22日、死者が100人を超えた。乗客乗員476人のうち死者は106人となった。
16日に珍島沖で起きた韓国の旅客船セウォル号の沈没事故をめぐり、韓国メディアの多くは、人災の可能性が次第に大きくなってきたと指摘している。
船長のイ・ジュンソク容疑者が、なかなか乗客に避難指示を出さなかった。 また、イ容疑者は乗客たちを船に置き去りにして避難した。
セウォル号が16日に衝突し、沈没する運命だと分かったから、大慌てで船長以下乗務員が逃げ出したのだ。衝突で大きな音がしたが、乗客は何が起こったのか知らされていない。
つまり、この船は古い上、外洋向けでは無かった。しかも後部甲板は客室に改装してあり、船体が不安定で、積み荷がオーバーしていた。
これだけでも船体が相当無理をしている事が分かる。更に、船が何かと接触すれば、船底溶接部に亀裂がはしり、浸水が始まる。
トレーラーの運転手の男性は「群山(クンサン)海域を通る頃、船がガタガタして、15度程度傾いている感じがした」という。
1時間前から異常の兆しを感じたとする乗客・乗組員・目撃者などの証言が相次いでいる。
救助された乗組員のソン某(20)氏は「乗客陪食が盛んに行われていた時から船が傾き始めた」「午前8時少し前だった」と記憶を辿った。
ボイラー室に勤務した乗組員チョン某(61)氏も「午前7時40分、業務を終え業務日誌を書いている途中、突然船が傾いた」「窓が割れ、粉々になり、乗客が片側に偏った程だった」と伝えた。
周辺海域で作業を行っていた漁民達の目撃談も、これを後押しする。
珍島(チンド)郡鳥島面(ゾドミョン)の住民のイ某氏(48)氏は「ワカメの養殖で、明け方に海に出たが、午前8時頃大きな船が止まっていた」「あんなに大きな船が止まっているのは、おかしいと思った」と振り返った。
救助作業にも参加した漁民の証言は、更に具体的だ。
この漁師は「海にワカメを取りに行く時間が、朝6時30分なので、私が海であの船を見たのは、恐らく7時~7時30分頃だった」とし、「白い船が止まっていて、変だとは思ったが『大した事じゃない』と思ったので、そのまま村に帰って来たが、9時を少し過ぎた頃、村長から救助作業に参加する様放送があった」と伝えた。
安山(アンサン)檀園(タンウォン)高校の掲示版には、午前8時10分『船に連絡が取れない』と、済州(チェジュ)海洋警察が学校に電話連絡をしたとする内容も書かれていた
セウォル号は7時30分~8時頃停船していた。何のために?やはり船が海中で何かにぶつかったのだろう。報道では急旋回で荷崩れと言う事になっているが、衝撃後に旋回を始めたようだ。突然船が傾く程の衝撃は潜水艦意外に無いと思う。
その後、セウォル号は停電している。これこそ衝突により、機関に損傷を受けたとは考えられないだろうか。事実は軍機密扱いとされ、隠ぺいされたのだと思う。韓国は今も戦争国であり、実際には軍が采配している。