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カテゴリ:電子工作、オーディオ自作
真空管式アンプTU-879Sですが、相変わらず良い音を聴かせてくれます。
このTU-879Sは千葉の自宅に置いてあり、週末はこれで聴けるんですが、平日は社員寮なので、従来の自作のトランジスタアンプで聴くしかありません! ちなみに、スピーカは自宅も寮もフルレンジのFE83(FE87)です。エンクロージャだけは違いますが...(ダブルバスレフと密閉+3Dウーファ) それからTU-879Sですが、フルレンジのスピーカとは相性が良いようです。 このように、真空管アンプに魅了されているので、もう一台、真空管式のアンプがほしいところですが....ここで、何で、真空管アンプが音が良いんだろうと思うようになりました。会社に真空管に詳しい人がいて、この人が言うには、真空管回路はレギュレーションがいいから立ち上がりの良い音が聴けるのさ...と、答えてくれました。つまり、真空管は電圧が高い分、電力供給ラインのインピーダンス(抵抗)の影響を受けにくいとのことです。確かに、トランジスタ回路はインピーダンスが低いので、影響を受けそうです。 話が長くなってしましましたが、真空管に近い特性の増幅素子ならば、もしかしたら、似たような音になるんではないかと思い、実験してみました。 回路は非常にシンプルです。手持ちのFET(2SK30)の中から特性の揃ったものを2個選別し、自作パワーアンプに組み込みました。 FETは電圧制御素子なので、動作原理は真空管と同じです、2SK30のデータシートから入出力特性を見ると対数カーブになっているので、歪みが生じますが、理屈抜きで、試してみました。この回路にはNFBは掛かっていません。(1.2KΩによる電流帰還だけです。) 結果ですが、中高音が前に出できて、以前よりも好ましい音色です。 余計な回路が入って、歪みも増えた(増えたはず?)なのに、何故でしょうか?...NFBの影響?....それとも気のせい? 現在、この回路を、パワーアンプ内に組み込んで聴いています。 まだまだ、TU-879Sには及ばないと思いますが... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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