埼玉は大雪警報。雪の日は暖かい話題を授業で
埼玉も東京も大雪警報が出ています。明日朝までに大宮で10-15cm,東京で5-10cmの積雪が予想されています。私の勤務校は3:40までに完全下校。明日は9:30から登校となりました。そんな中、授業では「反応熱」の授業第1時間目です。寒いですが、少しは暖かい話を2つ。①「昔から、雪の降る日は暖かい」と言われているがなぜ?融解熱から考えると、水が氷になるのは発熱反応。H2O(液)=H2O(固)+6KJということで、熱が出るので少しは暖かい。なんてね。「諸説があり、厚い雲で放射冷却が抑えられる」とか言われることもあります。溶解熱のカイロ。バレンタインぴったり!【大人気】プチプレゼントとしても最適★癒しのエコカイロ価格:216円(税込、送料別) (2018/1/22時点)【使い方】カイロの中の金属ボタンを軽く押し曲げます。すると透明な液体が白く結晶化し熱を発します。約40度の暖かさが約20分持続します。【再利用方法】沸騰したお湯の中に入れ、白い結晶が完全になくなるまで(約5分程度)煮てください。完全に液体に戻ったら流水等で冷やし、熱がなくなれば再利用できます。※完全に熱が冷めてからボタンを押すと再度結晶化し発熱します。チオ硫酸ナトリウムと酢酸ナトリウムの濃厚溶液を厚手PVCの袋に収めたものです。②試験管にチオ硫酸ナトリウムの結晶Na2S2O3・5H2Oを4cmほど入れて(他は何も入れず)、炎でゆっくり加熱します。結晶水によって溶液になります。そのままそっと保存し、室温まで下げても溶液のままです。溶解度をはるかに超えていますが、過飽和溶液です。授業では、教室に3本ほど持っていき過飽和状態の試験管を回覧。その後、チオ硫酸ナトリウムの結晶を落としてやると一気に結晶が析出します。その際、発熱します。これは、チオ硫酸ナトリウムの溶解熱(解けるときは吸熱反応)です。見た目でも、面白く。結晶の析出によって発熱するのは、生徒には未経験で「不思議だ」と興味深く見てもらえます。生徒は濃硫酸の溶解熱については中学校の時に印象があるようです。反応熱の種類を講義する時に使ってます。