今朝TBSの「朝ズバ」でニホンザルによる被害が京都で15億円にものぼっていると
特集していました。いつもは08:00まではTBSや日本TVのニュース系コーナーを見て
いて08:00からフジのとくダネ!にチャンネルを変えるのを常としていた(フジはめ
ざましテレビが芸能系なので、それまで他のチャンネルを回しながら、おもしろそ
うなのを見て、個人的に好きな小倉さんのとくダネ!を見るという感じ)。今日は
この特集が続いていたので、そのまま見てしまった・・まぁそれはどうでも良いの
ですが・・。
この特集では、京都の町がニホンザルの群れに襲われ、その被害は15億にもなっ
ているというものでした。ニホンザルの被害といえば日光等あちこちで話題になっ
ているが、京都でも起こっていたとは驚きであった。
その主な原因はやはり餌付けと生息環境の破壊だそうだ。ニホンザルの行動調査
等のために研究者が餌付けをして人間にならしてしまったのが発端で、さらにニホ
ンザルの生息環境が開発などで破壊されて餌が取れずに群れが町中に出て来ざるを
得ない状況になったようです。
ニホンザルは人間になれてきているので、威嚇さえします。何でかお巡りさんが
呼ばれて銀行などで使うカラボール発射銃?などを使って追っ払いますがいたちご
っこです(どんなことでも呼ばれてお巡りさんも因果なものです)。
この野生動物への餌付けというのは、もっとも人間の犯しやすい自然破壊の一つ
で後々重大な結果を招きます。それを昔とはいえ、研究者が行いその後のケアをせ
ずに放置したとは・・ニホンザルを犠牲にして何の研究をしていたのでしょう・・
何とも唖然です。
確かに動物は餌付けすると自分に寄ってくるようになりかわいいものです。でも
それをやって良いのはペットです。野生動物は野生下で自分で生きていかなければ
なりません。どこまで責任もってえさをやり続けることができますか?それに人間
向きの味が付いた食べ物は小さな動物には濃すぎます、当然その影響は必ず出てき
ます。
それに野生動物が本来の生息環境の野山から出て道中に出てくれば、交通事故も
あるだろうし、犬猫と接触することでの様々な感染の危険が増します。一番端的な
例がタヌキです。交通事故や疥癬という病気(犬から接触感染するそうです)で鎌
倉などのタヌキはほとんどいなくなったと言われています。
この餌付けというのが、個人的偏見かもしれませんが、高級住宅街の知識層ほど
行っているようで、神奈川の動物トラブル(タヌキの急激な減少やタイワンリスの
被害など)が鎌倉から始まっているのがそれを物語っています。
番組ではみのさんが、ニホンザルの養える場所を作らなきゃダメ・・と言ってい
ました。確かに高崎山のニホンザルのように一度餌付けされ、人間になれてしまっ
たら最後まで面倒みなければならないのかもしれません。
ただ私たち一般人には環境破壊はすぐには止められないと思いますが、いまやっ
ているあなた!餌付けは直ちにやめましょう。一見動物のためのようで実はその子
に過酷な運命をしょわせているようなものなのです。よくテレビでもほほえましい
光景のように餌付けしたタヌキやフクロウなどが家にやって来るのを映しています
が、これも罪作りですね。相変わらず散漫ですいません、独り言でした。
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