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テーマ:美術館・博物館(1516)
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宮崎県立美術館にて行われた、ナポレオン・ボナパルトに関する展示に行ってきた。
ナポレオン。「谷間のライオン」という意味らしい。 某国の現首相も「ライオン」なんて言われているが、比べるまでもない。 その辞書には「不可能」という言葉がなかったり、 睡眠時間が三時間しかなかったり、 敗戦の後に兵法書『孫子』の存在を知って、「もっと早く出会っていれば」と後悔したり。 身長168cm。ほぼダブルチョップと同じ。 早食い。好きな料理は「鶏のマレンゴ風」。 風呂好き。長湯らしい。 コロン好き。スミレ、ローズマリーが好みだったらしい。 愛読書は『若きウェルテルの悩み』。1回、読んでみよう。 1815年6月18日。ワーテルローで大敗。 ※6月18日はダブルチョップの生誕記念日。なにか因縁をば感じる。 その後、アフリカのセント=ヘレナ島に流刑。 六年後の1821年5月5日午後5時49分。流刑地にて没。享年51歳。 デスマスクのレプリカがあり、触れることができた。 その安らかな死に顔。 波乱万丈の生涯を終えることへの安堵感か? ちっぽけな島に押し込めれ、監視に2000人もの見張りをつけられた、自分の存在感に満足したのか? 再起しようという欲、野心はなかったのか? 自己の野心の底のなさに気づいてしまったのか? レプリカの頬をなでながら、ボナパルトに語りかけたところで、答えは返ってきまい。 残された資料から推察するしかないのだ。 ボナパルト。「庶民の側に立つ者」の意。 1840年。ナポレオンの遺骸は、セント=ヘレナ島からパリに戻ってきた。 没後19年。英雄の帰還に、弔問者は途切れることはなかった。 その数、150万人。 フランス史に、ヨーロッパ史に、世界史に狂おしく咲いた一輪の花。 この花は、色褪せるということを知らない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 23, 2005 12:20:47 PM
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