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高校化学の教材;分子と結晶模型の「ベンゼン屋」

高校化学の教材;分子と結晶模型の「ベンゼン屋」

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湯口 秀敏@ Re:明けましておめでとうございます…2022年記事ランキング(01/01) 素晴らしい、継続は力なり、ですね。
2021.09.21
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カテゴリ:授業
化学の授業では、
化学で学習した知識を日常生活のモノ・コトに関連付けて話をします。
先日「気体の溶解度」の導入で炭酸水を教室に持ち込んで授業しました。
次のように演示し、生徒の意見を聞きました。

①未開封のペットボトルを見せて
「炭酸水ペットボトルのすきまに何の気体が入っていますか?」

 生徒→二酸化炭素半数、空気半数の人数が手をあげました
さすがに、たじろぎましたが、知らん顔して次の質問

②ペットボトルの蓋を取ります。「プシュッ」といって気体が抜け、炭酸水から泡が出ました。
 「プシュッ」と音がしたのはなぜ?
生徒→「気体が逃げた」
私→「そうだね。この気体は二酸化炭素なんだ」
ところでこの気体はもともと何気圧で入っていたと思う?
生徒→「1気圧くらい…?」
私→「ぐぬぬー…」
みんなはどう思う?1気圧?1気圧以上?」 

生徒→1気圧の生徒は2割くらい。1気圧以上は8割。
ちなみに、JAS規格によるとペットボトル内の炭酸圧力は4気圧までだそうです。
珍解答として:
「ふたを取ると、炭酸水中の二酸化炭素が泡となって出て、ペットボトル内の気体の量が増え、圧力が高くなる」
ちょっと、順番が違うよなぁ


このあと、炭酸水のペットボトルの発問の答えを言って、
気体の溶解度と圧力の授業を進めるのです。

生徒たちは、問題もよく解けますし、教科書の文字内容については正しく答えます。
しかし、化学は日常生活と関係が深いから身近な現象を分析し説明できるようになってほしい

生徒たちはコーラなど炭酸水をよく飲みます。
しかし、そこで起きている現象には全く無関心、注意をはらいません。
わかる気がしますが、日常生活や世界に学んだことを投影してほしいものです。


気体の溶解度と温度の関係についても、生徒に見せます。
生徒が「これほど現象に目を向けないのかぁ」とよくわかったからです。

お湯はステンレス保温ボトルに入れて教室に持っていきます。
上の写真は、室温27℃と湯温80℃につけた結果です。
(少し時間が経ったので、湯のほうの泡の出方が最初ほど強くない)
泡は、高温のほうがたくさん出ます。

香港では、「熱可楽」と呼ばれるコーラを温めて風邪の時に飲むという習慣があるそうです。


中には、レモンやショウガを入れるそうです。
なんだか効きそう。
この飲み物、シュワシュワと泡が出てるかな?」などと聞いたりします。

身近なものを徹底して見せたい。
ただし、問題意識を持って見せないと、生徒には印象に残らないだろうなぁ。






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最終更新日  2021.09.21 17:45:42
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