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February 20, 2006
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ブッダ(第4巻)
ブッダ(第4巻)


アッサジの話。
熱病で生死の境をさまよったアッサジは、未来を読み取ることのできる力を授かって無事生還する。
アッサジの能力は人に希望を与えることもあり、逆に絶望を与えることにもなる。
アッサジ自身、自分の死期を知っており、元来の性格と見かけからかアッサジが苦悩しているようには見えない。
それを見守るシッダルタの方が苦悩し、なんとか助けてやりたいと力を尽くす。
結果、アッサジは助からなかった。
飢えた狼の親子に自らの体を奉げたのだ。
アッサジの壮絶な自己犠牲を目の当たりにしたシッダルタの心の叫び。
苦行林で行う様々な苦行よりも凄まじい苦行を行ったアッサジ。
アッサジの件のほかにも、修行僧が自らを痛めつける苦行よりも、病や死、差別といった他に強制的に押し付けられた苦しみに耐えている人々がいる現実を知ったシッダルタ。
やがて、シッダルタは悟りを開くこととなる。


その巨躯で人々に恐れ嫌われたヤタラ。
彼は実の両親を殺され、母親のように慕った女性にも死なれ、また自らの境遇をも呪い、さまよううちにシッダルタに出会う。
シッダルタは語る。
「おまえは自分が一番不幸な人間だと言ったが、そのふたりのお母さんの方がもっと不幸なのではないか」
「ずっとたどっていくがよい。人間誰も彼もみな不幸なのだ」
「この世に幸福な人間なぞありはしない」
シッダルタの口から発せられる言葉のひとつひとつにヤタラは救われていく。
生きるのぞみを見つけたヤタラ。
自分の意思とは関係なくヤタラに語りかけ、それによって悟りを開いたシッダルタ。
それからシッダルタは「ブッダ」と名乗ることとなる。
『ブッダ』での名シーンと言えるだろう。


それから、ルリ王子。
自分の母親が奴隷の身分だったことを知ったときの苦悩。
奴隷部屋に疫病が発生し、ルリ王子は予防のため奴隷もろとも焼き尽くす判断をする。
奴隷部屋には自分の母親もいるのだが、ルリ王子は非情に徹する。
母親はヤタラに連れ去られるが、やがてヤタラに看取られて死んでしまう。
ヤタラのあとをつけてきたルリ王子。
墓をつくり、ヤタラは悲しみのあまり彷徨いだす(このあと、シッダルタに出会う)。
ヤタラが去ったあと、ルリ王子は母親の亡骸に泣きつき、その死を悲しみ、王子という立場上、非情な振る舞いをしたことを詫びる。
ここも名シーンと言えよう。





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Last updated  February 28, 2006 02:06:59 PM
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