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![]() 火の鳥(10(太陽編 上)) 壬申の乱が舞台。 大友皇子と大海人皇子の対立と、仏教VS日本古来の自然神信仰を絡め、さらに、未来の壬申の乱に模した争いを絡めて展開。 未来の宗教「光」は、のちのオウム真理教に似ている。 ヘッドギアの件なんか、オウムがまんま真似をしたんじゃないか、というくらい。 「光」は、十数年前に地下へと阻害した「影」に倒されるのだが、その「影」のリーダーが教祖になって新しい宗教を樹立。 この「影」のリーダーも、どことなく麻原彰光に似てないか? 今編では宗教対立がテーマ。 壬申の乱の時代では、天皇中心の中央集権国家樹立のために、中大兄皇子が仏教を利用、日本古来の神を重視する大海人皇子と対立、中大兄死後、壬申の乱に至っている。 現在の中東情勢も、「自由主義・資本主義」を教義として「グローバルスタンダード」を経典とする「アメリカ教」の力ずくでの布教活動と言ってもいい。 この『太陽編』が書かれた当時から、宗教対立はあっただろうが、手塚先生の先見性には驚かされる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 6, 2006 01:48:36 PM
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