 実はこの年、福井県鯖江市で「世界体操選手権」が開催されていたんです。 各国から多くの選手たちが参加していました。 私達の横にいたバスは会場へ向かう選手たちの送迎のバスだったのです。 みんな緊張した表情だったのを覚えています。 そんな中、ひとりの女の子と目が合いました。 後ろに乗っていた親父が手を振ったので、つられて私と助手席に座っていたオカンも笑顔で手を振りました。 そうすると笑顔で手を振り返す女の子。 それどころかバスに乗っていた多くの女の子たちが集まって、みんなで満面の笑みで手を振ってきたのです。 「がんばって~!!」 日本語で大声で叫ぶオカン。 そして信号が青になり、私たちはそのまま直進。彼女たちは会場へ。 彼女たちはずっと手を振ってくれていました。 そのバスのプレートに書かれていた国籍は、 「UKR」・・・ ウクライナ。 彼女たちはウクライナ代表選手の女の子たちだったのです。 みんな若く10~20代前半だったでしょうか。 車の中で、「かわいい子たちだったね。」「外国の子たちだけど優勝して欲しいな。」などと3人で話し、まるで我が子か親族の子が出場しているかのようにうれしく笑顔で帰宅したのをよく覚えています。 そして、翌日の新聞には彼女たちの素晴らしい演技が掲載されてました。 メダルを獲得した選手もいたと知り、3人で手をたたいて喜びました。 今でも彼女たちの屈託のない無邪気でかわいい笑顔をはっきりと覚えています。 そして・・・今。 連日のウクライナ情勢。 ニュースを見るたびに悲惨な現状に胸が痛くなります。 怒り・・・悲しみ・・・ もう言葉に言えないくらい辛いです。 海外のことに疎いオカンですが、 「ウクライナって、あの時の女の子たちの国やな・・・悲しいな。みんな無事かな。」 「もうあの子たちもきっと子どももおる年やろうな。どうしとるんやろ・・・生きとってほしい」と 心配そうにニュースを見ています。 私も全く同じ気持ちです。 彼女たちも今は40代前後。 おそらく家庭をもち、子どもたちと過ごし、笑顔で、私達と同じく普通に当たり前のように日常生活を送っていたはず。 なのに・・・ あの彼女たちの「笑顔」が、つらくて涙で消されてしまっていると思うと苦しくて苦しくて・・・ 彼女たちだけではありません。罪もない一般人が一番の犠牲になっている「戦争」。 一分一秒でも早く終結して欲しいと心から思っています。 未来のある若い人たちの希望をこれ以上奪わせたくない!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.04.06 08:39:36
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