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「経営者には“サイコパス”が多い」不都合な真実 ■サイコパスですか。サイコサスペンスとかサイコホラーでお馴染みの言葉ですが、とうとう一般用語になったらしい。 ちなみにサイコパスって何かというと 「攻撃的」「平然と嘘をつく」「道徳心が欠如」「他人に共感しない」「他人を操る」などの特徴を持つ人格を指す心理学用語。男性に多い(女性の2~3倍)と言われる。 というわけで厄介な人です。 ある程度は生まれつきの特徴だそうで、こういう人とは関わり合いになりたくないですね。 ■ただ、記事がいうのは、経営者に必要な資質には、サイコパスと被る部分があるとのこと。 ビジネスを例に取りましょう。財政上の洞察力、企業経営能力、あるいはMBAなどの「スキル」を持っていたとしても、それだけでは不十分です。「スキル」を実際に運用するための「人格」として、「必要なときにリスクを取る能力」や、「緊急時、重要な問題に集中する能力」「失敗のあと回復するメンタル面の強さ」が必要です。またときには従業員を解雇することも厭わないような「冷酷な性格」も必要です。これらの人格のうち、どれかが欠けていれば、CEOになれる可能性は低くなります。 つまり、経営者を目指す、あるいはなったために、後天的にサイコパス的な人格を身に着けていくとのこと。これは仕方ないことです。 ■本来、人の上に立つ者は人格者であってほしい。 稲盛和夫さんのような考え方・姿勢をすべての経営者が持っていてほしいと思います。 “新・経営の神様”稲盛和夫が明かす「日本企業、大復活のカギ」日本を「幸せに導く」方法とは 稲盛さんは、能力のある者ではなく、仁徳のある者を登用する、とはっきり仰っていますね。 仁徳ある者が上にいる組織のメンバーは幸せです。そういう組織には、信頼感があり、それがまとまりと活気を生むことでしょう。 結果として、それがメンバーの力を発揮させることになれば、経営目的にも適っています。 経営者が人格者であれば、組織は強くなる。 だとすれば「攻撃的」「平然と嘘をつく」「道徳心が欠如」「他人に共感しない」「他人を操る」ような人物が経営者になってはいけません。 ■ただ、経営組織には、突如として方向性を変えなければならない時、あるいは変えてはいけない時、決断を迫られる時があります。 そういう時、稲盛さんのいうように、能力も仁徳もある「聖人」がいればいいのですが、仁徳はあるが能力のない「君子」ばかりでは、判断を誤ります。 仁徳はないが能力のある「小人」も登用せざるを得ないでしょう。 やはり状況に応じて、様々な人材が必要な所以です。 ■ちなみに、京セラの方法をみていると、実は、アメーバ組織で実績を上げさせる成果主義をとっています。 だから、能力に欠ける者はふるい落とされるはずです。何気にシビアなのではないでしょうか。 その上での人格者を登用するということです。 ■だから、経営者がみなサイコパスだとか、サイコパスでなければ経営者になれないとか、そういうわけではないでしょう。 いくつかの資質が被っているというだけの話です。 少なくとも「攻撃的」「平然と嘘をつく」「道徳心が欠如」「他人に共感しない」「他人を操る」なんて性質が、バレバレで表に出てくるような能力の低いサイコパスには、経営者は務まらないはずです。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ] ■株式会社クリエート・バリュー ★経営者向けセミナー「ほんの小さな会社が世界トップ企業になる方法」大阪・9月24日(土) ★無料セミナー「サーモスはなぜ『廃業寸前』からわずかな期間に世界トップ企業になったのか」大阪・10月19日 ★大阪で毎月1回開催「戦略勉強会」 ★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」 ★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」 サイコパス秘められた能力 [ ケヴィン・ダットン ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 3, 2016 12:38:22 PM
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