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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。崖の上だか下だか知らないが、さかなの子で女の子だということはよくわかる。その歌を聞けば。
さて、昨日の川崎競馬メインレースは重賞・ホクトベガメモリアル第12回スパーキングレディーカップ(Jpn III)。トーセンジョウオーが逃げ切り勝ちをおさめました。人気のメイショウバトラーは2着。3着はニシノナースコール。 レース直前の単勝オッズを見ると、メイショウバトラーが人気を集め、つづいてニシノナースコール、ラピッドオレンジまでが10倍を切っています。この段階でわたしの思ったことは、 「あら。トーセンジョウオー、人気ないのね」 です。競馬に中央も地方もないとはいえ、地方競馬にたずさわる人間としては、やはり多少は地方所属馬に肩入れする部分がないでもなく、昨日のメンバーでは地方所属馬でもっとも実績のあるこの馬に期待するのは当然というものです。 休み明けだしJRA勢上位と言われているし、4番手評価というのはわからないでもないけれど、しかしもともとJRAのオープン馬なんだけどな…。年齢的に(7歳)もう終ったと思われてるのか?メイショウバトラーもけっこういいトシ(8歳)だし、けっこうこの馬も勝ちきれないところがあるんだけど、人気、かぶってるなあ。まあこのメンバーならそれも仕方なし、か。 スタートは全馬ほぼ互角。表彰式のインタビューで戸崎騎手は、スタートで少し「のめった」と言っていましたが、すぐに立て直して逃げるかまえのトーセンジョウオー。この強力な逃げ馬を人気馬たちはどう追いかけるか、というところを見てみたいわけです。 メイショウバトラーは好位4番手集団、ニシノナースコールは先頭からはかなり離れて後ろから4番目あたりを追走して1コーナーから2コーナーへ。 実況では1・2コーナーのなかほど(残り1000メートル地点)であらためて先頭から追っていくことにしたのですが、ここで先頭のトーセンジョウオーを見て、心の中でうなることになります。 「う~む。ラク逃げしておるな。コレは向こう正面で人気馬が動いていそがしい展開になるかも(←そうなると実況がたいへん・汗)」 2・3番手にパフィオペディラム・スターオブジェンヌがつけて、見るとこの2頭もとくに先頭をつついて行くでもなく、そして自身もけっこうラク走しています。向こう正面に出ても後続人気馬はまだ追ってこない。で、また心の中でうなることになります。 「う~む。コレ、もしかして前の3頭で決まるんちゃうか。そうなったら(馬券的に)タイヘンなことになるぞ(笑)」 隊列をしんがりまで追っていくと、ラピッドオレンジが(中では)早めに動きはじめ(手ごたえがアヤシクなったのではないかとも思われる)、後方にいたニシノナースコールもさすがにポジションをあげつつあります。が、メイショウバトラーは動かない。そんなんでいいの?と思ったころにレースは残り400メートルの地点にさしかかります。 先頭のトーセンジョウオーを見ると…。 「(目を離したスキに)…突き放しとる…。こりゃ勝ったな。それともラクそうに見えるだけでホントはオーバーペースなのか?(←自分の目を信じていない)」 2番手以下を離して直線にむいたトーセンジョウオーは、最後までしっかりした足どりでまっすぐ直線を駆けぬけ、先頭でゴールしました。2着につけた差は4馬身。道中ラクそうに見えた人気薄のスターオブジェンヌが4着と健闘。5着はラピッドオレンジ。手ごたえあやしそうに見えたけど、やはり伸びを欠いたか。 最後の直線、ゴール前では、 「やっぱしラクだったんじゃん!っつかやっぱしこの馬も強いな。おみそれしました~」 と心の中でトーセンジョウオーにあやまってみたりして。 長期休養明けということで評価をおとしていたトーセンジョウオーですが、牝馬同士の戦いとなればやはり力は全国でもトップクラス。強い馬が復帰初戦を強い勝ち方で飾って、また楽しみがひとつ増えた感じがします。 わたくし個人の趣味としては、度を越した大型馬(失礼)は無条件で応援してしまうので、トーセンジョウオーの活躍はうれしいかぎりです(昨日の馬体重・544キロ。牝馬としては超のつく大型馬。いや、牝馬としてでなくても大きいな・笑)。今後も無条件で応援することでしょう。もっと大きな牝馬が同じレースに出ない限り(可能性・低)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月17日 10時30分28秒
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