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2020年02月03日
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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。豆まき用の豆を買わなくては。


(文末に追記があります 2020.02.04)

さて、皆さんは「ナントカおじさん」という言葉をご存知でしょうか?



わたくし先々週、笠松競馬の実況を担当したのですが、その初日、競馬場職員さんにご挨拶した際に、初めてこの言葉を聞きました。


「大川さんも関本玲花おじさんになるんですね?」

??
何のこっちゃ??


と思ったのは一瞬で、えらいものでニュアンスだけで、だいたいそれがどういうことを指しているのか、わかるものなんですな。


けど、きちんとその言葉の説明を受けたわけでもなく、キッチリわかったわけでもない。
別にどうでもいいとは思いましたが、そのつもりでネット(主にツイッター)を見てみると、そこには「関本玲花おじさん」という言葉がシッカリ存在し、多くの方々に使われているのでした。



(関本玲花騎手 関本騎手騎乗の写真は、谷口浩カメラマンにご提供いただきました)



ええと、この言葉を今知った、という方に、ちゃんと説明することがわたしにできるかどうか、ちょっと不安なしとしないのですが、この稿はそこを論点としておりますので、試みてみますと…。
​​
「関本玲花おじさん」とは…岩手(現在は笠松競馬で期間限定騎乗中)所属、昨年秋デビューの新人・関本玲花騎手のファンで、ネット上(主にSNSということになるんだろうと思うのですが)にその写真などを多くアップし、関本騎手を応援しているひとたちのことです。たぶん。特徴として、多くは自称として使われます。​​



そういうのって、ファンとか追っかけっていうんじゃないの?


とは思うものの、ほら、言葉ってそういうもんじゃないじゃないですか。
次から次へと登場しては、独特な空気感というか雰囲気をまとって使われ、もてはやされたりする。
既存の言葉では言い表せないものが、そこにはある。


「ナントカおじさん」という言葉(言い方)はそういう、まさに現在、生まれて育ち、広まりつつある段階にある言葉…らしいのですよ。

(関本騎手期間限定騎乗の歓迎セレモニーには、吉井友彦騎手会長と水野翔騎手もかけつけました)



ところで当然のことながら、「コレって女の子を追っかける、それなりの年齢の男性をさす言葉なんだな」と思いますわね?


そうではありません。



なんとこの言葉、応援する対象は女性に限りません。それどころか人間じゃなくてもいい(カレーでもいいらしい=後述)。
さらに言うと、応援している主体(つまり「おじさん」であるところの本人)は、女性でもいいのです。年齢も若くてもいい。




ということを教えてくれたのは、国内唯一(本日時点)、令和デビューの競馬実況アナウンサー、弊社新人の鈴木努なのでした。…ヘンなことに詳しいな、キミ。



(レース実況直前の鈴木努アナウンサー 右下)



まあいいや。
とにかく、鈴木努アナウンサーの解説によりますと、この「ナントカおじさん」という言葉、元々は、やはり「関本玲花おじさん」として生まれたモノなのだそうです。


昨年秋、デビューを控えた関本騎手のインタビュー記事などをご覧になった、とあるファンの方が、「関本玲花騎手、いい!オレ、応援することにした!」とネット上で宣言し、かつ、ご自分で「関本玲花おじさん」と名乗ったのがこの言葉の誕生。


さらにこの方、ネット上で「関本玲花騎手を応援するひと、みんな『関本玲花おじさん』って名乗っていいよ」と、使用を推奨。
徐々に「関本玲花おじさん」を名乗る方や書き込みが増えてきた。



と。



ここでさらにこの言葉を広めるのに一役買ったのが、この方。


(笠松・佐藤友則騎手。写真は昨年、南関東での期間限定騎乗中のもの)


1月から関本騎手が笠松所属で期間限定騎乗をおこなうにあたり、佐藤友則騎手が関本騎手の様子を積極的にSNSで紹介し、都度、「関本玲花おじさん」のハッシュタグをつけていったところ、爆発的に(?)言葉が広まったのでした。




先週、南関東地区は川崎開催でした。


この初日から、川崎・山崎裕也厩舎所属で騎乗している、ミカエル・ミシェル騎手。
大注目を集めるミシェル騎手に向けられるカメラの数ときたら、それは大変なものです。ミシェル騎手を応援する方々が全員、「ミシェルおじさん」かどうかわかりませんが、けっこうな数の「おじさん」がいらっしゃるようです。

(ミカエル・ミシェル騎手によるファンサービスイベントには、「おじさん」殺到。もちろん「おじさん」じゃない方々も大勢、声援を送ってくださいました)




(川崎では2勝をあげたミシェル騎手。写真提供:山崎裕也厩舎)




もともと関本玲花騎手の追っかけを表すものとして生まれた言葉が、ちょうどいい具合に新たな対象を見つけ、「ミカエル・ミシェルおじさん」が大量発生。


言葉の使用条件が汎用性を増し、対象を限定しないことで、使用者が増え、言葉の使用頻度も高くなった、ということなんですな。


「関本玲花おじさん」を広めた佐藤友則騎手は、「まさかこんなに広まるとは」とコメントしつつ、ご自身は「太陽カレーおじさん」と名乗り、さらに言葉の普及を促進(?)しています。




と、今回、この「ナントカおじさん」という言葉の登場から拡散・変化やそれにまつわる諸々のことなどを、端的に解説してくれた鈴木努アナウンサーの交通整理能力に感心しつつ、どんなことにでも、いい解説員がいるってありがたいことだなあと思ったのでした。


そして、何にでもその発端があり、諸々の経緯があり、ちょっとした歴史みたいになるのが面白いもんだと、純粋に楽しませてもらいました。




関本玲花騎手は、デビュー4ヶ月。
先日お話をうかがったときには、


「デビュー前に思っていたのとは違いました。もっと乗れると思っていたのですが…」






昨年のこの時期、休催中の岩手から笠松へ競馬場実習に出張ってきていたときより、やや元気をなくしている様子で、


「それ、みんなに言われます。デビュー前のほうが元気だったって」


いわゆるプロの洗礼を浴び、カベを感じているようでした。
しかし先週は名古屋開催で一つ勝ち、明日は高知でレディスヴィクトリーラウンド参戦。


関本騎手らしい元気な姿を全国の「おじさん」たちに見せ、さらにステップアップのきっかけをつかんでもらいたいと思います。


(「デビュー前に見ていた先輩たちと、レースで見る先輩たちは違いますね」という関本騎手)



関本騎手・ミシェル騎手ともに参戦のレディスヴィクトリーラウンド高知は、明日(2月4日)。
高知競馬、第6・8レースにおこなわれます。



全国の「おじさん」のみなさん、もちろん「おじさん」以外のみなさんも、ぜひご注目ください。






(追記)

この稿をアップしたところ、「ナントカおじさん」という言葉について、「使い始めは自分だと思います」という主旨のご指摘をいただきました。
この文章は不十分な認識で書かれたものであることを明記し、お詫びします。

やや詳しくは、個人ブログ「ミツオーのセカンドボイス」に書いておきます。





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最終更新日  2020年02月04日 08時24分51秒
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