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カテゴリ:授業
3学期始まりました。
2年生最初の授業は「希薄溶液の性質=沸点上昇・凝固点降下・浸透圧」です。 沸点上昇では「溶液の蒸気圧降下」から始めますが、 教科書や図説に載っている写真では実感をつかめないので、 実際に写真のようにU字管で接続した試験管を教室に持っていきます。 左は純溶媒ベンゼン5g、右はベンゼン5gにナフタレン2.4gを溶かしてあります。 しかし、室温18℃に1時間放置してもU字管内の水は同じ高さで変化がありませんでした。 手でそれぞれの試験管の液部を握り30℃程度に温めたところ 暖めるとすぐにU字管内の水面に変化が起き始め、上の写真のように溶媒の蒸気圧が溶液の蒸気圧より高くなり(溶液の蒸気圧が降下した)、右側のU字菅内の水面が上がりました。 水面の高さを同じにして教室へ持っていき、手で温めて水面に差が出ること確認したところで、回覧しました。 18℃だろうと30℃だろうと、気液平衡が起こっているわけで、水面に差が出ると思うのですが、 この「暖めると変化が起きる」現象の原因は今の所わかりません。 調査や研究してみたいと思います。 ご存知の方、教えてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.01.10 20:58:23
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