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2021年07月05日
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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。冷えていないビールを買ってきて、氷の上でグルグル回して冷やすのが、けっこう好き。



さて、わたくし競馬のレース実況をなりわいとしております。



競馬実況アナウンサーのイメージってどんなふうですか?



わたし自身、ときどき言われることですが、


「よくあんなに早口でまくし立てられますね?」


という、おそらくコレは褒めているつもりなんだろうなあと思うお言葉。
実はコレ、競馬実況アナウンサーが言われると、残念に思うことの一つなのです。…よね?と同業のひとに語りかけてみる。


少なくともわたし自身は、早口だと思われてるんだとしたら、ダメな仕事したなあと反省します。
聞くひとが早口だと感じないように、でも十分な情報を限られた時間に詰め込んでちゃんと聞き取れないとイカン。


早口に聞こえないのにたくさんしゃべってる!というのが理想です。
むろん、たくさんしゃべらなくても十分に状況をお伝えできる表現があるなら、そのほうがもっといいですけど。




次に、上の言葉とセットで言われることが多い、


「舌かみそうな馬の名前ちゃんと言えてスゴいわあ」


というやつ。
ええ、あの、すみません、ちゃんと言えないこともけっこうあります。


ちゃんと言えなきゃダメに決まってるんですが、どうも「競馬実況アナウンサーに挑戦!」みたいな、一体誰が得するんだか判然としない使命感を持った馬主さんや命名者さんが、世の中には少なくないものと見えて、明らかに言いにくい名前をつけました!という馬が、いっぱいいるんですな。最近話題になったあの馬とか。


命名者さんがあえて狙っていなくても、結果として言いにくい名前、「噛みそうな」名前になってしまった馬は枚挙に暇がありません。



われわれ実況アナウンサーは、そうした「難読馬名」に負けないよう、日々練習・鍛錬に明け暮れているのです。


という努力を認め、その成果を世の人々に知らしめよう!という意図なのか、それとも単純に、困る姿を見て面白がろうと思ったのか(説明では前者と聞いている)、ちょっと変わった企画が持ち上がり、わたくしその企画に乗っかって動画出演しました。




ご覧いただいた方、ありがとうございました。
知ってるけど見てないという方、ぜひご覧ください。
見たいと思わないという方、そんなことおっしゃらずご覧いただきたく。



地方競馬盛り上げ隊「ファストテイク」




というのがそれです。
地方競馬実況アナウンサーに、実在の難読馬名をもつ馬ばかりを集めた架空のレース実況をさせて、その様子を動画撮影、公開するというモノ。



ルールとして、レースは台本(バーチャルとかで走らせてそれを実況するわけじゃないということ)。
出走馬も台本(レース展開その他)も、全くの初見。
動画撮影は一発勝負。撮り直しなし。NG的になってもそのまま放映。



「ファーストテイク」のパク…じゃない、オマージュにもなってるんですな。





難読馬名初見架空レース実況動画に出演したのは、


三宅きみひとアナウンサー(兵庫)
西田茂弘アナウンサー(元福山 ホッカイドウ、笠松)
石堂響アナ…じゃない、騎手(兵庫 実況が特技)



と、わたくしミツオーです。








難読と言われる馬ばかり16頭のレース。
しかも台本を読み上げるカタチ(多少のアドリブはオーケー)。それを初見で。



苦戦しないほうがどうかしています。



実際わたしも、きわめてスムーズに全く詰まることなく、とは行きませんでした。
途中でアタフタした。





ですが、こと「難読馬名」という面だけを見れば、おおむねきちんと言うことができました。いや、自慢じゃないんですけども(「自慢じゃない」というときには、大体において自慢的要素が入っているものなのですよ、ふふふ)。



呼ぶのが難しいハズの馬名なのに、どうして(そこそこ)ちゃんと言えたのか。



すみません、コレ、わたしちょっとズルかったです。



いや、もちろんホントに初見でやりましたし、撮り直しもしてません。一発勝負だったのは他の出演者さんと同じ。





なのですが。





まず、事前に「難読馬名の候補があったら教えてくださいね」という、制作からの呼びかけを、わたくし無視しました。


だって、自分が上手く言えない馬名なんか教えたくないもん。採用されたら苦戦するの目に見えてるし。
おかげで、あの馬とかあの馬とかあの馬とか…、苦手な、何度練習しても上手く言えない名前の馬は、出走していませんでした。ふふふ。選から漏れたんだな。ふふふ。


次に、ここに登場した馬、ほとんど知ってました。名前そのものを初めて見た!という馬は、ほんの何頭か。


しかも、わたくしこの内のかなりの馬を、実際のレースで担当したことがあったのですよ。



おそらく中で特に手強いんじゃないかと思われる、



アンドロメダザダゾ
カルビアブリカルビ
カポデテュティカピ
スモモモモモモモモ



は、担当済み(一度、上の名前を声に出して呼んでみてくださいよ)。
他にも実戦で担当した馬が何頭も。



でもって、



シンカタタタキキ
パピプペポパピー



は、対戦したことのない馬でしたが有名ですし、出てくると予想して、事前に散々練習してました。練習の甲斐あって上手く言えた。ふふふ。




正直ね、わたしが鋭意取り組み中だった


フォルデュラン


を、台本中、連呼させられたら、絶対ひどいことになったと思うのですよ(なぜこの名前を今、公表しているかというと、先日、帝王賞デー最終レースにフォルデュランが出走、これまでになく上手く言えたんですよ。しかも何度でも。どうやら攻略したらしく。ふふふ)。



自分が絶対上手く言えないフォルデュランは、だから制作には教えなかったわけです(他に何頭も、教えなかった馬がありますが、これは内緒)。





だから、ホントに他の出演者の方々には申し訳ないんですが、わたくしだいぶんアドバンテージもらってました。



それであんなもんですから、ハッキリ言って、大したことないです。わはは(笑っている場合ではないかもしれません)。


と、ここまで読んでくださった方、件の動画をもう一度、いかにミツオーがズルかったかを踏まえてご覧くださると、他の出演者の方々の偉さをおわかりいただけると思います。






三宅氏は、もう一度やらせてほしいとおっしゃっています。リベンジしたいんだそうです。いや、十分スゴかったと思うがなあ。っつか、物好きやな、アンタ。


そして、わたくし自身は、二度目は絶対出ませんが、上に書いたように、他にも難読馬名を隠しているという自負がありますので…次があるなら台本作成者として使っていただきたいと心底思っているのでした。



実際この企画に出た「プロの競馬実況アナウンサー」として、ホント、ストレートに、他の同業者の皆さんが傍観者でいるのがガマンできん(いや、先輩諸氏もあるので、あんま強硬なこと言えませんが)。


日本に生息する競馬実況アナウンサー全員が、等しくこういう目に合ってくれるのが、わたしの願いです。



いや、この企画、けっこうプレッシャーだったんですよ。終わってみたら面白かったですけどね。



てなわけで、繰り返しになりますが、ぜひ「難読馬名架空実況に苦戦する喋り手動画」をご覧ください。
そして、「面白いから二度目をやれ」とリアクションしていただきたく。





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最終更新日  2021年07月05日 11時50分05秒
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