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テーマ:化学(320)
カテゴリ:授業
足尾銅山に行ってきました→2021/7/11
足尾銅山で銅鉱石の採掘と精錬について興味を書きたてられたので銅精錬の歴史を調べています。 前回は古代の銅精錬でした。 銅の精錬と利用 ①古代; 自然銅→2021/7/13 今回は江戸時代の銅精錬です。 1697年(元禄10年)の銅の生産高は世界一の約6000トンで、長崎貿易の輸出量はその半分にも達する状況でした。このころはまだ新大陸の鉱山が発見されておらず、生産量は世界一でした。 「国立科学博物館技術の系統化調査報告 Vol.6 2006.March」を中心に述べていきますが、その文献には化学反応式が記載されていないので、反応式については20世紀の銅精錬(Wikipedia)から推理しました。 当時の精錬はこの段階を追わず、②~③の繰り返しを「真吹」「間吹」で行ったと私は推理しています。 先日見た「孫氏兵法」という中国のTVドラマで、呉国の青銅剣製造の際、強い剣を作るために水晶を加えると強い剣ができる場面があり、銅の純化にSiO2を加える意味をうかがわせています。
足尾銅山の資料館には、精錬銅を使った天保通貨の展示がありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.19 11:42:26
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